さて、京都から回ってきましたバトンは「大阪のおもしろいけず話」です。
いやいや、いけずは京都の専売特許じゃないですかね。
大阪のいけず話ってあるんでしょうか……。
そもそも「いけず」って標準語じゃないですよね。
と、思って少し調べたら、やはり関西地方の言葉のようです。
愛する『新明解国語辞典(第三版)』によると、〔関西で〕いじわる(な人)だ、そうです。
思った以上にストレートな物言いでした。さすが新解さん。
個人的に、この第三版がまあまあ狂ってて好きです。
ちょっと話がズレますが、先日、北海道に行ったときにとても楽しくて帰り際に「この体験を一生しがんで生きます」と、地元の方に言ったところ、通じず。「しがむってなんですか?」と。
まさか通じないと思っていなかったので、うろたえました。
「えっと、スルメとかをいつまでもかみしめてる感じでしょうか」と、しどろもどろに答えてしまいました。
こちらも関西地方の言葉のようです。
関西出身の芸人さんがテレビで活躍するようになって、関西弁があたかも一般的な言葉として使われることが増えたので、ついうっかり生きてしまっていました。
申し訳ありません。
閑話休題。
大阪のおもしろいけず話、ですよね。
いけずって、感覚的なものですが、最後まで刺しきらないというか、少しの逃げ場を残したいじわるというか、そういうものとして捉えております。
あと、いけずって、受け取り側に伝わってなければいけずにならない、といいますか。
いじわる、もそうですけどね。
ちなみに、いじわるは相手のことが分かってるからこそ出来る、という名言(迷言)があります。
ようは相手がいやだな、憎そいな、と思うことをするのがいじわるだからですね。
これをやったらいやがる、ということが分かってないとできない、つまり相手をものすごく理解しているということになります。(さらっと出しましたが、憎そい、も関西弁かと。似た語感で、ヤニこい、もあります)
まぁ、関西人がいけずをするのは相手が嫌いだからというより、漫才のボケとツッコミくらいの様式美のような気もしますが。
事ほど左様に、いけずとは間合いと関係性がとても大事なものなのではないでしょうか。
「大阪のおもしろいけず話」を、いけずな形でお答えしたします。

※写真は文章とは関係のありません。おいしそうな写真で癒やされてくださいませ。まあるく収めましょ。