さて、回ってきましたバトンは「大阪人の弱点」です。
世間一般の大阪人のイメージとしては、コテコテでズケズケと突き進む人たち、ですよね。
ある意味、無双な人たちと言いますか。
そんな人たちに弱点はあるのかい? そう問いかけたくなる気持ちは分かります。
ですが、一般論で回答しますと、そりゃまあ、人それぞれ。
大阪にも、もちろんいろんな人がいます。
引っ込み思案な人もいれば、豪放磊落(ごうほうらいらく)な人もいます。
その分布比率は、おそらく全国と変わらないんじゃないですかね、とは思います。
が、強いてエリア的な弱点を挙げるとすれば、やはり前回の「お笑い文化の実は……」と相通じるというか、ほぼ一緒というかになるかもしれません。
大阪は、そこそこの街の規模があるので、エリア内で経済的にも、文化的にもそこそこ自己完結できてしまう部分があるから、都市としての成長欲があまりないかもしれません。
それはつまり意外と保守的と言い換えることができるかもしれません。
そうなんですよね、ガツガツしてそうで、意外とガツガツしてないといいますか。
金儲け至上主義に見えて、実はそうではない、気がします。

むしろ他の都市に出し抜かれていることが多いのが大阪なのかも、と思う部分もあります。
逆に、そのゆるい部分あるからこそ、いろんな人を受け入れることができるんじゃないかな、と感じることは多いですね。
例えば、大阪・関西万博という、なんとも絶妙なネーミングにも現れているような気もしませんか?
あとは個人的には、やはりもうこれはもうみなさんが思うとおりですが、「大阪からやってきました」と言うと、おもろいことをいう人として期待値が爆上がりすることでしょうか。
いや、大阪人の大半はおもしろくないです、と言いたい。
おもしろいことを言おうとして生きてないですしね。
そういうおもしろい才能がある人は芸人になってます、すでに。

あと、ボケとツッコミと言いますが、ひとりでボケとツッコミはできないので息の合うパートナーが必要です、とも言いたい。
漫談的に一人でボケツッコミもできなくはないですが、こちとら一般人ですからね。
ただ「おもしろいこと言ってくれそう」なオーラを出されると、焦っておもしろいことを言おうとして、だだ滑りすることは多々あります。
そういう意味では、無理におもしろいことを言おうとしてしまうけどおもしろくない、のが弱点かもしれません。
もちろん、超絶おもしろい素人がいることも間違いではないですが。
繰り返しになりますが、大方の大阪人のお笑いスキルは、全国と比べてすごい高いワケではないんじゃないでしょうか。
お笑いを見るスキルは高い気がしますが。
写真/竹田俊吾