大阪・SAVVYの竹村さんからのお題は「素敵な夜の過ごし方」。
ちなみに私の日常は、町の居酒屋を夕方からハシゴして、締めは中華そば。
スープを飲み干し、血管の隅々まで脂分を注入させるまでがデフォルトです。
ああ、なんて幸福に満ちた甘美な夜。
満腹中枢が麻痺したまま重たい布団に滑り込みたい。
これ以上、怠惰、いや素敵な過ごし方が世にあろうか。
とはいえ、そんな私にも酔わない夜はある。
今回は仕事を終えて訪れたい、小さな映画館とコンサートホールのお話です。
和歌山市中心街にある商店街「北ぶらくり丁」の一角にあるミニシアター『CINEMA203』。
ビルの一室をリノベーションし、10席ほどのこじんまりとした映画館として、主宰の高水美佐さんが2023年10月に開設しました。

アメリカの大学に留学して映画を学び、国内の映画配給会社でキャリアを重ねた高水さん。
和歌山にUターン後も映画と関わりを持つなかで「良質の作品を和歌山の皆さんにも見てほしい」という思いが強くなったのがシアターを立ち上げるきっかけでした。

ここでは大手興行が手がけないような作品が月替わりで上映されます。
スクリーンとの距離が近いため、自宅のモニターやスマホでは味わえない迫力を間近で感じることができます。
でも腰を掛けると、ほぼ100%の確率で一度は寝落ちしてしまう私。
それだけゆったりくつろげて映画の世界に没頭できるということです(汗)

SNSから発信される作品紹介が誘い上手で「あ、これも観たい!」と思ってしまいます。
和歌山では映画館でここまでマイナーな作品を見る機会がほとんどないので、未知なる作品との出会いの場として貴重な存在なのです。

音楽に浸りたい夜は、コンサートホール『LURU HALL(ルルホール)』(和歌山市狐島)のシートをリザーブしておきます。
音楽は時を超えて、場所を超えて繋がるもの。途切れることなく続く様を表す「縷々」を名前に冠したホールは贅沢にも33席のみ。
本格的なコンサートホールの機能を備えた空間に、スタインウェイピアノの存在感が際立ちます。
演者の息づかいや、楽器を操る指先まで見えてしまうライブ感は、ここでしか堪能できない、どこもかしこも特等席。
クラシックコンサートを中心にアコースティックライブ、カフェイベントや講談なんかも開催されます。上質な演奏空間の噂を聞きつけ、全国からアーティストが演奏に訪れています。
オーナーは和歌山のシニア世代なら一度はお世話になったレコード店「IWAKI」(岩喜蓄音機店はなんと創業90年らしい!)を営んでいた岩橋和廣さん
今年はホール開設10周年ということで、良質なコンサートが目白押しだそうです。

無農薬梅干しの量り売りスペースもあります
そして最後は忘れちゃいけない、お約束の「締め」。
ルルホールがあるテナントの2階にある『The plant based IRODORIYA 咖喱麺』で、今宵の一杯をいただきます。
日本では珍しいヴィ―ガンのカレーラーメンが食べられるお店です。
ラーメンメニューはつけ麺とまぜ麺の2種。ガッツリいきたい時は、スパイスの効いた「Plant Based Spicyキーマカレーまぜ麺」をセレクトします。

カレーまぜ麺に温玉とタンドリーチキンをトッピング。パクチーも忘れちゃいけないよね

植物性素材を使っているはずなのに、この旨味とコクはなんなんだ!と思わせるパンチのある味わいはクセになること必至。
麺がなくなる終盤戦にはお約束のライスを投入し、これでお腹大きくなる(←和歌山弁?)こと間違いなし!

このテナントの2階奥に我が事務所があります
実は…お店の隣がうちの事務所だったりします。
音楽を堪能して、麺で締めて、眠くなると事務所に戻って仮眠という、これが私のアナ○ースカイ、いや、「素敵な」夜の過ごし方でした。