「敦賀の手土産文化に新たな風を吹き込む。」テイクアウト専門のクレープ店2go crepesオーナー・大坊布美子さん【嶺南こんにちは通信】

日替わりの６種類のクレープづくりに朝早くから大忙しです。

接客係を務める長女の倫代さんは、定番メニューだけでなく、季節のオススメ商品なども優しく教えてくれます。

元々、3人で何かお店をしたいと考えていたそう。

せっかく姉妹でやるのだから、自分たちができることを考えた時に思い出したのが、子どもの頃に母親が作ってくれた大好きなおやつだったそうです。

布美子さんは「特にクレープを作ってくれる日は、学校から家に帰るのが待ち遠しく、その日一日が楽しかったんです」と今でも当時のワクワクを覚えています。

お客さんにも同じような気持ちを味わってもらいたくて、カスタードクリームが入った四角いクレープという母親の作り方を守っているそうです。

大工である父親にも協力してもらいながら自分たちでつくった店舗は、シンプルで落ち着くカフェのよう。

店名の「2go」に込めた「沢山の人に気軽に立ち寄ってもらいたい」という想いの通り、親しみやすい雰囲気になっています。

近所の高校生から観光客までさまざまな人が立ち寄り、店の前に置かれたベンチでクレープを味わってくれています。

近くのコンビニエンスストアで紹介されて来てくれた方も多いそうです。