福井の魅力的な観光スポットガイド！見どころ徹底解説

【アクセス】北陸自動車道 福井ICより車で約10分

【滞在目安】約2時間～

某携帯会社のCMで「白い犬のお父さん」の故郷としてロケ地になったことで一躍脚光を浴び、全国的にその名を知られることになった一乗谷朝倉氏遺跡。

今から約400年前の戦国時代に、越前国を支配した戦国大名・朝倉氏の都市遺構です。

織田信長に滅ぼされて以降、この地は見捨てられ、長年土の中で眠っていましたが、昭和42年に発掘され、武家屋敷や城下町など当時の町並みがほぼ完全な姿で復元されました。これが所以で「日本のポンペイ」とも言われています。


平成19年には全国で6例しかない国の三重指定（特別史跡・特別名勝・重要文化財）も受けました。

※一乗谷朝倉氏遺跡以外で国の三重指定を受けているのは、京都の金閣寺・銀閣寺・醍醐寺三宝院、奈良の平城宮、広島の厳島神社。

戦乱の世の栄枯盛衰と1万人が生活していたという城下町での暮らしぶりに、想いを馳せてみてはいかがでしょうか？

 豆知識

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公・明智光秀にとっても、一乗谷朝倉氏遺跡はゆかりの深い場所。

明智光秀は一乗谷の朝倉氏に仕え、一時期をこの地で過ごしていたと言われています。

また、この場所から近い福井市東大味町（ひがしおおみちょう）には「明智神社」という明智光秀が朝倉氏に身を寄せていた時の住居跡があります。

この地は、光秀が柴田勝家らに安堵状を発給させたことで、戦禍から逃れることができたと言われています。

明智光秀というと裏切り者のイメージがありますが、こうしたことから住民は彼を慕い、光秀を「あけっつぁま」と呼び、今もこの神社を守り続けています。

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地元民からのおすすめポイント

福井の桜と言えば、福井市内の足羽川並木が有名ですが、一乗谷朝倉氏遺跡一帯もお花見スポットとして有名。シンボルである「唐門」と美しい桜のコラボレーションは歴史のロマンを感じます。

また、毎年8月には「越前朝倉万灯夜」と「越前戦国まつり」を開催。

朝倉氏が一乗谷で栄華を誇った時代を再現した戦国時代行列や火縄銃砲演などが行われます。夕暮れからは約15,000個のキャンドルが灯し、昼間とは違う幻想的な夜を楽しめます。

※2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により「越前朝倉万灯夜」は無観客ライブ配信、「越前戦国まつり」は中止となりました。

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【アクセス】北陸自動車道 金津ICから車で約25分

【滞在目安】約1時間30分～

崖っぷちで犯人を追い詰めるラストでお馴染み、サスペンスドラマのロケ地としても有名な東尋坊。

約1kmに渡って、高さ20ｍ以上の柱状安山岩が連なり、独特の奇観を構成しています。

東尋坊はその景観を守るため、フェンスやロープなどが一切ないのが特徴。

崖のすぐ近くで迫力ある絶景を見たいのであれば、ぜひスニーカーなど歩きやすい靴で訪れてください。

東尋坊観光でおすすめなのが、海上からそそり立つ崖を見上げることができる東尋坊遊覧船。一周約30分で、絶景ポイントを巡りながら、希少な自然を間近で見ることができます。

また海からだけでなく、陸上からも絶景が楽しめるのが高さ55ｍの東尋坊タワー。展望台からは、白山連峰をはじめ眼下には東尋坊・雄島・越前海岸などが一望できます。

東尋坊へと続く商店街通りでは、お洒落なカフェや地元漁港で水揚げされた新鮮な海鮮グルメが味わえる店が並んでいるので、観光とグルメが一度に味わえるスポットです。

 豆知識

地質学上でも珍しい「柱状節理」と呼ばれる形状の巨大石が、ここまで大規模に形成されているのは、日本でもここだけなんだとか。地質学的にも貴重で、国の天然記念物にも指定されています。

実は「柱状節理」の世界三大絶勝の一つにも数えられています。

そして、もう1つ。「グリーンフラッシュ」と呼ばれる現象を、ごく稀に見ることができます。

太陽が水平線に沈んだ直後に、一瞬だけ放たれる緑色の光。

“この光を見ることができたら幸せになる”と言い伝えられているそうです。

地元民からのおすすめポイント

商店街通りは、沸騰ワード10や旅番組など全国放送の番組でもよく取り上げられる有名スポット。

お店の軒下には、様々な芸能人の写真やサインがあるので、色々見て歩くのも楽しいかも。

また、毎年カニが解禁する11月6日以降は新鮮な越前がにを食べられるので、その時期を目指して訪れるのもオススメです。

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【アクセス】北陸自動車道 丸岡ICから車で約5分

【滞在目安】1時間～

北陸地方で唯一残る「現存十二天守」の一つで、安土桃山時代に建造されたと推定される天守は国の重要文化財。

現存する天守閣では最も古く、城郭建築史上の中でも、特に重要な遺構とされています。

別名「霞ヶ城（かすみがじょう）」とも呼ばれ、春には満開のソメイヨシノ400本の中に浮かぶ幻想的な姿を眺めることもできます。

また、福井県の足羽山でのみ採れる「笏谷石」を使った石瓦、全国でも珍しい急こう配の階段など見どころは満載。

天守閣とともに現存する“野づら積み”の石垣は、大雨でも崩れる心配のない排水構造で出来ていて、当時の職人たちの知恵を肌で感じることもできます。

 豆知識

「人柱お静」という伝説の通り、毎年4月に堀の藻を刈る頃に丸岡城は大雨に見舞われ、人々はそれをお静の涙雨と呼びました。

現在城内にはお静の慰霊碑が残っています。

「霞ヶ城」の名の由来は合戦時に大蛇が現れて霞を吹き、城を隠したという言い伝えによるものです。

地元民からのおすすめポイント

2020年4月に、丸岡城のふもとにオープンした「城小屋 マルコ(しろこやまるこ）」は全国のお城や戦国時代の書籍などをそろえたユニークなカフェ。

丸岡城をはじめ全国各地のお城や戦国時代に関する本や漫画などがずらりと並びます。

こだわりのコーヒーや地酒をはじめ、福井の様々な飲み物が味わえ、丸岡城見学の際には手荷物の預かりもしてくれるので立ち寄ってみては。

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【アクセス】中部縦貫自動車道 勝山ICから車で約10分

【滞在目安】約2時間～

「恐竜王国・福井」が誇る世界三大恐竜博物館の1つ。遠目からでもひと際目立つ銀色の卵型ドームが目印。

地下へと吸い込まれるように伸びる長いエレベーターなど館内も特徴的で、映画「青の炎」や映画「獣電戦隊キョウリュウジャー」のロケ地としても使用されました。

展示室に入ると、まず巨大な動くティラノサウルスが大迫力でお出迎え。あまりのリアルさと迫力に泣いてしまうちびっこも多数！

館内には、所狭しと40体以上の恐竜の全身骨格標本や巨大なジオラマ、迫力満点のダイノシアター（200インチの対面スクリーン）が展示されています。

野外博物館では発掘現場の見学や発掘体験、ディノパークでは実物大の恐竜44頭勢揃いしている森の中を散策できる冒険アトラクションがあったりと大人から子供まで1日中楽しめる博物館です。

“恐竜グルメ”を味わえるレストランや、恐竜アイテムが買えるミュージアムショップなども充実しています。

 豆知識

日本で発掘された化石の大部分を福井県が占め、国内で初めて珍しい化石が発見されたことなどから福井県は次第に「恐竜王国」と呼ばれるようになりました。

福井県で発掘されたことにより「フクイベナートル」「フクイラプトル」「フクイサウルス」など福井にちなんだ学名を付けられた恐竜もいます。

調査はまだまだ途中なので、今後もさらなる大発見があるかもしれません。

地元民からのおすすめポイント

全国から観光客が訪れる大型連休にはシャトルバスが運行します。

運行状況は公式Facebookで情報が配信されるので、訪れる前には必ずチェックするのがオススメ。

2020年には勝山のニュースポットとして「道の駅 恐竜渓谷かつやま」がオープン。こちらでもお土産販売やレストランがあるのでぜひ立ち寄ってみては。

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【アクセス】中部縦貫自動車道 勝山ICから車で約15分

【滞在目安】約1時間30分～

白山信仰の越前での拠点として、養老元（717）年に泰澄によって開かれたと伝えられている白山平泉寺。

現在は、明治の神仏分離令により寺号を廃止し白山神社となっています。

本殿と拝殿に続く精進坂を中心とした境内は、一面が美しい苔に覆われ、樹齢1000年を超える巨大な木々が、かつてあった都市を隠すよう立ち並んでいます。

まるでファンタジーのような静寂が包む空間は、訪れる人たちも、その美しさに思わず息をのんでしまいます。

日本遺産に認定された本殿前の大石垣や日本中世最大規模の石畳道も見どころです。

境内へと続く石畳は、約1000年前の修行僧が河原石を運んで作ったとも言われています。

 豆知識

平泉寺白山神社は、泰澄と呼ばれる僧が奈良時代に開いたお寺です。

戦国時代には、広大な敷地に巨大な拝殿と48の小さなお寺群、そして武装した僧侶8,000人を誇る日本最大規模の宗教都市だった言われています。

しかし、一向一揆での戦に敗れ、山を燃やされると、その後再建もされず長い年月を重ねてきました。

10年後に一部再興されましたが、境内はもとの10分の1程度にすぎず、多くの坊院跡は山林や田畑の下に埋もれたまま。

発掘調査により、遺跡の広大さや保存状態が全国屈指であったことが分かり、旧境内全域が国史跡に指定され、名称も「白山平泉寺旧境内」となりました。

地元民からのおすすめポイント

白山平泉寺歴史探遊館「まほろば」の近くでは、冬季を除く毎日、朝７時から昼過ぎ13時ごろまで地元の新鮮野菜やお惣菜を販売する「大門市」が開かれています。その歴史は30年以上というから驚き。

週末にはピザなどのキッチンカーもお目見えする日もあるので、出会えたらラッキー。

また、映える写真を撮りたい人にオススメなのが、近くにある発酵食品の「白山亭」。

美しい苔をイメージしたティラミスは心にもお腹にも素敵な思い出になること間違いなし。

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【アクセス】舞鶴若狭自動車道 三方ICより車で約15分

【滞在目安】約1時間30分～

若狭湾と三方五湖の景色を楽しみながらドライブができる「レインボーロード」。その終着点にあるのが「レインボーライン山頂公園」です。

リフトまたはケーブルカーで山頂まで上がると、三方五湖が一望できる360°の大パノラマの絶景が広がっています。

公園内には足湯やソファが設置された天空のテラス・カフェがあるので、運転の疲れから心身ともにリフレッシュできますよ。

恋人の聖地として認定もされている山頂公園は、恋のパワースポットとしても人気。近くにはバラ園もあり、デートスポットとしてもおすすめです。

 豆知識

山頂公園の眼下にある三方五湖は海岸から遠く離れた内陸の湖。

2011年には、三方五湖のひとつ、水月湖で発掘された7万年の年縞が「年代測定の世界標準のものさし」として世界に認定されました。

その年縞について詳しく知る事ができるのが、同じ若狭町内にある2018年開館の「福井県年縞博物館」。年縞について詳しくなれるだけでなく、美しい建物や美味しい珈琲が味わえることでも人気のスポットです。

地元民からのおすすめポイント

2019年5月には、レインボーライン山頂公園の「天空の足湯」に入りながら眺める神秘の湖・三方五湖の絶景が「クールジャパンアワード2019」に認定されました。

またレインボーライン名物の「レインボー傘」は日傘・雨傘として無料で利用可能。三方五湖の絶景をバックに、この傘を差しながらの記念撮影が大人気なんだとか。

フリーWi-Fiも整備されているので、絶景や映える写真をどんどんSNSにUPできちゃいますよ。

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【アクセス】舞鶴若狭自動車道 若狭上中ICから車で約15分

【所要時間の目安】約1時間30分～

福井県と滋賀県の境にある若狭鯖街道の宿場町「熊川宿」。

昔ながらの情緒あふれる街並みが残っており、散策しているとまるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

最近では、問屋や商家、蔵屋敷をリノベーションしたオシャレなカフェやコーヒー店、陶芸工房などのほか、古民家を改修した手裏剣投げ体験もできる忍者道場なども個性豊かな店舗が続々出店。

街並みを楽しむだけでなく、様々なお店をのぞいてみるもオススメです。

 豆知識

熊川宿は、かつて若狭湾でとれた大量の鯖を京都に運ぶために使用された「鯖街道」の宿場町でした。

京と北陸の文化交流の拠点として発展し、数々の史跡、古文書などが今に残されています。若狭鯖街道熊川宿資料館（宿場館）では、こうした歴史資料や道具などから、当時の人々の生活の様子などを垣間見ることができます。

約1.1ｋｍに渡るこの宿場町は、重要伝統的建造物保存地区に選定され、白壁の土蔵や虫かご窓の古い家並みに加え、奉行所・番所・お蔵屋敷跡、昔ながらの用水路までもが保存され、当時の家並みを現代に伝えています。

2015年には、熊川宿を含む鯖街道が「御食国若狭と鯖街道」として日本遺産に認定されました。

地元民からのおすすめポイント

熊川宿の一大イベントといえば毎年10月上旬に行われる「熊川いっぷく時代村」。

山車巡行をはじめ、平成の名水百選にも選ばれた前川でおこなうブリキの金魚レースや、射的や縁日など歴史情緒あふれるイベントが行われ多くの人でにぎわいます。

2020年からは毎月最終日曜、菱屋 街道シェアオフィス＆スペースを中心に、熊川宿の街道全体でイベント「熊川マルシェ」が開催されます（冬季は休み）。

地元産の農作物や、コーヒー、スイーツなどのテイクアウトグルメ、雑貨等が並びます。

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