新型コロナのPCR検査を体験ルポ!! 咳が止まらない福井の大学生の不安な一週間。はたして結果は!?

新型コロナのPCR検査を体験ルポ!! 咳が止まらない福井の大学生の不安な一週間。はたして結果は!?


こんにちは!

僕は福井県に住んでいる、とある大学生です。


世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、福井県も人口10万人あたりの感染者数が全国で上位になるなど、流行が広がっています。


最近、PCR検査を実施する数を増やすべきか否か、専門家の皆さんが議論をしていますね。



実は、、、この僕も3月末に体調を崩し、話題のP C R検査を受けるという貴重な体験をしました。



まだまだ終息が見えない新型コロナウイルスに関する情報として、僕の体験や感じたことがすこしでお役に立つならと思い、このふーぽさんで体験ルポを書かせていただこうと思います。

今回の体験は3月末に体験したことであり、現在の病院や保健所の対応とは異なる可能性があります。予めご理解ください。

1.突然の体調悪化! 咳が止まらない。

3月28日(土) 始まりの夜

 

大学はまだ春休み期間。

この日はちょっと用事があって、夕方から外出していたら夜20時ごろ、出先で突然、咳が出始めた。


「え、なんだこれ」


止まらない咳。

時期が時期だけに、胸にいやな不安が広がる。帰宅を急ぐ。


一人暮らしのアパートに帰り、急いで体温計を脇にはさむ。


37.1℃。


なんとも言えない微妙なところだ。

ひとまず、その日は早く寝た。

 


このころ、福井ではすごい勢いでコロナ感染者が増えていた。

しかし、僕自身はマスクを欠かさず、ことあるごとに消毒もしっかりしていた。


だから、この時は多少不安はあったものの、そんなに大きな危機感を持っていたわけではなかった。


3月30日(月) 進む症状、膨らむ不安。

 

写真はイメージです。

 

倦怠感が出始めていた。咳も止まない。

 

アパートの部屋にある食糧がなくなりそうだが・・・、買いに行く体力がない。


こんな時期だと、友達に頼むのも気が引ける。


県外出身、一人暮らしの大学生にとってはまさに地獄のシチュエーションだ。

 

咳が出てから3日目。

知り合いの看護師に聞いてみたところ、まずは保健所に電話した方がいいとのこと。


福井市の保健所に連絡。電話はすぐにつながった。

 

すみません。

実は2日前から咳が止まらなくて、倦怠感があるんです




保健所の方
そうなんですね。

現在、熱はいかがですか?



 

37.2℃です。先ほど測りました

 

 

保健所の方
そうですか。わかりました。

では熱が出ていないようであれば、まずは近くの内科を受診してください。

 

 



え、検査してもらえないんだ。。。

 

電話を切って、少しの間考えた。


コロナウイルスは人によって症状がさまざまであるということがメディアに流れている情報だ。


もし自分がコロナウイルスに感染していたとしたら、内科にいる患者さんや医療関係者の方々はどうなるのだろうか。

 

考えるだけで怖かった。

しかし、今の自分の症状もかなりきついものだった。

 


仕方なく保健所の指示に従い、近所の内科で診察を受けることにした。


なるべく待合室での時間を減らすため、事前に電話した。



そのおかげか内科医院へ行くと、受付後すぐに見てもらうことができた。

 

熱は37.4℃に上がっている。


しかし、看護師さんの話では、37.5℃を超えなければ、検査対象にならないそうだ。

 

続けてレントゲン写真を撮影。

肺炎の疑いもなし。

 

1回目の受診では、花粉による「アレルギー」と診断された。

 

 

アレルギー?

確かに僕は小さい頃からアレルギーを持っていて、今でも肌が赤くなったりすることはあった。

 

でも今みたいに咳なんて出たことない。

花粉症に苦しめられた経験もない。

鼻水も出ているわけじゃない。

 

 

本当にアレルギーなのか?

それとも、コロナウイルス感染のニュースを見過ぎて、感覚が麻痺しているのか?

 

ちょっとしたパニックになった。

 

 

すると看護師さんから、

「少々この部屋でお待ちください。」と言われ、レントゲンを撮影した部屋に残された。

 

 

ぽつんと残されると、何だか不安が膨らんでくる。

 

 

しばらくすると看護師さんが戻ってきて言った。

「一応まだコロナじゃないって断言できたわけじゃないからね」

 

看護師さんいわく、コロナウイルスに感染しているかどうかが分かるのは保健所しかなく(※同日時点)、内科では判断ができないそうだ。

 

お会計もお薬の受け渡しも、この部屋の中で行われた。

 

 

先生からは、

「3日経っても咳が止まらない場合は、保健所に相談してほしい」と言われた。


それまで外出も控えるよう念を押された。

 

 

そもそも、かなりの咳が出るため、外出自体自由にはできなかった。


外で少しでも咳をしていると、近くの人に睨まれる。



「もし自分がコロナだったら?」

 

不安だった。

 

友達に会って相談したかったが、それもためらわれた。

 

 

 

2. P C R検査までの遠い道のり


4月2日(木) すぐに受けられると思ったけれど…

 

写真はイメージです。

 

診察から3日が経った。ひどい咳は相変わらず続いている。


倦怠感はいくらかマシになってきた気がした。


治ってきたのか、体が慣れてきたのか・・・。

 

アルバイト先からも、「コロナウイルスかどうか結果が分からないのは困る」との連絡が入る。


僕のバイトは塾講師だった。
もし僕がコロナウイルスに感染していたら、それなりの対応が必要になるだろう。

申し訳ない。

 


さらに、今の症状が出る前に一緒に食事をした友人がいた。

連絡したところ、彼もバイト先に慌てて連絡し、自宅待機となった。

たくさんの人に迷惑をかけてしまっている・・・。

 

一刻も早くPCR検査を受けて、陰性だと証明してもらいたかった。


だけど、やはり体温がが37.5℃を超えないため、保健所へ連絡することもできない。

 

 

そうこうしている間に、ようやく3日が経った。


内科の先生の指示に従い、保健所へ電話してまだ症状がおさまらないことを伝える。

 

保健所
申し訳ありませんが、、、熱が出ていないと検査はできませんね。

 

 

結局、同じ内科で再受診するよう指示された。

 

また内科に電話をして、同じように病院へ向かう。

前回とは違って、今後は病院へ入るとすぐにレントゲン室へ案内された。

 

さらに今回は、看護師やお医者さんが、青色のかっぱのような防護服を全身に身につけて対応してくれる。

かなりの重装備だ。

こんなの映画やゲームなどでしか見たことなかった。

 

本当に現実なのか??

 

 

 

そして、結果はまたしてもアレルギー。


なんだか心も体も疲れ切り、力が抜けた。

 

先生
さらに3日経っても治らない場合は、もう保健所に検査の依頼をするからね。

 

先生はそう言って、前回より多めに咳止めの薬をくれた。

 

一人暮らしなので、色々不便なんです。。。

外出して、買い物していいですか?

 

 

 

先生
少しだけならいいけど・・・。万一の時のために、くれぐれも感染対策は万全にね。

 

 

家から出ていいんだ。

前回外出が禁止されていたのに対し、今回は少し軽かった。

 

 

帰宅後、テレビをつける。

普段はテレビを一切見ないが、最近はほぼ毎日のようにニュースを見ている。

 

軽い症状や無症状の感染者が、自分で気づかずに他人に感染させてしまうケースも多いみたいだ。

僕みたいな症状は軽症に入るのだろう。

もしかしたら、同じような軽い症状で、検査を受けられず悩んでいる人が少なくないのかもしれない

 

 

この時点では、倦怠感はかなり落ち着き、外を動き回れるくらいまで回復していた。

もしも、コロナウイルスへの危機感がない若者なら、これぐらいの症状であればバイトや遊びに行ってしまうかもしれない、とも思った。

そんな若者は全国に何人もいるだろう。

 

 

写真はイメージです

 

 

ひとり暮らしの大学生はバイトをしないと生活できない。

家賃もあるし、電気代もかかる。

僕はなんとか貯金でしのいでいるが、同じ状況に置かれている大学生はどうしているのだろう。

人によっては無理してバイトへ行く人もいるかもしれない。

 

 

と、そうこうしている間に、

僕のバイト先からも、何度も何度も、病院での診断結果や出勤状況について問い合わせが届く。

塾の講師というアルバイトは、1人でも欠席になると全体のシフトに多大な迷惑をかけてしまうのだ。

 

〝濃厚接触〟してしまった友達からも「不安だ」とLINEのメッセージが届く。

 

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 

 

4月6日(月) とうとう検査してもらえた!!

 

写真はイメージです。

 

咳と倦怠感が始まってから1週間が経過した。

 

この時の僕の症状は、倦怠感はかなり落ち着いていたものの、咳が1週間前に比べてもひどくなっていて、車の運転に支障が出ることまであった。

 

内科の先生に電話で相談をすると、保健所にPCR検査をしてほしい旨を伝え紹介してくれた。


やっと保健所で検査を受けることができる!

 

保健所から、マスクの着用と公共交通機関を避けるよう指示があったので、車を運転して保健所へ。

 

保健所の診察室で体温を計測。

 

37.0℃。

 

相変わらずの微熱だ。血圧は正常だった。

 

診察では、また例の防護服を着たお医者さんが話を聞いてくれた。

その後、再度レントゲンを撮ったが、やはり肺炎のような影はないという。



「軽症すぎて、もしかしたらまた検査を受けられないかもしれない」



一瞬、不安になったものの、さすがに保健所ではPCR検査をしてくれた。

一体どんな検査なのか。

ちょっとドキドキしていたが、インフルエンザ検査とほぼ同じ手順だった。



粘膜からウイルスを採取するために、細長い綿棒を鼻の穴にググッと入れられる。


いててててて。

なんだか長く感じた。感じただけかもしれないが。

 


先生によると結果は2日から4日のうちに出る」とのこと。

そんなにかかるのか。

不安を抱えながら帰宅した。

 


結果を待っている間は、誰にも会わないように気を付けた。

だけど、もし陽性ならたくさんの人に迷惑がかかるって考えると、怖くてしょうがなかった。

 


濃厚接触まではいかないが、この数週間で関わってきた人たちの人数を数えてみると・・・


70人ほどになった。


ゾッとした。

 

その全員に迷惑をかけるだけでなく、福井県内にさらに感染を広げることに・・・


本当に、恐怖そのものだった。

 

 

  1. 3. 大学入試より緊張した結果通知


4月9日(木) 寂びしいマイバースデー

 

写真はイメージです。

 

検査結果を待つ時間は、すごく長く感じた。

 


少しずつだけれど、咳が引いてきた。

だけど、結果が出るまでは買い物も行くのも避けたかった。

体もだるいままだったので、寝ては食べ寝ては食べの生活が続いた。

 

 

くしくも、この日は僕の22歳の誕生日。


こんな静かで寂しい誕生日は生まれて初めてだった。



思考は相変わらず同じところをぐるぐる回っていた。


陽性だったらどうしよう。

今まで会った人たちは、すでに症状が出ていないのか。

でも、聞いたら相手を不安にさせてしまうのではないか。

怒らせてしまうかもしれない・・・。

とにかく、陰性であることをずっと祈っていた。




そこへ、とうとう保健所からの電話が!

 

結果は・・・

 

 

陰性だった。

 

つもりにつもった不安が消えて、一気に緊張がほどけた。

ほっとした。

 

 


陰性結果が出たことによって、ようやく買い物もできるようになった。

心配してくれていた、周りの人たちにも安心してもらえた。




検査結果の書類を欲しいというと、郵送してくれた。

やっと「陰性」の証明が手に入ったのだ!

 

バイト先に連絡すると、翌々日からバイトを再開してほしいとのことだった。



しかし、今後も感染を避けるため不要な外出はやはり控えようと思った。


そもそも僕は外出が大好きだった。

 


「もしもP C R検査を受けていなかったら、自分は今どんな行動をしていただろう」

 

退屈を感じて、早々に外出して、あちこちに遊びに行っていたかもしれない。

今までの自分の考えの甘さを反省した。

 

その後わずかに咳は続いたものの、内科で処方された咳止めの薬を飲み続けるうち、少しずつ治っていった。

 

そういえば、検査に際してお金をまったく払っていなかったことに気付いたが・・・

問い合わせてみたら、すべて無料だということだった。ありがたかった。

 

 

 

 

4.  感染拡大を防ぐために。あらためて。


内科の先生や保健所の方々、大変な状況でお忙しいにもかかわらず、一人の若者のために丁寧に対応していただきありがとうございました。


今回、最終的には陰性の結果が出て安心したけれど、軽い症状だとなかなか検査を受けられなかったことが非常に悩ましかった。

一方、コロナウイルス感染の疑いがあった1週間を過ごす中で、今僕たちにできることは、とにかう不要な外出を避け、少しでも感染拡大を防ぐことだとあらためて感じた。

 

今では、僕の周囲にいる大学生の多くは外出を控えて、家で映画を見たり、インスタグラム で「おうち時間」投稿をしたりして楽しんでいる。

大学からも、「大学生として責任感のある行動をとるように」との通告があり、外に出歩いて遊んでいる人はほとんどみられない。(あくまでも僕の周りですが…)

 

僕自身、今回の一連の体験の中で、コロナウイルス感染に対する恐怖は以前よりも格段に高まっている。

自分の好き勝手な行動が、ほかの多くの人を巻き込み、迷惑をかけてしまうということをあらためて分かったからだ。



そして何より、コロナ感染に立ち向かっている医療関係の方々のことを忘れずに生活することが大切だと感じた。


これからも、今の気持ちを絶対に忘れず、よりいっそう感染予防に気を付けてコロナウイルスが終息する日まで過ごしていきたいと思う。

 

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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