福井県小浜市「HAOTO」の養蜂場へ。芳醇な味わいのハチミツが集まる蜂の楽園づくり。

    福井県小浜市「HAOTO」の養蜂場へ。芳醇な味わいのハチミツが集まる蜂の楽園づくり。

    こんにちは、ふーぽ編集部です。

    今回は、蜜を集めて飛び回るハチたちに会いに福井県小浜市の里山にある秘密の花園へ。

      ひまわり畑に導かれてハチ飼いの道に。

      自ら草木を刈り、開墾した国富地区の養蜂園。日当たりがよく、近くには蜜源となるセイタカアワダチソウが自立しています。

      小浜市国富(くにとみ)地区の山裾の一角。

      山道を分け入りしばらく進むと、四角い箱が並ぶ野原が目の前に広がりました。

      「今は60箱。越冬に向けてミツバチが貯蜜を始めたところです」。

      この場所で養蜂を営む下石達朗さんは、巣箱を見渡しながら教えてくれました。

      元々は料理の仕事に従事していた下石さん。養蜂のほか、製品作りや販売も自ら行う

      「HAOTO(ハオト)」の屋号で養蜂を初めて今年で3年目。

      国富地区のほか宮川地区にも養蜂園を持ち、早朝から夕暮れまで、下石さんは1人でセイヨウミツバチの世話に明け暮れます。

      「よくハチミツを作る人、と言われますが、僕はあくまでも養蜂家。ミツバチたちのお世話をし、育てていくことが仕事なんです」と微笑みます。

      内検をする下石さん。働きバチ・卵・幼虫の数や女王バチの様子などをチェックします

      コロナ禍をきっかけに脱サラし、愛知県から家族とともに移住。

      下石さんが小浜を選んだのは、記憶の片隅にある、一つの景色がきっかけでした。

      「妻と結婚前に小浜を旅した際、訪れたのが宮川のひまわり畑でした。その後養蜂を生業にしようと決めた時、ふと『あの場所』でやりたいと思ったんです」

       

      通常、その土地周辺に先任者がいないことが養蜂を始める条件だが、小浜は奇しくも未開の地。

      加えて恵まれた環境条件が下石さんを後押ししました。

      「ミツバチは気化熱で巣の温度調節をするため、たくさんの水を飲みます。この辺は山清水が一番に流れ込む。 養蜂をするには最適の場所でした」

       

      ミツバチたちがつなぐいのちのリズム。

      養蜂園の脇に菜の花の種をまく。花を育てるのも仕事の一つ

      訪れた9月下旬はコスモスや蕎麦の花盛り。

      季節によって蜜源となる花は多種に及び、採れる蜜の味も変わります。

      「ミツバチの飛距離は約2〜3km。さまざまな木々や花から蜜を集めてくるので、うちのハチミツは百花蜜です」。

      木製の巣箱の前面にはスズメバチ防除器が設置されています

      ミツバチを煙で鎮める燻煙器。巣箱を 空ける前にひと吹きする

      巣箱から取り出した巣枠にはセイヨウミツバチがびっしり

      ひときわ大きいのが女王バチ。お世話係のハチたちが口移しで女王にエサを与えます

      下石さんは採れたハチミツに、その地域の名前を付けています。

      「先祖代々大切にされてきた土地から蜜をいただいている。ミツバチを育てることで環境に還元し、地域の活性化に繋がれば」。

      実際、地元の人たちからは、「ミツバチのおかげで野菜がよく育つようになった」と言われることが増えました。

      働き者のハチたちが花から花へと飛び回ることで、野菜や植物の受粉を媒介し、森や田畑の生態系が保たれます。

      「今後は地域の人にも花の種を配り、耕作放棄地をミツバチが訪れる花畑に変えていきたい」と下石さんは話します。

      花の香りがハチミツにそのまま映し込まれます。同じ場所でも採蜜時期が違えば異なる味に

      地道な作業を繰り返す毎日だが、下石さんの心に灯りがともるのは「新しい花を知った時」といいます。

      「今年はセンダンやクマノミズキ。ミツバチたちが教えてくれたんです」

       

      養蜂家の365日

      ミツバチの管理人として、日々巣箱の中の状況を内検し、ダニを取り除くなど、細かくメンテ ナンスを行います。

      春から夏にかけては花蜜の採集のピーク。

      ミツバチが巣を作りやすいよう、巣箱内の巣枠を整えます。真夏は女王バチの産卵が一時ストップ。

      日差し除けなど防暑対策のほか、スズメバチの駆除を行います。

      秋は冬に向けた準備期。

      貯蜜が少なければ給餌をし、越冬できる体制を整えます。

       

      養蜂園の近くには地元の人たちが植えた花々が咲いています。

      手付かずの自然の中に咲く花の蜜は、ミツバチたちにとって最高のごちそう。

      純度の高いハチミツが採取できます。

       

      「HAOTO」のハチミツ

      MIYAGAWA(初夏採取)(右)、MIYAGAWA(春採取)(中)、KUNITOMI(左)各110g税込1,200円

      百花蜜の豊かな味わい

      地域名が名づけられたハチミツは色合いや香り、味わいの違いが明確。

      非加熱で、どれもうっとりするほど芳醇な味わい。

      HAOTO(ハオト)

      下石さんの作るハチミツはオンラインショップで購入できます。
      オンラインショップ

      小浜市「GOSHOEN」「Cafe Seasons」「若狭の恵」「焼きたてパンの店 フレンド」「てとてとお菓子」、若狭町「パンとごはん研究所」、敦賀市「日々是好日」等でも販売中
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      writer : ふーぽ編集部

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