【京都】おもしろ“いけず”話。《街角リレーエッセイ 第11レーン》

    【京都】おもしろ“いけず”話。《街角リレーエッセイ 第11レーン》

    日本全国のメディアをエッセイで繋ぐ、この企画。次々とバトン(テーマ)を変えて、次の街角にリレーしていきます。

    第9レーンは長崎、和歌山、京都。

    前の走者から渡されたテーマを、どうエッセイにするか、それぞれの土地柄を楽しめます。

    今回は、京都府「ハンケイ500mバトンは、「おもしろ“いけず”話。」です。

      エッセイテーマ:おもしろ“いけず”話。

      京都のフリーマガジン『ハンケイ500m』編集長の円城です。

      ついに・・・このテーマが来てしまいましたか……。

      京都となると、必ず思い浮かぶ「いけず」というワード。これについて……ですね。

      みなさん、「いけず」って言葉を聞いたとき、そんなつもりはないのに、「いけず」になるってことを想像してみてください。

      京都で小さな店を営む店主が、すごく変わりものの場合、往々にして、そんな奇妙な「いけず」に見えることが起こるんです。

      たとえば、この民家のようなカフェ。チタチタ喫茶。

      3回に渡って引っ越しを繰り返し、最終、一見さんが行き着けない場所に移転してしまった……。

      本当に、辿り着けないんですよ。

      Googleマップで見てもなかなかわからない。

      これが京都のすごいとこです。

      なぜこんな場所にあるのか。

      その理由は、店主の極度の人見知りにあります。

      だから、できるだけ知ってる人にだけ来て欲しいそうです……。

      一度、こんなことがありました。

      日曜の朝、とてつもなく美味しいモーニングセットを私を含め、数名の客が食べていたところ一見さんがふらっとやってきた。

      異様な雰囲気を察した一見さんは「入っていいですか?」と店主に声をかけました。

      すると、店主は「あ、貸切なんです」と一言。

      居合わせた客は全員で、即興で貸切ムードを漂わせ見ず知らずの客同士でニコニコと笑顔を交わして見せたりなんだか、小劇場のエキストラのようなさりげない雰囲気を作り出しました。

      一見さんがあきらめて帰ったあと一同が「ふーーーーっ」とため息をつきまたモーニングセットを食べたという。そんなおかしな話。

      こんなことはある人にとっては「いけず」に映るかもしれません。

      しかし、いろんな人が世の中にはたくさんいます。

      私は、毎回、京都にあるたくさんのバス停から1つを選び

      それを拠点に半径500mを探索し、多様な価値観で幸せに暮らす人を見つけて取材しています。

      ものすごく多くの ユニークで素敵な人は京都でもしかしたら「いけず」に見えそうな恥ずかしがり屋さんなのかもしれません。

       


      次回は、福井にバトンをつなぎます。

      お題は「福井の謎」でお願いします。

       

      街角リレーエッセイ 参加メディア
      ・【長崎】ながさきプレス
      ・【広島】Wink
      ・【和歌山】もっと和歌山
      ・【大阪】SAVVY
      ・【京都】ハンケイ500m
      ・【福井】ふーぽ

       

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