北陸三大祭の一つ「三国祭」の山車巡行は、想像以上のド迫力でした!

北陸三大祭の一つ「三国祭」の山車巡行は、想像以上のド迫力でした!

こんにちは、ふーぽ編集部のゆきもりです。

北陸三大祭の一つでもあり、福井県の指定無形民俗文化財にもなっている福井県坂井市三国町の三国祭。江戸時代中期から約250年も続いている、歴史ある伝統行事でもあります。

毎年5月19日、20日、21日の3日間に渡って行われていますが、今年は中日の山車神輿巡行が、ちょうど日曜日という「当たり年」!

ここぞとばかりに、見に行ってきました。

三国祭の山車は、全部で18基。三国町内の各地区が所有しており、そのうちの6基が、毎年三国神社に奉納されています。

奉納は当番制で、だいたい5年に1度まわってくるけれど、神社に近い地区は3年に1度とか。

まさに町ぐるみの年中行事なのですね~。中日である20日は、朝から三国神社で神事が行われた後、山車が出発しました。

では、2018年のスタメン6基を紹介します!

まずは壱番、四日市区の「毛利元就」。

弐番は大門区の「一寸法師の鬼退治」。よくよく見ると、下に一寸法師が。ちっちゃ!

参番は下西区の「井伊直政」。

四番は三国祭保存振興会の「坂田金時大江山鬼退治」。

五番は橋本町の「牛若丸と烏天狗」。

最後、六番は北末広区の「源義経と静御前」。



狭い三国の小道をえっさほいさと通り過ぎていくのですが、やはり見ものは辻回し

掛け声とともに、一気に神輿を回転させるのですが怒号にも近い、男衆の声に一瞬ひるみます。

そして、初めての光景を目撃。

山車の上に立つ男衆が、竿のようなもので電線をくいっと上げて、神輿と接触しないようにしているのです。確かに、これをやらないとキ・ケ・ン。

おまけに、屋台も山車が近づくと、屋根をういーんと上げて、これまた接触を防ぎます。

大きな山車が港町の細い路地を進む、三国祭ならではのリアルな光景でした。

また、沿道には、あちこちにおいしそうなものが・・・。

サザエ焼きやおでんの屋台などローカル感あふれる食を楽しめるのも、三国という土地ならではですね!

山車は夕刻になると、三国駅前に集まり、辻回しを披露。三国祭のクライマックスですね。

その後、神輿は三国神社へ。山車はそれぞれの地区の格納庫へと、帰路につきます。


さて、三国祭の見どころは、山車巡行だけではありません。

この期間には、「我が家のお宝展」と称して、三国町内の約50の家々が、普段は家の中に眠っている「お宝」を惜しみなく見せてくれるのです。

昔ながらの町家建築の家が点在する三国のまちなか。

木の引き戸の奥には、色鮮やかな絵付けのお皿や、あの石原裕次郎に関連した(?)お宝も。

三国は美術工芸が盛んな土地でもあり、各ご家庭には、昔の名残を残す名品がずらり。

ふくいの伝統的民家に指定された邸宅も多く、京町家のような情緒あふれる家を拝見できるのも祭りの楽しみの一つなんです。

三国祭りは毎年、5月19、20、21日。思った以上に、あっつい祭りですよ。日程は毎年変わらないので、今から来年の予定に入れておくことを、おすすめします!

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

雪森
writer : 雪森

神出鬼没に福井の「あら、すてき」「これ、いいんじゃない?」スポットをすり抜けます。過敏なジャンルはファッション、バブリーな人やモノ、昭和の残り香、フランス、からだによいこと系。
いつか、ふーぽ海外取材をしたいともくろんでいます。

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