嶺南在住クリエイターがいま会ってほしいローカルピープル情報をお届けする【嶺南こんにちは通信】。
今回は、若狭市・若狭ワーク&ワイフ協同組合(たちばな のぶき)さんです。
お気に入りの嶺南スポットも教えていただきました。
仕事も暮らしも自分らしく。若狭町で出合った新しい日常。

海や山、湖の豊かな自然が息づく若狭町。
この地に今年4月に、東京都から一人の若者が移住してきた。
昨年12月に発足した特定地域づくり事業「若狭ワーク&ライフ協同組合」で、マルチワーカー第1号として働く橘延希(たちばな のぶき)さんだ。
同組合が提案するマルチワークは、人口減少が進む町でU・Iターン者を雇用し、繁忙期の異なる複数の事業所へ派遣する新しい働き方。
数カ月ごとに働く現場を変えることで、地域全体で通年雇用を創り出す。
橘さんは現在、道の駅「若狭熊川宿」や、宿泊施設「八百熊川」「山座熊川」「岡三屋彩かさね」へシフト制で週5日ほどマルチに駆け回っている。
新潟県出身の橘さんが若狭町を知ったのは、東京で働きながら将来を模索していた昨年秋のこと。
移住を呼びかける同組合のチラシを見つけ、「湖の近くに住むのもいいな」と興味を惹かれた。
移住体験を通して町の魅力に触れ、転居を決意。
「1カ所に就職せず、複数の職場で働くのは面白そう。やってみようかな、と勢いで決めました」

派遣先の古民家宿で作業の指示を受けるひとコマ。 移住の先輩でもある大塚さんは、いつも頼もしい存在
業務は道の駅での接客や品出し、宿泊施設での清掃、食事提供など多岐にわたる。
当初は「早く役に立ちたい」と焦りもあったが、派遣先でかけてもらった「気負わず少しずつやっていってね」という一言に、ふっと肩の力が抜けた。
「困っていると『どうしたの?』と声をかけてくれる親切な人ばかり。世代を問わず、知り合いが増えていくのが楽しいです」 。
今では道の駅で、観光客に「鯖のへしこ」の食べ方を尋ねられると、「自分だったらお酒のアテにしますよ」とおすすめを伝える余裕も。
「覚えることは多いけれど、ようやく慣れました。この働き方が合っているのかも」と充実感をにじませる。
今後は機会があれば、特産である梅の収穫の手伝いに加わりたいと意欲を見せる。
「若狭・三方五湖ツーデーマーチ」など地域の行事にも参加予定。
「まずは町のことをもっと知って、お気に入りを増やしたい。いずれ新しい仲間が来たときに案内できたらいいですね」。
“仕事と暮らしのちょうどいいバランス”を育む橘さんの笑顔は、異なる青さできらめく三方五湖の水面のように、どこまでも晴れやかだ。

橘さんが道の駅で撮ったアジサイ。愛着のある風景が日々増えていく
若狭ワーク&ライフ協同組合
若狭町熊川37-9 KIKUYA 2階
☎070・8916・8246
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私のおすすめ“嶺南”スポット
レインボーライン山頂公園からの眺め

橘 延希さん
山頂公園の東側にある美浜テラスの「天空の足湯」からは、三方五湖と日本海のパノラマを一望できます。温泉好きの私にとって、心地良い湯に足を浸してリフレッシュしながら、目の前に広がる絶景をのんびり楽しむ時間は格別です。
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