福井県のレトロな喫茶店4選。ノスタルジックな空間でゆったりとくつろごう。

現店主の祖母が1981（昭和56）年に開店し、親子3代にわたって受け継いでいます。

随所に飾られるオブジェや絵画は歴代店主の趣味で集めたもの。

温かな光を灯す陶器のランプやシャンデリアはどれも替えがきかないものばかりで、眺めるだけでも愛おしい気持ちに。

昔ながらのプリンやフロート、自家栽培の野菜を使用したランチまで揃い、家族連れにも人気です。

1977（昭和52）年創業の「コーヒーハウスモーガン」。

創業時からほぼ変わらない雰囲気のなか、自家焙煎の豆で淹れるコーヒーが味わえます。

店に立つのは、両親から店を継いだ２代目の山崎祥吾さんです。

「僕が小学生だった当時は喫茶店ブーム。豆を焙煎する父の姿を見ながらよく店の手伝いをしていました」

先代の逝去により2020年に一度閉店しましたが、別の仕事をしていた祥吾さんが「この空間と思い出を残したい」と再オープンを決意。

「悩みましたが、自分にできることをやってみようと思ったんです」。

休日には気になる喫茶店に出向き、より印象に残る一杯を探求する日々。

昔から愛される焼き飯やナポリタンなども「母直伝のレシピで再現しています」とのこと。

アットホームな雰囲気が心地よい２代目マスターのもとには、今日も長年の付き合いになる常連客が訪れています。

1977（昭和52）年開店。

「やっぱりここが好き」と書かれた外壁が印象的な「マッチボックス」。

趣深いカウンターや、ゆったりくつろげるソファ席など、店内は落ち着きがあり大人の空間です。

住宅街の一画に佇む三角屋根の一軒家。

1975（昭和50）年から明かりを灯し続ける 「マックス・ロード」は店主の中田公子さんが1人で営みます。

意匠を凝らしたカウンターや椅子、照明に彩られた空間はゴージャスながらぬくもり溢れる雰囲気。

クラシカルなカップ&ソーサ―で供されるサイフォン仕立てのコーヒーを片手に、ロマンチックな時間を過ごしたいです。