【猫学入門編】知っておくべき犬猫学入門。大切な家族ともっと仲良くなろう!

【猫学入門編】知っておくべき犬猫学入門。大切な家族ともっと仲良くなろう!

こんにちは、ふーぽ編集部のばんのです。

身近にいるから知っているつもりになっている、犬や猫の身体のしくみや性質のこと。

時折見せる独特のしぐさや行動の裏には、動物ならではの本能やメッセージが隠されているんです。


一つ一つ疑問を解き明かしていけば、時に不可解に思える行動も尊重できるようになり、コミュニケーションがもっとスムーズになるはず。


今回は、猫のヒミツを紐解いていきます!

⇒犬のヒミツを紐解く『犬編』はこちらから

しなやかに、軽やかに高くジャンプする身体。

猫の祖先は森の中で生活をしていたため、木に登る習性があります

また、単独で生活していたことから、飼い主への忠誠心を持ち合わせていません

自由気ままな性質は、そんな理由からです。


  

猫の五感の中で最も優れている器官

高い周波数の音に反応できるため、ネズミなどの小動物が発する音を感知し、向きを自由自在に動かすことができます

 

犬同様、視野は広いですが、色を感じる能力は低いです。

瞳孔の面積が広いので、より多くの光を感知することができ、暗闇の中でものを見ることが得意です。

 

 

嗅覚は犬に比べると劣りますが、口の中に「ヤコブソン器官」というフェロモンを感知する器官があるのが特徴。

マタタビに反応するのはこの器官があるためです。

 

 

総数は30本と犬に比べて少なめ。

歯自体は小さいですが、門歯、犬歯、臼歯ともに鋭く尖っていて、肉を細かく噛みちぎれるようにできています。

 

 

犬同様、爪先立ちの歩行ですが、特出しているのは前足

犬にはない鎖骨が猫には備わっているので、前足を自由に動かすことができます

「猫パンチ」ができるのはこのためです。

 

 

猫の毛穴の一つ一つには立毛筋という筋肉がついているため、怒ったり驚いたりするとこの立毛筋が収縮し、逆毛が立ちます

また、敵を威嚇する効果もあります。

 

 

犬同様、感情を表す器官ですが、先端まで繊細な動きをし、その意味合いも犬とは異なります。

また、歩行の際の平衡感覚を保ったり、マーキングをする役割もあります。

 

さらに詳しくクローズアップ

肉球から、汗をかく。

犬と猫とでは、肉球のしくみが異なります。

犬の肉球の役割はすべり止めのためだけですが、猫は肉球の間にエックリン腺という汗腺があり、汗をかくことで体温調節を行っています

夏場は肉球が湿っていることも。

ヒゲは切らないで!

顔のサイズのわりに、長く立派な猫のヒゲ。

ヒゲの根元にはたくさんの神経が通っていて、繊細なセンサーそのもの

空気の流れを感知したり、獲物の居場所を知ったり、隙間を通り抜けられるかを判断をする大切な器官なのです。

くれぐれも切らないように。

カラフルな猫の目のヒミツ。

猫の目の色は、瞳の中の虹彩と呼ばれるメラニン色素の量によって変わり、おもにカッパー(銅)、ヘーゼル(薄茶)、緑、青の4種類に分けられます。

また、左右の色が違う「オッドアイ」と呼ばれるものもあります。


意外な答えに驚くかも! 素朴なギモンQ&A

Q. どうして高い場所が好きなの?

A. 猫にとって高い場所は敵がいないかどうかを観察する見張り台

昔、祖先が森の中で暮らしていた頃の本能が作用しているためです。

本棚や食器棚の上などにやたら乗りたがるのは、野生の習性のなせる技なのです。

 

Q. 寝転んで身体をよじる動作。何を表しているの?

A. 猫の「クネクネダンス」は警戒心がなく、安心しきった状態に見せるもの。

「嬉しい」「遊んで」など機嫌のよさと安心感、そしてお誘いを表しています。

マタタビの匂いをかぐと、クネクネが加速します。

 

Q. 顔を洗うのは何のため?

A. 一見可愛らしい前足で顔を洗うしぐさ。これは口のまわりやヒゲについた汚れや匂いを取るためです。

野生の名残の動作で、敵に自分の匂いを悟られないようにする目的があります。

 

Q. 猫同士がおしりの匂いを嗅ぎ合うのはなぜ?

A. 猫のお尻には臭腺という臭いを分泌する器官があり、臭いにはたくさんの情報が詰め込まれています。

互いを嗅ぎ合うのは相手のコンディションを知るための行動です。

 

Q. あちらこちらへ出たり入ったりするのはどんな意味があるの?

A. 1日に何度も部屋から部屋へと移動を繰り返すのは、なわばりを巡回しているためです。

気ままに遊んでいるように見えて、実は家中を点検していると考えれば、そのつどドアを開けてあげるのも、苦にならないかもしれません。

 

Q. 夜になると急にバタバタと「運動会」を始めるのはなぜ?

A. 野生の名残で、夜に狩りを行っていたため、周囲が暗くなるとテンションが上がり、騒ぎ出してしまうのです。

就寝中に走り回るのを防ぐには、日中にたっぷりと遊ばせて、エネルギーを発散させてあげることが大切です。

 

【監修/墨崎雄一郎(たけふ動物医療センター院長)、北川広美(アニマルセラピスト】

 

 

\犬に詳しくなれる『犬編』はこちらから/

【犬学入門編】知っておきたい犬猫学入門。大切な家族ともっと仲良くなろう!

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ばんの
writer : ばんの

メイドインフクイのものづくり、まちあるき、ふらっと行く旅、もふもふした生きものが好き。道ばたで猫に出会えると幸せ。
福井県内と近県をうろうろし、ピン!ときたものごとをご紹介します。

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