【後編】週刊少年ジャンプ編集長は福井県出身!! 創刊50周年で「ふーぽ」が特別インタビューしたよ!

■一番のライバルは、他誌ではなく「YouTube」。

ふーぽ
週刊少年ジャンプの基本的な編集方針はずっと変わらないということでしたが、では創刊からの50年で変化してきた部分というのはどこでしょうか?
 

中野編集長
基本方針は変わらないけれど、ジャンプという雑誌自体は確実に変化しています。

というのも読者ありきだから、読者が求める好みは時代によって変わるし、なにより読者そのものの姿が多様化していますよね。

今は漫画のジャンルやバリエーションが昔よりも広がっていて、例えば今の読者にとっては、昔のジャンプの王道だった「友情・努力・勝利」が描かれた漫画はフツー過ぎるかもしれない。

そのパターンは見飽きたよ、なんて言われちゃうかも。
 

ふーぽ
確かにそうですよね~。今は漫画も、ある程度の変化球じゃないとウケないかもしれないですね。

ところで、ライバル視している漫画雑誌はあるんでしょうか?
 

中野編集長
うーん、ライバルですか・・・。

公式の答えは、「週刊少年マガジン」と「週刊少年サンデー」がライバルになります。

だけど僕は、現在の本当のライバルはYouTubeだと思っています。

今は若い人たちの時間がどんどんネットに奪われていって、漫画を読んでもらえなくなってきている。みんながスマホを常備していて、時間が空いたらすぐネットを眺める。紙の雑誌は不利ですよね。

ネットに一緒に対抗していくという点では、マガジンもサンデーもある意味、同盟関係にありますよ。
 

ふーぽ
なるほど、YouTubeか・・・。強敵ですね。

漫画に限らず、紙の雑誌の数は休刊などでどんどん減っていっていますね。漫画雑誌も、コンビニではなかなか見かけないものが増えてます。

現在の週刊少年ジャンプの部数はどれくらいなのですか?
 

中野編集長
最も発行部数が多かったのは1995年の653万部なので、今は、その3分の1以下になりますね。
 

ふーぽ
確かに厳しいですね。それでも日本一なのは変わらないからすごいです。

読んでる人の年代はどれくらいなのですか?
 

中野編集長
読者層の一番のボリュームゾーンは15~20歳です。

さらに上の世代も卒業せずにずっと読んでくれているから、自分たちもついついその人たちに向けて作ってしまいますが、今後はもっと下の世代の若い子たちを取り込んでいかなきゃいけないと思っています。

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writer : ふーぽ編集部

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