笑有 「お兄さん高座からの景色も凄いですよ! 」
これは凄い…これが全て埋まるのか…。
流石大都会大阪の小学校、僕のいた小学校とは規模が違う。
笑生 「これが全校生徒とは…やっぱり凄いな〜。」
小学校の先生 「いえいえ。これで全校生徒では無いですよ〜。」
鶴笑 「笑生〜。大阪の学校がこれで全校生徒な訳無いで〜。これは1部や。」
恥ずかしい…。
笑有 「お兄さん、今日は何回か入れ替えてやるみたいですよ。」
何故…僕は聞かされて無いのか…。
先生 「はい!まず1年生からで、今日は6回公演していただきます! 」
1年生〜! この人数が1年生だけ?
あり得ん! 福井じゃあり得ん!
てか6回公演? 6回!?
吉本新喜劇ですら1日3回公演だぞ? 6回?
先生 「ウチはマンモス校で今まで何処の落語家の一門にも断られてまして〜。
いや〜、鶴笑一門にやっていただけると聞いて本当に嬉しいです。」
そら断る気持ちもわかる気がする…
てか何でウチの一門はOKしたんや。弟弟子は余裕やな!
笑有 「は!? 6回公演〜! 」
弟弟子よ。おまえも知らんかったんかい!
何でも知ってると思ったら全部は聞かされて無いんかい!
鶴笑 「6回公演?! 」
師匠も知らんのか!
いや、絶対知らんわけない。
なるほど! ボケやな!!
もうここから公演は始まってるんや。
さすが師匠!!
先生 「1時間目に1年生、2時間目に2年生と順番に入れ替えて行いますね。
入れ替え時間は休み時間の10分間、その間は休憩しててください。
休憩場所はステージ横にございます。」
休憩10分?!
先生 「さあ1時間目が始まります、お着替え終わりましたら直ぐに公演が可能です。
安心してください。ウチの生徒はこの日の為に入れ替えの練習をしました、きっちり10分で次の生徒を並ばせる事が可能です。」
それなら大丈夫だ!…ってなるかぁ!