Z世代を中心に空前の短歌ブーム! 福井県ふるさと文学館の学芸員に聞く「現代短歌のはじめかた」。

    Z世代を中心に空前の短歌ブーム! 福井県ふるさと文学館の学芸員に聞く「現代短歌のはじめかた」。

    こんにちは、ふーぽ編集部です。

    今、若者を中心に流行している現代短歌。

    限られた文字数や手軽さなどSNSと短歌は親和性が高いとも言われているそうです。 

    そこで今回は、現代短歌、歌集の楽しみ方について、福井県ふるさと文学館の学芸員・岩田陽子さんに伺いました。

      \教えてくれた人/

      岩田陽子さん
      福井県ふるさと文学館で2024年2月4日(日)まで開催中の「俵万智展」担当学芸員。
      専門は近代文学

      \福井県ふるさと文学館で開催中/
      ※2024年2月4日(日)まで

      俵万智 展#たったひとつの「いいね」『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで

      「俵万智 展#たったひとつの「いいね」『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで」。約300首と手紙などの資料が立体的に展示され、俵万智の言葉の世界をめぐることができます

       

      Z世代を中心に、空前の短歌ブーム。


       編集部(以下、編) 
      今、若者を中心に短歌がブームだそうですね。

       岩田(以下、岩) 
      限られた文字数や手軽さなど、SNSと短歌は親和性が高く、表現の場としてSNS上で盛り上がっているようです。

       編 
      そもそも短歌とは?

       岩 
      「五・七・五・七・七」という31文字の形式で詠む歌の一種で奈良時代発祥と言われています。

       編 
      季語はいらないんですよね。
      どんなことを詠むのでしょう。

       岩 
      恋愛感情の機微や、美しいものを見て感動する心などは普遍的なテーマ。
      万葉集には千年以上前の人の感性や想いが記憶されています。

       編 
      現代短歌は一般的に昭和20年以降の短歌を指すとのことですが、歌人にはどのような人がいますか?

       岩 
      現代短歌の筆頭とされるのが、福井にゆかりの深い俵万智さん。
      1987年刊行の第一歌集「サラダ記念日」が大ベストセラーになり、口語体の短歌が世に広まりました。

       編 
      俵さんをはじめとした短歌ブームを牽引する歌人の歌集をピックアップしてみました。

      左「アボカドの種」
      俵万智/角川文化振興財団

      前作「未来のサイズ」で迢空賞を受賞後、待望の第7歌集

       

      中央「あなたのための短歌集」
      木下龍也/ナナロク社

      「お題」を受けて作歌した700首から「100題100首」を収録

       

      右「えーえんとくちから」
      笹井宏之/筑摩書房

      夭逝の歌人・笹井宏之のベスト歌集に未発表原稿を加えた文庫版

       編 
      日常を描くものに深く共感し、それぞれの世界観に引き込まれます!

       

      短歌や歌集を楽しむ読み方いろいろ。


       岩 
      楽しみ方は自由ですが、音読すると音の響きやリズムなど、黙読では分からないことに気づき楽しめると思います。
      「サラダ記念日」を声に出して読んでみて。

       編 
      「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」。
      うん、耳にも心地いいです。

       岩 
      実はサラダではなくカレー味のからあげで、日付も七月ではなかったそう。
      「七」と「サ」のS音を意識して決めたと俵さんは言っています。
      事実ではなく「心の真実」を伝えるため、よりよい響きと言葉を追求しているそうなんです。

       編 
      展示やエッセーで、歌の背景や作者の想いを知るのも楽しそう。

       岩 
      福井県ふるさと文学館で2024年2月4日(日)まで開催中の「俵万智展」では、短歌から飛び出した歌を空間ごと楽しめる仕掛けがいっぱい。
      「歌と手紙は似ている」と語る俵さんの家族への手紙やエッセーも紹介していますよ。

       編 
      手紙にある「なんでもないことしながらなんでもないことをしゃべりたいです。あついなと思っても、 『あついねー』という人がいません」も歌になっていますね。

       岩 
      俵さんいわく、日記は自分に向け、手紙は相手に向けて“伝える”もの
      「暑い」を「寒い」に変えることでより深く真実が伝わってきます。

       編 
      短歌と自分を重ね合わせると、毎日のささいな出来事が彩り豊かになるような気がします!

      「寒い」と「あたたかさ」の対比が効果的

       


      なお、福井県ふるさと文学館で開催中の「俵万智展」は2024年2月4日(日)まで。

      会期終了間近なので、気になる方はお早めに♪ 

      俵万智 展#たったひとつの「いいね」『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで

      ※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

      ふーぽ編集部
      writer : ふーぽ編集部

      ふくいのことならお任せあれ! グルメ、イベント、おでかけスポットなどなどふくいのいろんな情報をお届けします。

      おすすめ情報が届くよ

      ふーぽ公式LINEはこちら

      Follow us

      ふーぽ公式Instagramはこちら

      こちらもクリック!情報いろいろ

      キーワード検索

      人気記事ランキング

        人気記事ランキング

            ページ上部へ
            閉じる

            サイト内検索

            話題のキーワード

            メニュー閉じる