ボタニカルクラフトを体験できる福井県内の店4選。ドライフラワー雑貨やハーバリウム、盆栽を作ろう。

越前水仙の変わらない美しさを閉じ込めて。

難しいとされる水仙の加工に挑み、約2年の月日をかけてプリザーブドフラワーを完成。

「はな里」の水仙ハーバリウム作りは、冬に咲く越前水仙を季節を問わず長く楽しめると、県内のみならず旅行客にも人気。

主役の水仙と周りを彩るアジサイやかすみ草などの花材を選び、オイルとともに少しずつ詰めていきます。

透明感も魅力のひとつなので、詰め込みすぎないのがポイント。

福井県花、水仙を新しいスタイルで楽しみましょう。

日本の伝統文化をカジュアルに楽しむ。

盆栽を身近に感じてほしいと、現代の暮らしに取り入れやすい形にアレンジして提案する「みくに園」。

ワークショップでは古き良き町家の雰囲気を味わいながら、初心者でもオリジナルの盆栽作りができます。

好みの素材1、2種を鉢に入れ、苔をはって剪定し、最後に針金を巻き付けて自由な形に。

鉢は作家ものからインテリアになじむ現代風のものまでさまざまで、同じ素材を使っても表情が変わる面白さがあります。

感性の赴くまま、自分らしい表現に挑戦してみましょう。

時とともに深みを増す姿が魅力。

今年5月にオープンしたドライフラワー専門店「koto」では、こだわりのドライフラワーを使ってガーランドやフォトフレーム、フレグランスボトルなどのアイテム作りが楽しめます。

ガラスボトルやタルトカップ、ちょっと珍しいブッダナッツなど、小さな容器の中に自分好みの世界を作り出す時間は、癒やしのひととき。

ドライならではの色合いに心ときめかせながら、思い思いに楽しんで。

正月に向けてしめ縄や門松作りのワークショップも開催予定。

葉、花、実、香り、自然を丸ごと詰め込んで。

潮の香り漂う高浜町の漁港のほど近く。

こぢんまりとかわいいアトリエで、子育てをしながらキャンドル作りに励む濱瀬（はませ）実希子さんが産後、精神的に辛かった時に出合ったのがアロマキャンドル。

「香りに癒やされ、自分でも作ってみたところ、どんどんのめり込んでいきました。キャンドルの魅力と作る楽しさを広めていきたいです」と話します。

オーガニックやナチュラルな素材が好きで、ハーブや高浜町で採れた薬草、手製のドライフラワーやドライフルーツなどを使ったキャンドル作りのワークショップを始めました。

ドライとグリーンに囲まれた空間にはゆったりとした時間が流れ、好みの花材を選びながら手を動かすうちに心がすっと穏やかに。

今後は庭の草花を充実させ、キャンドルに活用できたらと笑顔で語ります。

「炎や植物のリラックス効果、そして自分好みに作る面白さをぜひ体験してみてほしいです」