福井の食材が食べられる福井県内のお店10選【美食福井コラボ】

茹でたての越前がになど、季節の絶品をコースで。

「御料理 一燈」は、ミシュランガイド北陸版で二つ星を獲得した日本料理の名店です。店は風情ある古民家で、福井城址から徒歩10分ほどのさくら通り沿いにあります。客席はゆったりとくつろげる個室が中心。1階にはカウンター席があり、調理の臨場感を味わえます。

オーナーシェフの倉橋紀宏氏が作り出すのは「越味（えつみ）料理」。その言葉には越中・越後・越前の優れた食材を使った“越の味”、すなわち北陸の美味を味わって欲しいとの思いが込められています。地元・福井の食材もふんだんに使われており、若狭ぐじ、天然の鰻や鮎、若狭牛などの持ち味を生かした絶品料理をコースで堪能できます。

和食の醍醐味を味わおうと季節ごとに訪れる常連客も多く、特にカニのシーズンには、待ちわびたファンが全国から訪れます。1.1㎏以上の越前がにを信頼する産地から生きた状態で仕入れ、茹でる際には、塩の量や茹で時間など細部に気を配りながら、最高の状態に仕上げます。

越前がにのコースは「フルコース」と「湯がきコース」の2種類があり、12月末まではせいこがにも付いています。また、地酒を中心としたペアリングコースも人気です。

そばの美味しさに徹底してこだわる。

「蕎麦やすたけ」は、そばの美味しさにとことんこだわる人気のお店。日々、地元福井が誇る在来種の玄そばを石臼で自家製粉し、風味豊かなそばに仕上げます。そばを引き立てるだしも、時間をかけて旨味を抽出。手間を惜しまず丁寧な手仕事を大切にしています。

そばは、福井名物の「おろしそば」をはじめ、揚げたての天ぷらと3種類のおろしそばがセットになった「天ぷら付きおろしざんまい」など魅力的なメニューが揃います。また、花らっきょう、鯖へしこの炙りといった逸品や、若狭牛ローストビーフなど福井の美食をつまみに地酒を楽しめます。

約50席ある店内は落ち着いた雰囲気で、カウンター席、テーブル席に加え、座敷や個室も用意。客席はすべて膝や腰にも優しいテーブルとイスで構成されています。夜は、刺身や季節の天ぷら、そばなど豪華な内容の会席コースも予約が可能。接待や会食など幅広いグループ利用で喜ばれています。

福井の食材とイタリアンが見事に融合。

「iL bosco」は、JR福井駅から車で約10分、福井市二の宮にある人気イタリアンです。

店のコンセプトは「福井の良さを伝える」。森本静一シェフは、若狭牛やふくいサーモン、越のルビー、とみつ金時、九頭竜まいたけといった福井のブランド食材や、地元の新鮮な魚介類をイタリア食材と巧みに組み合わせ、ここでしか味わえないイタリア料理に仕上げます。越前がに漁が解禁されると、毎年数多くのファンが待ち望む「せいこがに」をふんだんに使ったコースも登場します。

メニューはランチ、ディナーのアラカルトとコース、パーティーに最適な飲み放題プランなど多彩。前菜の盛り合わせや若狭牛のステーキなど、テイクアウトメニューも充実しています。

まちなかの食堂で、福井の味を満喫。

福井駅からすぐ近くにある「新栄商店街」は、昭和の雰囲気が残る路地に個性的なお店が並びます。そのレトロモダンな商店街にある「まちDeli かくれわ食堂」は、福井の美食を気軽に堪能できるアットホームな人気店です。

「福井の旬を料理」するのが店のモットーで、魚や肉、野菜はできる限り福井県産を使用。冬場には越前がにも登場します。食材の新鮮さにもこだわり、例えば吉川ナスが収穫時期を迎えると、農家から直接仕入れるほど。日によっては希少なふくいポークや、大野・勝山産そば粉で手打ちする十割そばも味わえます。

昼は盛りだくさんの料理を定食スタイルで。定食は夜でも注文が可能です。夜は新鮮な刺身や焼き魚、揚げ物などの一品料理や地酒が豊富に揃い、価格もリーズナブル。持ち帰り弁当の店頭販売も行っており、作りたての美味しさが評判です。

希少な福地鶏を絶品ソースカツ丼で味わう。

道の駅「蓮如の里あわら」にある食事処が「花蓮乃彩」です。全面ガラス貼りの開放的で明るい雰囲気の中、「地産地消」をテーマにしたオリジナル創作料理を気軽に味わえます。

中でも2023年9月に登場した「ソースカツ丼」は、福井のソウルフードをアレンジした注目メニュー。福井のブランド鶏「福地鶏」を香ばしく揚げて旨味を閉じ込め、特製タレに漬け込んだチキンカツがご飯にたっぷりと乗っており、発売以来大好評です。

ソースカツ丼に使われている福地鶏は肉も卵も美味しい地鶏で、同じあわら市の黒川産業で大切に飼育されています。今後の生産拡大が期待される希少な福地鶏を、絶品ソースカツでぜひご賞味ください。

若狭牛のすべてが揃う。

福井県三国の海岸からほど近い恵まれた環境で、福井産黒毛和牛「若狭牛」を飼育するサンビーフ齊藤牧場。牧場直営の「焼肉 牛若丸」は芦原温泉駅から車で約10分、最寄りのあわら湯のまち駅からは徒歩圏内にあり、丹念に育てられた最高級の若狭牛を存分に味わえる焼肉店です。

焼肉メニューはまさに若狭牛づくし。上質な脂がジュワリとあふれ出すカルビ、数量限定の特上タン、有名シェフが肉質を絶賛したというヒレ肉のステーキなど、牧場直営店ならではの新鮮で上質な肉をお値打ち価格で楽しめます。サイドメニューの若狭牛のローストビーフはお土産でも人気です。

ランチのリーズナブルな「お昼の若狭牛定食」や大人気の「湯けむりレジェン丼定食」、テイクアウトの焼肉弁当に加え、精肉販売も行っており、オンラインでも注文が可能。若狭牛のニーズのすべてに応えるお店です。

築100年の古民家で大野名産の食事やスイーツを。

名水の町として知られる福井県大野市。市の中心部には越前大野城がそびえ、その城下町南側に「茶屋おがまち」があります。大正初期に建てられた築100年の古民家を改装したレストランで、大野の清らかな水と大地が育んだ食材をベースにした食事を楽しめます。

メニューはセットメニューを始め、コーヒーやスイーツなど豊富なラインアップ。特に人気のセットが「九頭竜まいたけ丼膳」で、味・香り・歯ごたえ三拍子揃った九頭竜まいたけの天丼と福井名物のおろしそばを堪能できます。他に、九頭竜まいたけと海老フライの卵とじ丼や、大野市で育てられる「越前おおの荒島ポーク」のとんかつ膳なども人気です。

コーヒーと共に終日注文できるスイーツは、ソフトクリームやシフォンケーキに加えて、大野名産の「上庄さといも」を使った「里芋団子」が名物。風情あふれる古民家で、和のスイーツを味わうひと時は格別です。

敦賀を“照らす”注目の新店。

「la clarté KAGURA」は、坂井市丸岡町竹田で人気の薪火料理レストラン「la clarté」の2号店として敦賀にオープン。店名の「ラ クラルテ」はフランス語で光や輝きを意味する言葉で、敦賀の人や街を照らすような場所にしたいとの思いが込められています。店の目の前には氣比神宮があり、日本三大鳥居に数えられている大鳥居を望みながら欧風料理を味わえます。

木の温もりとスタイリッシュさが同居した店内は、カウンター席とそれを囲むようにテーブル席を配置。昼は若狭牛100％のハンバーグなど魅力的なランチメニュー、カフェタイムはライトミールやコーヒー、スイーツ、夜は完全予約制のコース料理を提供しています。普段使いからハレの日まで、幅広いシーンで満足できるお店です。

夜のコース料理はおまかせコースのみで、仕入れによって内容が変わります。身が締まり、旨味のある「敦賀真鯛」の洋風塩釜焼きなど、地元産の魚介や野菜の持ち味を生かした「ここでしか味わえない料理」が評判です。

海鮮丼が大人気の行列店。

敦賀の水産卸売市場がすぐ近くある「うお吟」は、行列ができる大人気店です。「人生で、一番美味い海鮮丼」との謳い文句の通り、地元で獲れる魚介をふんだんに使った海鮮丼は絶品で、ネタが幾重にも重なった盛り付けはフォトジェニック。海鮮かき揚げ天丼「弁天丼」も隠れた人気メニューで、冬場には、越前がにのスペシャルな海鮮丼も登場します。

海鮮丼は名物の「恵びす丼」がメインで、身の弾力が抜群な敦賀真鯛、ふくいサーモン、甘えびなど10種類のネタを味わえます。恵びす丼と、贅沢な卵かけご飯「大黒丼」がセットになった「恵びす大黒丼」も評判で、それぞれウニ・イクラが乗った「竹」セットが一番人気。恵びす丼を食べ終わったタイミングで、大黒丼が鯛だし汁と一緒に供される丁寧なサービスも魅力的です。

また、丼には福井県産コシヒカリをふっくらと炊き上げるご飯、大野産醤油をベースにアレンジしたオリジナルのだし醤油を使用。海鮮との相性抜群で、丼の美味しさを引き立てます。

旬の和食と地酒を心ゆくまで堪能。

JR小浜駅から徒歩5分ほどの場所にある「和旬いわもと」は、四季折々の美食と地酒を堪能できる日本料理店です。若狭ぐじ、若狭ふぐ、若狭まはたなど“御食国（みけつくに）”若狭の新鮮魚介を始め、越前がに、甘えび、ふくいサーモンといった福井が誇る食材をふんだんに使用した料理の数々が評判で、ミシュランガイド北陸に「ミシュランの基準を満たした料理」が食べられるお店「ミシュランプレート」として掲載されました。