「 都市と地方の『きっかけ』格差」/ 高校生・起業家 小原涼①【ふーぽコラム】

    「 都市と地方の『きっかけ』格差」/ 高校生・起業家 小原涼①【ふーぽコラム】

    福井にゆかりがあったりなかったりする、いろいろな書き手がよしなしごとを書き綴る「ふーぽコラム」。

    今回は、福井県福井市出身の高校生起業家・小原涼さんの1回目です。

      都市と地方の「きっかけ」格差。

       情報社会である現代では、福井など地方にいても瞬時に最先端の情報に触れることができる。地方と都市の情報格差はほとんどなくなったといえるだろう。

       僕は実際、福井にいながら東京や世界中の人と仕事をしている。特に地理的な問題はない。しかし、スタートアップを起業したり学生団体やイベント団体に関わったりといったアクティブな人は、圧倒的に都市に多い。


       地理的な情報格差はなくなったはずなのに、これほど差が出るのはなぜだろうか。


       僕の両親は、僕が小さいころから何かに興味を持ったら、すぐそれについて詳しい人や場所を紹介してくれた。
       小学生のころ3年間ほど中国の上海に住んでいたり、祖父が経営者だったこともあり、多種多様なバックグラウンドを持ったさまざまな人種や年齢の人たちに触れられる環境で育った。
       おかげで自分の視野はとても広がり、そして起業する際の心理的ハードルも比較的低かった。


       振り返ると、僕は「体感情報」に恵まれていたと思う。おそらく地方と都市の差はここにある。
       地方と都市で情報そのものに差はない。しかし、そもそも起業やスタートアップ、テクノロジーや世界問題などの情報に対し興味を持つ「きっかけ」がないと、どんなに情報を受け取れる環境だったとしても、最大限に活用できないままだろう。
       ここでは起業やスタートアップを例にするが、ほかのことでも当てはまる。


       イベントやセミナーはもちろん、周囲の人との交流を通し、自分で肌に触れて体感することで初めて原動力となるのだ。都市では、そんな体感できる情報に触れる機会が圧倒的に多い。


       直に体感して影響を受け、興味が湧けば、さらに自分から膨大な情報にアクセスし、もっと勉強して行動を起こすことができる。毎日のように、そういった「きっかけ」に結びつく体感情報に囲まれている都市と、そうでない地方ではどんどん差が広がってしまう。


       僕はそんな体感情報の格差をなくすため、高校生団体BEAUやラジオを通して活動をしている。
       地方ではあまり盛んでないというだけで、できないということはない。都市以外の地方で多彩な活動をしている人がどんどん増えてきている。もっと福井にも「きっかけ」を増やしていきたい。

       

      小原さんが顧問を務める「高校生団体BEAU」と社会人との共催で開いたイベント「100年後予想会議」(2018年4月)

      「100年後予想会議」では、未来のビジョンについて高校生と社会人によるプレゼンが繰り返され、積極的な討論が行われた



      小原 涼(こはら・りょう)

      2000年、福井市生まれ。 株式会社RUProduction 代表取締役。
      北陸高校3年。FM福井にて「高校生×社会人」を、毎月最終火曜日に放送中。

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      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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      writer : ふーぽ コラム

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