2/28公開!福井が舞台の映画「時のおと」の片山享監督と主演の柳谷一成さんにインタビュー。

    2/28公開!福井が舞台の映画「時のおと」の片山享監督と主演の柳谷一成さんにインタビュー。

    人間の心の揺れと日常の暮らしを繊細な目線で丁寧に描く映画監督・片山享さん。

    映画「時のおと」が2026年1月31日に東京のポレポレ東中野、2026年2月28日に福井メトロ劇場で公開になるのを前に、主演の柳谷一成さんとふーぽ編集部に遊びに来てくれました。

    福井が舞台の新作に込めた思いをうかがいました。

      【写真 左】
      片山 享(かたやま・りょう)
      1980 年福井県鯖江市生まれ。俳優として映画・舞台で活動したのち、2017年より映画監督としてのキャリアを開始。長編初監督作 『轟音』(2020)はスペインの シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭 ブリガドーン部門に正式出品され、国際的な注目を集めた。その後も『道草』『わかりません』など、人間の心の揺れと日常のリアリティを描く演出で知られる。2025年には最新監督作 『かぶと島が浮く日』 が完成し、広島国際映画祭にてワールドプレミアされるなど、国内外でさらなる活動の広がりを見せている。


      【写真 右】
      柳谷 一成(やなぎたに・かずなり)
      1989年長崎県西海市生まれ。専門学校卒業後福岡で就職するも俳優を志し上京。UPSアカデミーで修練後、インディーズ映画を中心に活動。21年に映画『まっぱだか』(監督:安楽涼、片山享)で主演。企画・主演を務めた映画『西海楽園』(監督:鶴岡慧子)は25年バンクーバー国際映画祭パノラマ部門、東京国際映画祭のNippon Cinema Nowに選出された。

      方言が合わさることで「その街の音」になる

      「時のおと」は北陸新幹線の福井県開業に向け、映画を通して方言をPRできないかという福井県からのオファーがきっかけだったそう。

      監督は「方言は音階」ととらえ、「街に流れる音はどこも似通っている。けれどそこに方言が入ることで“その街”になる」と考え、企画・制作にあたりました。

      撮影には1年近くかけ、福井市、小浜市、南越前町、鯖江市、勝山市が全面協力しました。

       あらすじ 
      映画は福井県内5つの街(福井市、小浜市、南越前町、鯖江市、勝山市)を舞台に、オムニバス形式で展開。

      女子高生は演劇部として最後の夏を迎える。
      街の音に憧れた女性は時を止めようとする。
      漁師はいずれおとずれる世代交代に向き合いながら生きる。
      移住してきた男性は春を待つ野菜を育てる。

      聴こえてきた音。聴こえている音。 時は過ぎて行く。

      過去の時間とクロスすることで「共感」が生まれる

      片山監督がもうひとつこだわったのが「時間軸」。

      現在の音だけでなく、多くの人々の記憶にある「過去の音」、そして未来への音も意識して撮ったそう。

      「部活の時の周囲の雑音、波の音や笑い声。誰もが聞いたことのある音に過去の記憶、未来への希望を重ねてもらえたら」と話します。

      もがいたり落胆したり、希望に満ちていた時代や淡い思いを抱いた瞬間が、音をきっかけに呼び覚まされます。

       

      俳優は6人、ほかの出演者は地元の“普通の人たち”

      実はこの映画に出演している本職の俳優さんは津田寛治さんをはじめ6人のみ

      総勢200人程の出演者のほとんどがその街で暮らす「普通の人」で、中にはセリフの多い主役級で登場する人もいます。

      「皆さん上手なんです。セリフの言い回しも自然で、撮っているこちらもびっくりでした」と片山監督。

      柳谷さんも「何の違和感もなく自然に演じられました」と話します。

      勝山編で主役を務めた柳谷さんは撮影の1カ月前から勝山に住み、日中は勝山水菜を育て、夜は映画に登場する串焼き屋でアルバイト

      地元勝山の人たちと飲むなど、実際に勝山に“暮らしていた”そう。

      柳谷さんは長崎県出身で、映画も同じ設定で登場しています。

      「水菜農家の三嘴(みつはし)さんは本当に真剣に栽培方法を教えていただいて、最後の方は僕も『このまま水菜作るって道もあるよなあ』と頭をよぎるくらいでした。撮影以降、左義長まつりには毎年行っています」と柳谷さんは話します。

       

      ありふれた音だからこそ共感できる。多くの人がふるさとを見直す機会に

      監督自身が「撮っていてすごくパワーをもらった」と話していましたが、誰もが聞いたことがある自然や街の音が過去の体験や記憶と結び付いた時、懐かしさと共に元気ももらえる気がします。

      私自身は高校の校舎に響くグラウンドからの声、風の音、ヒグラシの鳴き声に、胸がきゅっと締め付けられました。

      地元出演者はもちろん俳優さんも6人中4人が福井県出身者。福井弁もナチュラルで、BGMのように自然に耳に響きます。

      そして普通の生活を丁寧に描くストーリーは、福井県外の人が観ても、自分のふるさとや昔の経験を思い起こさせるはず。それくらい力のある映画です。

      2月の上映をお楽しみに!

      映画「時のおと」は、2026年1月31日(土)からポレポレ東中野で、2026年2月28日(土)から3月20日(金・祝)まで、福井メトロ劇場にて公開。

      その後全国順次公開されます。

      公式ホームページ
      公式X
      福井メトロ劇場 公式ホームページ

      CAST & STAFF
      出演:上のしおり 葵うたの 笹木奈美 窪瀬環 千馬龍平 柳谷一成 もも 千馬一弘 三嘴武志 津田寛治
      監督/撮影/編集:片山享
      協力:福井市 小浜市 南越前町 鯖江市 勝山市
      企画:福井県

      \片山さん柳谷さん、ありがとうございました/

      ※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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