「心を込めたガラス作り。いつでも小浜の海を感じて。」ガラス工房KEiS庵(小浜市)の職人・竹田恵子さん【嶺南こんにちは通信】

「心を込めたガラス作り。いつでも小浜の海を感じて。」ガラス工房KEiS庵(小浜市)の職人・竹田恵子さん【嶺南こんにちは通信】

こんにちは、ふーぽ編集部です。

嶺南在住クリエイターがいま会ってほしいローカルピープル情報をお届けする【嶺南こんにちは通信】

 

今回は、ガラス工房KEiS庵(小浜市)の職人・竹田恵子さんです。

お気に入りの嶺南スポットも教えていただきました。

心を込めたガラス作り。いつでも小浜の海を感じて。

工房兼ショップ。ガラス細工体験も楽しめます

小浜市福谷の海辺に佇む「ガラス工房KEiS庵」。

棚には青、緑、ピンクなど、心ときめくカラフルな食器や花器が所狭しと並びます。

 

手がけるのは、吹きガラス職人・竹田恵子さん。

「使い勝手が良いのはもちろん、お客さんの日常に彩りを添える作品を作りたい」と創作活動に励んでいます。

 

小浜市生まれの竹田さんは、敦賀市の短大を卒業後、小浜市役所に12年間勤めました。

人生を見つめ直していた時期に、沖縄県石垣島を旅行で訪れ、景色や温かい人々に魅了されます。

その後、安定した公務員を潔く辞め、幼い頃から夢見ていた南の島暮らしを叶えました。

 

同県のシーサー工房での勤務後、琉球ガラスに出合い、その美しさと技の虜になり、ガラス職人の道へ進むことを決意。

読谷村(よみたんそん)の吹きガラス工房で3年間、心血を注いで修業を積んだ後、小浜市にUターンし、2008年に工房を構えました。

いざ創作を始めてみると、自作した窯の温度が上がらないなど、困難の連続でした。

 

安定した品質でものを作るのは至難の業。

「それでも、最高の作品を生み出したい」と歯を食いしばって乗り越えてきました。

独立当初、工房の壁に大きく力強く「落ち込んでいるヒマはない」と書き、その言葉を目にする度に心を奮い立たせました。

小浜の海を表現したエメラルドグリーンに深みを加えたような青緑の「OBAMAblue」の皿とグラス

5年前からは新たな挑戦に情熱を注いでいます。

工房をともに切り盛りする母と姉の協力のもと、ガラスの原料作りから研究を重ね、3年かけてオリジナルガラス「OBAMA blue」を開発。

小浜の海で採取した砂と、廃棄された「小浜よっぱらいサバ」の骨、「若狭かき」の殻を活用しています。

時間や場所によってさまざまに色を変える海のように、採取した原料から生まれるその時々の発色が魅力です。

「小浜の海を、多くの人に知ってもらうきっかけになれば。器を見て、どこにいても思い出してくれると嬉しいです」。

より小浜らしい美しい海の色を目指して、今も探究し続ける日々です。

 

「生み出したからこそ、進化させたい」と突き進む竹田さん。

輝く可能性を秘めたその胸には、やけどしそうなほどの熱い思いが溢れていました。

ガラス工房 KEiS庵

福井県小浜市福谷9-8-2
☎090-2372-1431
【営】10:00~17:00
【休】水・木曜
ホームページ

お気に入りの“嶺南”スポット

小浜の海【小浜市】
竹田さん

やっぱり推しは、小浜の海!

複雑に入り組んだリアス式海岸で、狭い湾や入江が織りなす風景が、多彩な表情を見せ、美しい夕焼けや満点の星とのコラボも最高です。

私のオリジナルガラス「OBAMA blue」は、それぞれ異なる表情を持ついろいろな浜の砂を合わせて作っているんですよ。

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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