ケーキをいただく前に鑑賞したいのは、食器づかい。
昆布さんの美意識は、うつわやカトラリーにまで及びます。
例えば、今回は
- ドリンクのグラスは木村硝子店の「うすはり」
- お皿は佐賀県伊万里「文祥窯 馬場光二郎」氏作
- カトラリーは新潟県燕市の金属加工メーカー中野科学の「as it is」
- カトラリーレストは鯖江市の「井上徳木工」
など、自らが吟味してセレクトした逸品ばかり。
洗練されたデザインの食器の数々が、ケーキの美しさを引き立てています。
ドリンクはホット、またはアイスのコーヒーか紅茶から選べます。
暑かったこの日は、アイスティー(税込550円)をセレクト。
ひと口飲むと、控えめながらもふわりと華やかな香りと深みのある味わい。
アイスティーからして、おいしすぎる・・・!
伺えば、茶葉は「沖縄ティーファクトリー」のティーブレンダー内田智子さんが手掛けた、昆布屋孫兵衛オリジナルブレンドとのこと。
紅茶までスペシャル。さすがですね。
主役のケーキ「常盤」は、混じりけのない宇治抹茶のフレッシュな風味に、甘酸っぱく軽やかなアンズと、ベースラインのように全体を支える大納言小豆の甘さが三位一体になった、はじめて味わう、食味食感・・・・。
まさしく、これは、「食べるジュエリーや!!!」
心の中で叫びながら、静かに、丁寧にいただきました♡
ケーキのイートイン以外にも、お皿に盛ったデザート「アシェットデセール」(予約制)の提供も不定期で開催。
Instagramのストーリーズで詳細をお伝えするとのことなので、こちらもぜひ、チェックしてみてくださいね。
いかがでしたか?
ベールを脱いだ、新装「昆布屋孫兵衛」は、想像以上に洗練された和洋折衷の菓子店へと変貌を遂げていました。
外観さながら店内はまさしくお菓子のギャラリー。
五感ごと美意識を刺激される、リュクスな空間でした。
開店早々、昆布さんのお菓子を求めて、東京をはじめ、全国からお客さんが訪れているそう。
昆布さんご自身も「福井ならではの食材を使い、ここでしか味わえないお菓子を生み出していきたい」とのこと。
福井の新たなランドマークとして、これからも全国的に注目されること間違いありません。
手土産に、そして自分へのご褒美に。
美しくて、おいしいお菓子を愛でに、ぜひ訪れてみて下さいね。