知って楽しいイタリアンの豆知識。本場の食事マナーやパスタの種類など。

知って楽しいイタリアンの豆知識。本場の食事マナーやパスタの種類など。

こんにちは、ふーぽ編集部です。

 

ピザやパスタなど、イタリア料理は日本の家庭でも馴染み深いものばかりですよね。

でもイタリアの食文化って知っているようであまり知らないことばかり! 

 

そこで今回は、本場イタリアの食事マナーやパスタの種類など、知るともっとイタリアンを楽しめる豆知識を紹介します。

 

イタリア料理の特徴って?


イタリアは南北に長いため地形や気候に違いがあり、地域によって多彩な食材が揃っています。

大きく北部・中部・南部の3つに分けられ、北部では農業や畜産業、中部では羊の放牧にオリーブやワインの生産、南部では野菜の栽培が盛ん。

それぞれの地方の特産物を使った料理が根付いています。

 

地方色はあれど、イタリア料理はどれも素朴な味わいのものが多いのが特徴。

それは、イタリア料理が家庭料理をベースに発展した郷土料理の集まりだから。

 

素材のおいしさを引き出すシンプルな味付けが、イタリア料理が長く日本でも愛される理由かもしれません。

 

【北部】の特徴

(上部:赤色の部分)

肥沃な土地が広がり、農業や畜産業が盛んです。

バターやチーズなど乳製品を使った濃厚な味付けの料理が好まれています。

 

【中部】の特徴

(中間:白色の部分)

羊の畜産物や豆類、トリュフ、生ハムやバルサミコ酢、オリーブやワインの製造が盛んです。

北部と南部の特徴をミックスした料理が食べられています。

 

【南部】の特徴

(下部:緑色の部分)

一年中温暖な気候で、トマトなどの野菜が栽培されています。

また、海産物も豊富で、料理によく用いられます。

さっぱりとした味わいの料理が多いです。

 

 

イタリアンレストランの名称の違いと使い分け方は?

日本のレストランと違い、イタリアのレストランは「リストランテ」や「トラットリア」などの分類がされています。

店名についていることもあるので、特別な日にはリストランテ友達と一緒に会話と食事を楽しむならトラットリアやカフェテリアなど、誰と、どんな目的で行くかによって使い分けてみてくださいね。

 

リストランテ 高級レストラン。5~8種のメニューからなるコース料理が中心
オステリア

軽食堂や居酒屋。お酒も楽しめるアラカルト中心のメニュー構成

トラットリア・
タヴェルナ

一般的なレストラン。地方料理や家庭料理を楽しめる

ピッツェリア・
スパゲッテリア
ピッツァ、パスタの専門店。そのほか、ワインやビール、ジェラート専門店なども
バール カウンターがあり、アルコールやエスプレッソ、軽食を提供する
カフェテリア 喫茶店。最近はバールと一体化している店もある

 

 

パスタを食べる時スプーンを使うのは日本だけ?

実は、スプーンとフォークを使ってパスタを食べるのは日本特有の文化。

本場イタリアでは、パスタはフォークだけを使い、うまく巻き取って食べます。

フォークの端に少しだけパスタを巻き付けて、時計周りに回すと食べやすい量に。

また、ピザの食べ方も日本のように手で食べるのではなく、ナイフを使って切り分け、先端からくるりと巻いて、ひと口大に切ってフォークで食べるのが一般的です。

 

 

パスタってどんな種類があるの?

パスタとは広義で「練ったもの」という意味。

小麦粉と水を練って作られます。

大きく乾燥パスタと生パスタの2種類があり、生パスタは卵入りの生地に具材を詰めたラビオリやニョッキ、乾燥パスタは、ロングパスタ・ショートパスタ・幅広パスタなど多様な種類があります。

イタリア北部では農業が盛んで、小麦の生産量が多いことから生パスタ、南部では乾燥パスタが主流で、それぞれの地域の特産品と合わせたパスタ料理が楽しめます。

 

【ロングパスタ】

太さごとに名称が違い、スパゲッティーニ(1.5mm)やスパゲッティ(1.6~1.9mm)のほか、断面が楕円のリングイーネ(3mm)がある

 

【生パスタ】

(左上)ラビオリ、(右上)ニョッキ、(下)フェットチーネ

 

【幅広パスタ】

ラザニア

 

【ショートパスタ】

(上段)ファルファッレ、(下段左から)フジッリ、ペンネ、コンキリエ

 

 

 

オリーブオイルはどう使う?

\教えてくれた人/
中辻 宏史さん
オリーブオイル専門店「deww(デュウー)(福井市日之出4-1-16)のオリーブオイルソムリエ。
厳選したオリーブオイルを個人輸入し、販売している。
ホームページ

本場イタリアでは、オリーブオイルは香りづけや炒め物のほか、アイスクリームなどスイーツにも使われるほど身近なもの。

ひとつの家庭に、用途や好みに合わせた数種類のオリーブオイルを常備していることも多いです。

オリーブオイルはオレイン酸やポリフェノール、ビタミンEなどが豊富に含まれており、1日に大さじ1杯のオリーブオイルを摂取することが健康に良いとも言われています。

また、加熱しても成分が損なわれないことも特長。


用途にこだわりすぎず、自由に日々の食事に取り入れてみては? 

 

◆メルガレホ オリヒナル

▲250ml 1,404円(税込)

クセが少なく爽やかな味わいで、オリーブオイル特有の苦みが苦手な方にピッタリ。

サラダから炒め物まで使えて万能

【⇒Amazonで詳しく見る

◆バッチノエミオBIO

▲250ml 2,592円(税込)

「OLIVE JAPAN 2020」で金賞受賞。

青いトマトのような風味に、バランスの良い辛味と苦みがスープや魚料理に合う

 

◆エル・ラガル・デル・ソトDOP

▲250ml 2,484円(税込)

口当たりがやわらかく、爽やかな緑の香りが食材によく合う。

焼き魚や味噌汁など、和食にも使いやすい

【⇒Amazonで詳しく見る

 



いかがでしたか? 

イタリアの食文化を知っておくと、これからイタリアンをもっと楽しめそうですね♪ 

 

《参考》 川上文代イタリア料理の教科書新星出版社/伊崎裕之知識ゼロからのパスタ入門幻冬舎

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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