【犬と猫と人間(僕)の徒然なる日常。】第14話:コバヤシ家のニューフェイス。

【犬と猫と人間(僕)の徒然なる日常。】第14話:コバヤシ家のニューフェイス。

こんにちは、ふーぽ編集部です。

福井新聞社が発行するローカルライフマガジン「月刊fu」で連載中のエッセー《犬と猫と人間(僕)の徒然なる日常。》

福井県出身の編集者、小林孝延さんが、犬1、猫2との暮らしを、のんびりと綴っています。

第14回は、小林家に現れた野良猫くんのその後~現在。

新しい家族に巻き込まれる(?)小林さん、福、とも&もえの様子に、ほのぼのすること必至です。

小林孝延
こばやし・たかのぶ

編集者・著者。福井県出身。扶桑社発行の雑誌「天然生活」「ESSE」元編集長。石田ゆり子著「ハニオ日記」(扶桑社)、「保護犬と暮らすということ」(扶桑社)などを編集。犬1、猫3と暮らす。釣り好き。新著「妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした」(風鳴舎)が好評発売中。公式Instagram

第14話:コバヤシ家のニューフェイス。

性懲りも無くまたもや野良猫くんを1匹、迎え入れてしまった。

言い訳するわけではないが当初はだれか里親さんを探すつもりだった。

ところが、である。

保護した野良猫くん、あっという間に我が家の先住犬猫たちとすっかりうちとけてしまい、気がつけば、昔からこの家にいますけどなにか問題でも? そんなふうにも見える堂々たる大物ぶりを発揮してしまったのだ。

カランカランと器にフードを入れる音が聞こえるや、一目散に先住猫のとも&もえを押しのけて駆け寄ってくるし、ひだまりを見つけたらリビングの床で大股ひろげてぐーすか眠る。

そしてなによりわが家のストーリーの主人公、元保護犬・福と信じられないくらい仲良くなってしまったのである。

* * *

捕獲してすぐのこと、しばらく隔離しておくためにケージにいれておいた野良猫くんは、あろうことか僕が寝ている間にまるでイリュージョンのようにケージをくぐり抜けて家の中へ解き放たれてしまった。

気づいたときには後の祭り。

カーテンレールの上にいたと思えばベッドの下へ。

まるで忍者のようにひょいひょい逃げ回る。

なんとか捕まえてもう一度ケージに! と思ってはみたものの、あまりのすばしこさにお手上げだった。

やれやれ。

もはやケージに戻すことはあきらめ、家庭内野良として生きていってもらうしかないかとひとり途方に暮れたのだった。

* * *

そんなとき、のっそりと福が僕の背後から現れると、あら不思議、隠れていたはずの野良猫くんがひょいとベッドの下から顔を出すではないか!! 

そして、福とつんつんと鼻と鼻であいさつすると、まるで慣れない家を福が案内するように先導して歩き出したのだ。

この様子を撮影してインスタグラムにアップしたところ、あっという間に100万回再生を超えた。

いわゆるバズりである。

それからしばらくはまるで親子のように福と野良猫くんはくっついて眠り、戯れあった。

疑いもなく福の前でおなかをさらけ出して甘える子猫を、ぎこちなく甘噛みする福。

愛情は種族を超える。

福のなかに潜んでいた母性が目覚めた瞬間である。

くったくのない子猫の振る舞いをとも&もえもあきれながら受け入れていた。

小さな存在は静かに均衡していたコバヤシ家の社会に波紋を起こし、その波紋はみんなの心にささやかな変化を与えたのだった。

そうそう名前である。

先住の福、とも、もえ(巴にちなんでます)、いずれ劣らぬ警戒心の強いわが家の顔ぶれにはない、陽気でやんちゃな性格にちなみ「やん(陽)」と名付けた。

黒い体に眉間の白いハイライトがまるで陰陽の紋様にも見える。

あれ、ということはもう1匹「いん(陰)」ちゃんが欲しくなる??

我が名はヤン! ベランダの果てよりこの地へ来た! そなたたちは小林の家に住むと聞く、古株か?

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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