最近は美しい星空を求めて、山の奥へ奥へと向かうことが増えていましたが、
「ザパァン! ザッパァァァン!!」
そんな波の音を聞きながら、星を眺めたい!!
という気持ちが強くなり海へ向かいました。
▲公園のテラス
シーサイドパークへ到着すると、綺麗に整備されたテラスが迎えてくれました。
入口に立つと、テラスの中央に植えられた樹木の上に、白く美しい星、おとめ座の1等星「スピカ」が瞬いていました!!
ここで、スピカの周りの星と星を繋げて、おとめ座の姿を想像したいところですが、プラネタリウムで解説をされている方々を除いては、うまく想像できない方が大半ではないかと思います。
そこで、比較的簡単に見つけられるおとめ座の目印の星の並び、アルファベットの「Y」の形を紹介します。
上の画像で確認してみてください^^/
おとめ座は5月下旬の21時ごろ、南の空に昇っています。
▲公園の休憩所
公園のテラスの横に整備された休憩所からは、てんびん座が見えていました☆
てんびん座は、先ほどご紹介したおとめ座の東側に位置しています。
明るい星が少ないので、夜空の暗い場所へ行かれた際に、見つけられるか挑戦してみてください!
▲トランポリン遊具
また、公園の散策を楽しんでいると、まるでUFOのような形のトランポリン遊具の上に、夏の大三角が昇っていることに気づきました☆
そこで、三脚を立てて撮影の準備をしていると、夏の大三角の下に、いるか座が昇ってきました!!
いるか座は、小さく目立たないため、あまり知られていない星座かもしれません。
でも、星を繋いでつくる形からは、イルカの姿をイメージしやすく、ぜひ一度は観察していただきたい星座の一つです^^/
▲河野海水浴場に昇る天の川とアンタレス
シーサイドパークからの帰り道に、公園から車で5分ほどのところにある河野海水浴場に立ち寄りました。
海水浴場を歩いていると、日本海の荒波に削られてできたであろう島の上に、さそり座の1等星「アンタレス」が輝き、美しい天の川が島の上から左上方向に見えていました^^
最近は山でシカの鳴き声を聞きながらカメラを構えることが多かったため、波の音を聞きながらの撮影に、ワクワク・ドキドキする新鮮さを感じました☆
様々な場所で星空を見上げていると、同じ星空でも違った印象を受けるようです。
皆さんもぜひ、いろいろな場所で星空を楽しんでみてください!
今回は、南越前町の河野シーサイドパークの星空を紹介しましたが、皆さんのお住まいの地域でも、近くに星がきれいに見られる場所があるかもしれません。
晴れて星が見られたら、以下のポイントを守りながら、ぜひ星空を見上げてみてください^^/
~星空観察のときに気をつけたいポイント~
■安全管理:昼間の内に危険な場所、立ち入ってはいけない場所がないか確認しましょう。また、山へ行く場合には、クマよけの鈴やオーディオなど、音の出る物を身に付け、複数人で行動しましょう。
■ライトの使用:星の観察・撮影をしている人がいたら、ライトの使用は必要なときだけ。
■ゴミは必ず持ち帰ろう。
■民家などが近くにあるときは、大きな声など出さず、夜間はお静かに。
マナーを守って、星空を楽しみましょう^^/
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※紹介している写真は、星が見やすいように画像処理をしています。そのため、実際に人が見た星空とは異なります。
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