NHK大河ドラマ「光る君へ」福井県のゆかりの地めぐり旅【後編】

NHK大河ドラマ「光る君へ」福井県のゆかりの地めぐり旅【後編】

ついにNHK大河ドラマ「光る君へ」が最終回を迎えました。

ドラマがスタートしてから京都、滋賀、福井など紫式部にゆかりのある地域は、紫式部一色で盛り上がりましたね!

ドラマを見て、福井県に興味を持っていただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

「光る君へ」越前編にちなんで、ふーぽで掲載した「福井県のゆかりの地めぐり旅 前編」では、紫式部が立ち寄った場所などドラマで放送された場所をご紹介しました。

後編ではドラマにも登場した安倍晴明のゆかりの地も紹介していきますよ。

 

安倍晴明役のユースケ・サンタマリアさん・・印象深いですよね。

紫式部が生きた平安時代の福井県の面影をお楽しみください。

▲越前市の「しきぶきぶんミュージアム」(大河ドラマ館)館内

大河ドラマ館「しきぶきぶんミュージアム」は2024年12月30日(月)まで開館しています。

閉館までの間、なんと福井県民は無料となっていますので、まだ訪れていない方、光る君ロスの方、ぜひお立ち寄りくださいね。

平安時代の若狭エリアは都の文化が伝わる地だった

若狭鯖街道 熊川宿

福井県は今でいう嶺南地方の「若狭」と嶺北地方と敦賀市の「越前」という2つの国からなっていました。

前編では「越前」の紫式部ゆかりの地をご紹介しましたが、後編は「若狭」の地をご案内。

「若狭」は紫式部が生きた平安時代、大陸と都の人や物資・文化が往来し交わる地でした。

都の祭礼や芸能・仏教文化が地域一帯に広く伝わり、独自の発展を遂げながら大切に守られてきたことから、数多くの文化遺産や伝統行事が今に伝えられています。

詳しく歴史を紹介した記事はこちらから

紫式部が生きた平安時代の仏教文化の地や安倍晴明ゆかりの地をめぐってみた!

今回も、紫式部や源氏物語、安倍晴明にゆかりの深い京都と滋賀のインスタグラマーとコラボし、ドラマの舞台にもなった、若狭の平安ゆかりの地の、素敵なスポットや見どころを紹介します!

 都からの仏教文化のひとつ、国宝「明通寺」

《紹介してくれた人》
Naokoさん @naokokyoto_

今回は、【明通寺】へ…

杉木立に囲まれ、ひっそりと佇んでいます。

まさに、幽谷の国宝という言葉が相合しい。

福井県唯一の、国宝建造物の本堂と三重塔を持つ明通寺。

平安時代初期の806(大同元)年、坂上田村麻呂が蝦夷征伐に際して創建したと伝えられています。

本堂は鎌倉時代の再建時より、違わずそこにあり続けていると住職さんに伺いました。 

檜皮ぶき屋根が特徴で、魅入ってしまうほどに美しい。

また本堂には、本尊薬師如来、深沙大将、降三世明王(いずれも国重要文化財、平安時代後期の作)が安置され、独特の雰囲気と威厳を漂わせています。

三重塔は、鎌倉時代の和様に沿った端正な造り。

見事な木造建築に目と心を奪われ…暫しタイムスリップしたかのような、錯覚に。

鯉が泳いでいたり、可愛いだるまがあったり…処々、心が和む場所もあります。

まさに、古刹の名所。

明通寺(みょうつうじ)
 福井県小浜市門前5-21
TEL:0770-57-1355
ホームページ

御食国・若狭の海上安全、海幸大漁の守護神「若狭姫神社、若狭彦神社」
夫婦で祀られる最強パワースポットの神社

《紹介してくれた人》
Naokoさん @naokokyoto_

若狭姫神社

若狭彦神社

訪れたのは、\若狭姫神社&若狭彦神社/

715(霊亀元)年創建の「若狭彦神社」、721(養老5)年創建の「若狭姫神社」共に\若狭一の宮/と称され、海上安全、海幸大漁の守護神として信仰されています。 

パワースポットとしても紹介されていて、大変有名な神社です。

さすが、1000年以上の歴史があるだけあり…一歩足を踏み入れると、その空気感、風格が違います。

「若狭姫神社」

境内には、能舞台をはじめ、子種石や大銀杏の木の乳神様、パワースポットの千年杉などがあり、縁結び・安産・開運厄徐などのご利益があります。

中でも特別、目を引いたのが…【御神木千年杉】

不老長寿の象徴として、信仰されています。千年の月日を経て、ずっと同じ場所にあり続けている…

その時の流れのスケールの大きさに、思いを馳せ感動しました。

 

「若狭彦神社」

鳥居をくぐると、これまで体験したことがないほどの、厳かで神聖な空気感。

御神気を感じるほどです。そこに驚きを隠せず、一歩一歩奥へと進みました。

有名なのは、夫婦杉です。

上社の彦・下社の姫神社を合わせて「若狭一の宮」と称される若狭最古の神社。

夫婦の関係にある両社の縁結びパワーは、有名!

両社を訪れることで、バランスのとれた運気を得られるのだそう。

豆知識

日本遺産 海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群
~御食国(みけつくに)若狭と鯖街道~

福井県若狭の「鯖街道」は、古代から都に海産物や塩を運び、「御食国」として都の食文化を支えた歴史的な街道です。港や宿場町が発展し、祭礼や芸能、仏教文化が沿線地域に広がる中、独自の文化が育まれました。この街道沿いには今も往時の賑わいを伝える町並みや豊かな自然、伝統的な食文化が息づいています。近年、この鯖街道が文化庁の日本遺産「特別重点支援地域(プレミアム)」に全国で初めて選定され、地域活性化や観光振興のモデルとして注目されています。

引用:日本遺産ポータルサイト

異国からの玄関口 越前・若狭 ふくい平安めぐり

県内の日本遺産はこちら

若狭姫神社(わかさひめじんじゃ)
 福井県小浜市遠敷65-41
若狭彦神社(わかさひこじんじゃ)
 福井県小浜市竜前28-7
TEL:0770-56-1116

 安倍晴明ゆかりのパワースポット「天社宮」

《紹介してくれた人》
中村晃子さん @akko1202akko

紫式部が生きた平安時代に活躍した安倍晴明。

安倍晴明を始祖とする土御門家の子孫や系譜の人たちが、今も陰陽道の数々の儀式を脈々と受け継いでいます。

天社宮の境内には安倍晴明を祀る本殿や安倍家墓所などがあり、陰陽道の世界に触れられる神聖な空間が広がっていました。

「安倍家」と「暦の歴史」がテーマの資料館「暦会館」

《紹介してくれた人》
中村晃子さん @akko1202akko

安倍晴明の子孫にあたる土御門家が応仁の乱の戦禍を逃れ、名田庄の地に移り住み3代にわたって天文暦学の道場を開いたことにちなんで建設されました。

全国でも珍しい暦と天文学に関する資料館です。

館内では古い時代の暦など、暦に関する資料が見られます。

またセルフで占いができるコーナーなどもありました。

豆知識

安倍晴明とは?

安倍晴明(921年~1005年)は、平安時代中期の陰陽師で、陰陽寮に所属し、天文学や暦学を駆使して天皇に助言を行う国家公務員的な役割を果たしていました。彼の卓越した能力は多くの伝説を生み、現代でも小説や映画で取り上げられています。晴明の子孫は代々陰陽頭を務め、14世紀には花園天皇から「土御門家」の称号を賜り、福井県おおい町名田庄に泰山府君大神を祀る領地を拝領しました。この地は現在、天社土御門神道本庁として知られ、安倍晴明ゆかりのパワースポットとなっています。

引用:「青々吉日」御食国食旅サイト~安倍晴明ゆかりのパワースポットは「暦」のふるさと。天社土御門神道本庁を訪ねて~

暦会館(こよみかいかん)
 福井県おおい町納田終111-7
TEL:0770-67-2876
ホームページ

いかがでしたか?

ぜひ、紫式部の心境を想像しながら、当時の歴史や文化の魅力に触れる旅に出てみてくださいね。

 

上記のスポットをまとめたパンフレットも発行されています。

ダウンロードはこちらから

 

\紫式部ゆかりのスポット情報はこちら/

福井県内にある紫式部・安倍晴明ゆかりの地を巡ろう【ふくい平安めぐり】

 

【本企画に関するお問合せ】
福井県交流文化部魅力創造課

福井県福井市大手3丁目17-1
TEL:0776-20-0762
FAX:0776-20-0513
ホームページ

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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