美髪になるためのホームケア。日々の暮らしにヘアケアをプラスしよう。

美髪になるためのホームケア。日々の暮らしにヘアケアをプラスしよう。

こんにちは、ふーぽ編集部です。

年齢とともに髪質や毛量、頭皮の状態は変化していきます。

ヘアケアを習慣にして、頭皮や髪をダメージから守りましょう。

すこやか美髪の育て方

\教えてくれた人/

菅野麻衣さん
日華化学デミコスメティクスデジタルマーケティング部PR・広報担当。
美容師向けの教育を国内外にて行う。

加齢の影響は髪にも、頭皮環境の改善を。

30代半ば頃から40代に入る頃に白髪や抜け毛、パサつきなど、髪質の変化を感じ始める人が多いです。

「年齢とともに髪の主成分であるタンパク質の一種、ケラチンの密度が減ることで、パサつきやうねりが出やすくなります」と菅野さん。

「白髪は毛根でメラニンを生成できなくなることが原因です。さらにカラーリングやパーマ、紫外線を浴びることで、髪の劣化は加速します」

 

ダントツで一位だったのが、白髪のお悩み。 加齢による頭皮の血行不良や弾力低下、皮脂詰まりなどから、髪がパサつく、細くなる、抜け毛が増えるなどの傾向も顕著に。

 

加齢による影響には抗えませんが、お手入れ次第で5年後、10年後の髪の状態は大きく変わってきます。

「一番大切なのは、頭皮環境を正常化すること。髪の“土壌である頭皮の毛穴の詰まりを取り除き、血流やリンパの流れを良くすることで、次に生えてくる髪の質が上がります」。

菅野さんがおすすめするのは定期的なヘッドスパと、毎日のシャンプーでしっかりと頭皮を洗うこと

「自分で取りにくい皮脂汚れはプロに任せ、シャンプーは洗浄力があり、髪質に合ったものを使うこと。ヘアケアの時間を少し増やすことで、髪はよみがえりますよ」

他にも食事の改善や紫外線予防など、日頃からできることはさまざま。

すこやかで美しい髪のために、早めのケアを心掛けましょう。

 

 

白髪の原因とメカニズム

年齢とともに増えてくる白髪。

さまざまな要因が複合的に組み合わさって発生すると言われています。

実は生まれたての髪は白髪

毛根のメラノサイトでメラニンが取り込まれることで黒髪になりますが、この働きが低下すると白髪になります。

 

 

白髪になるのはなぜ?

  1. 遺伝
    10代~20代で白髪が出始める人は、遺伝的な要素が関係しているといわれます。家族に若くして白髪の人がいる人は、その可能性が。
  2. 加齢
    加齢によりホルモンの分泌が低下すると、頭皮の血流や髪の内部が栄養不足になり、メラノサイトでメラニンを作る働きが弱まります。
  3. ストレス
    過度のストレスがかかると、血管が収縮し、頭皮に十分な酸素や栄養が届きにくくなります。白髪が急に増えた場合はストレスケアを心がけて。
  4. 睡眠不足
    睡眠不足や夜更かしが続くと、22時~翌2時に多いとされる「成長ホルモン」の分泌が妨げられ、メラニンを生成しにくくなります。

 

 

はじめよう! 美髪ケア

「ちょっと気になる」と思った時が、始めどき。

日々の暮らしにヘアケアをプラスし、美しく健やかな髪を育てていきましょう。


【HAIR CARE01】
頭皮汚れを落とし、美容液で潤いをプラス

ヘアケアの基本は、頭皮の汚れを落とすこと

「髪ではなく頭皮を洗う」意識で、頭皮をマッサージするようにしっかりとシャンプーしましょう。

また、肌と同じように頭皮も保湿が大切。

季節や加齢によって乾燥したり、硬くなりや すくなるので、洗髪後、頭皮用の美容液で潤いを与え、血行を促しましょう。

また、頭皮の潤いを保つことで紫外線からのダメージも予防でき、白髪や乾燥の抑制に。

 


【HAIR CARE02】
日々のUV対策で髪や頭皮をガード。

紫外線は肌と同様、髪や頭皮の大敵。

髪の表面のキューティクルを損傷するほか、内部まで入り込むので、主成分ケラチンの結合が切れ、切れ毛や枝毛が増えやすくなります。

また乾燥が進み、パサつきやカラーの退色の原因にも。

季節に関わらず、外出の際は帽子や日傘で頭皮と髪をガードすることがおすすめ。

またUVカットスプレーを併用することで毛先まで守ることができます。

 


【HAIR CARE03】
インナーケアですこやかな髪を育てる。

東洋医学では「髪は血の余り」と言われ、食べ物から得た栄養分が血液によって体を巡り、最終的に余ったものが髪に運ばれると考えられています。

必要な栄養分を摂取するためには、主成分であるタンパク質や、タンパク質の合成に関わる亜鉛、過剰な皮脂の分泌を抑えるビタミンB2を含む食品を積極的に毎日の食事に取り入れたいもの。

サプリを併用すれば、効率的に栄養分を摂取できます。

 


【HAIR CARE04】
頭皮マッサージで血行促進。

頭のコリをほぐすことで、血液やリンパの流れが改善し、髪の健やかな成長を助けます。

ポイントは、摩擦をかけずにゆっくりやさしく圧をかけること。

髪が乾いた 状態で両手の指先3本をリンパの集まる耳の周りに当て、こめかみにかけて押し上げていきます。

最後は両手のひらで頭頂部の中心にかけてじっくりと力を加えていきます。

フェイスラインのたるみやシワ対策、ストレスケアにも効果的。

 

 

グレイヘアの楽しみ。

あえて髪を染めず「グレイヘア」を楽しむ人が増えています。

自然な髪色の楽しみ方を伺いました。

「自然のまま」が元気な髪の秘訣。

丁寧なブラッシングで髪にハリがうまれ、パサつきのない艶やかなグレイヘアに

今井けい子さん
越前市在住。ハウス食品のスパイスアンバサダー。畑や保存食作りなど、自宅で自然にやさしい暮らしを実践中

グレイヘアになって実は30年以上。子どもが小さい頃から髪が白くなり始めました。

「白い髪のお母さんだとかわいそう」という声もあり、子どもが成人するまでは髪を染め続けることに。

それまでは毎月白髪染めをしていましたが、子どもの大学卒業をきっかけに染めるのをやめました。

染めた髪から移行する時は、 部分的にウィッグを使いましたが、 一気にグレイヘアになったので周囲の人は驚かれたでしょうね(笑)。

今の髪型になってから4年ほど。染めなくてよい生活は楽ですし、自然が一番いいなと思うようになりました。

グレイヘアは髪質や頭皮にもいいことばかり。

特別なお手入れはしていませんが、体は食べ物で変わるので、「食」はとても大切にしています。

季節の野菜を自宅の畑で育て、パンやお菓子、味噌なども手作り。

どんなケアよりもストレスフリーな暮らしが一番髪に良いと思っています。

 

 

グレイヘアが引き立つ新しいおしゃれ。

今の髪型は周囲からも好評だそう。「以前より若々しくなったと言われることもあるんです。」

上嶋睦美さん
鯖江市の喫茶店「こっしぇるん。かふぇ」店主。JR鯖江駅前で 「サンドーム福井」を訪れたライブ客へのボランティア活動も行う

昨年、乳がんを患い、抗がん剤治療のためすべて髪が抜けました。

治療も落ち着き、髪が再び生え始めてから約1年。

新たに生えた髪が白髪だったことから、自然にきれいなグレイヘアになれば…と染めるのをやめました。

治療の影響か、髪が伸びるスピードは以前より遅くなりましたが、染めないことで髪質は良くなったと思います。

以前は髪型を頻繁に変え、アレンジしたり茶色に染めたりと人と違った髪型や色を楽しんでいましたが、今は自然のまま。

その分、胸元を華やかにしたり、アクセサリーを工夫したりと、髪が引き立つような新たなおしゃれを楽しむようになりました。

気持ちにも変化が表れて、髪だけでなく生き方にもこだわりがなくなり、心も体も心地よい毎日を過ごしています。

ここからさらにグレイヘアを育てていく予定。その過程が楽しみです。


 

いかがでしたか?

髪に関する知識が増えると、日常のヘアケアの時間も楽しくなるかもしれませんね♪

 

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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