『海の幸から絶景、歴史まで初夏の小浜をひとめぐり。』
リアス式海岸によって生まれた個性的な入り江が続く嶺南の海岸線は、海と山に囲まれた自然の宝庫。
なかでも小浜市は、古来から「御食国(みけつくに)」として塩や海産物などを都に運ぶ役割を担い、「鯖街道」として日本遺産第1号にも認定されています。
独自の食文化が息づくこのエリアのドライブは、小浜ならではの食が楽しめます。
市街地中心部の「若狭小浜お魚センター」では、若狭湾や小浜湾などの近海から水揚げされた鯖や若狭ぐじ、若狭カレイなど新鮮な魚介が味わえます。
毎年7月ごろは「海のミルク」と呼ばれる岩牡蠣が絶品。
朝早く足を運んで港町ならではの朝食を楽しむのもおすすめです。
小浜市の東部に進路を変えると、真っ青な海から緑豊かな山々へと景色が変化。
国宝「明通寺」をはじめ、大小さまざまな寺社仏閣や文化遺産が現れます。
車を停めて散策すると、ゆったりとした時間の流れを感じることができるはず。
そして海沿いドライブの醍醐味は、何といっても絶景。
小浜は「エンゼルライン」や「田烏(たがらす)の棚田」がある内外海(うちとみ)エリアなど、風光明媚な景色が広がるスポットも沢山あります。
特に日本海に沈む真っ赤な夕日は息を呑むほどの美しさ。
旅の締めに目に焼きつけたい景色です。
海沿いドライブは本格的な暑さが訪れる前の時期にぴったり。
さまざまな表情を見せる小浜を走りながら、潮風を感じてみてくださいね。