「人生にもコンセプトメイクを。」デザインコンサルタント・景山直恵さん【ふーぽコラム】

    「人生にもコンセプトメイクを。」デザインコンサルタント・景山直恵さん【ふーぽコラム】

    福井にゆかりがあったりなかったりする、いろいろな書き手がよしなしごとを書き綴る「ふーぽコラム」のコーナー。

     

    今回は、福井市出身のデザインコンサルタント・景山直恵(かげやまなおえ)さんです。

     

    ※月刊fuにて2021年5月号~6月号にかけて掲載された記事です。


      デザインコンサルタント

      景山 直恵
      (かげやまなおえ)
      1967年福井市生まれ。
      グラフィックデザイナー歴34年。
      デザインコンサルタントとして企業ブランディングや商品開発、企画等に携わる。
      グッドデザイン賞、福井県文化奨励賞を受賞

       

      人生はデザインできるのか? 

      こんにちは。

      デザインコンサルタントの景山です。


      デザインコンサルティングは「良い物を作っているのに売れない」製造業や、「美味しいのに知られていない」お店の悩みや問題を、デザインという視点で解決していく仕事です。

      デザインはカッコいいとか美しいといった外見だけではなく、「組み立てる」という意味も持ち、問題を見つけ、解決するための方法をバランスよく組み立てていきます

       

      さて。クライアントの問題はデザインで解決しているけれど、私の人生の問題はデザインで解決できているのか?

      まず紙にペンで縦軸と横軸をL型に書き、左下から右上に向かって斜めに線を引きます。

      横軸を時間軸として、斜め線に沿って左下が現在、5年後のところに目標にしている姿を書いてみます。

      グラフの書き方イメージ


      例えばスタート時点(現在)では、「ファストファッションの服を着ている」「貯蓄額100万円」「軽自動車に乗っている」など現状を書き、5年後と交わる部分に、「金額を気にせずに服が買える」「貯蓄額500万円」「外車に乗っている」など、10年後、15年後になりたい姿を「言語化」、または絵を描いて「見える化」にします。

      5年後にその姿になっているか?
       

      なっていなければ、今以上の努力をしなくてはいけないし、努力したおかげで5年後の姿が4年目で達成するかもしれない。
       

      私の場合、おしゃれなカフェのある環境で仕事がしたかったので、カフェの開業資金を貯めることを目標にしていました。

      ところがその途中で事務所が手狭になり、より広い事務所に引っ越すことに。

      なんとその物件、下の階がカフェでした。

      私の目標はカフェを経営することではなく、カフェのある環境で仕事がしたかっただけなので、この時点で目的は達成です。

       

      では今まで準備してきたものが無駄になるのかというと、カフェを経営するクライアントへの対応に役立ったり、貯めた開業資金は別のことの資金にしたり、新たな目標の基礎にもなるという訳です。

       

      この目標の見える化、名付けて「人生、見えるか? 」←そのまんま。

      大事なことは「人生、見えるか? 」を自分以外の人と共有すること

      それらの人が協力してくれることで、5年後の姿を3年後に実現できるかもしれない。

      そうすればまた新しい目標が作れます。

       

      とりあえず、今年の夏を充実させるための「この夏、見えるか? 」、描いてみませんか? 

       

       

      人生にもコンセプトメイクを。

      続いてのテーマは「コンセプト」で人生のモヤモヤを晴らすことはできるのか? 
       

      コンセプトとは、辞書に「概念」とありますが、デザインでは人や技、モノコトの軸や核となるもの、と考えます。

      売り手や作り手の「こう在りたい」という軸を見つけ出し、常に忘れないように言語化します。


      例えばディズニーランドの場合、「日常から非日常へ」という世界観で全てが作られています。

      新しいアトラクションやイベントを考える時も「それは非日常? 夢と魔法の国でやる事?」という判断ができ、迷いやブレがあり
      ません。


      私の仕事の事例を挙げると、「米五」さんの店舗「みそ楽」のネーミングコンセプトは「楽しいがミソ」。

      味噌のテーマパークを目指し、味噌のある生活を楽しむことがミソとなる空間としました。

      このコンセプトが商品づくりや店づくり、イベント企画の軸となります。
       

      さて本題。人生においても、迷ったり悩んだりのモヤモヤが晴れる(かもしれない)コンセプトメイクをおすすめします。

      「どんな自分で在りたいか」を、ファッションを通して考えてみましょう。

      年齢や体型、環境の変化で、何を着ていいのか迷った時に、ネットを検索したり本をただ参考にしても、やっぱり迷いは晴れません。

       

      まずは、どんな服を自分が望むのか。

      思いつくまま言語化してみます。

      『ダサい格好はイヤ。若作りはイタい。カジュアル過ぎるとだらしない。無駄に物を増やしたくない、年齢と体型隠すのではなく活かせる服を』などなど。

      ファッションの場合はビジュアルも軸となります。

       

      ということで、私のファッションコンセプトは「清水ミチコ」。

      ミナ・ペルホネンのワンピースをチャーミングに着こなし、先ほど『言語化』した課題もクリア。


      「清水ミチコならこの服を選ぶ? これ着る?」を基準に服を見るので、ブレたり悩んだりがありません。

      ミナ以外の服でも「ミチコならこの服にはこのブローチだよね」とアレンジを効かせることも。


      コンセプトとする対象に近づくためにはダイエットが必要な場合もあります。

      ただ痩せたいではなく、自分の「在りたい姿」を目標に頑張ることができるのです。

       

      悩んだ時や迷った時、コンセプトメイクで「在りたい自分」を見つけて、ブレない人生を送りませんか? 

       

       

      ※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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