福井の美味しいそば案内。そば本来の味わいを存分に満喫できる品から個性的な一杯まで、とことん味わおう。

福井の美味しいそば案内。そば本来の味わいを存分に満喫できる品から個性的な一杯まで、とことん味わおう。

こんにちは、ふーぽ編集部です。

 

福井といえばおろしそば。もちろんそれも美味しいのだけど、たまにはいつもと違うおそばもいかがでしょう♪

今回は、福井県内にある「個性が光る蕎麦や、蕎麦本来の味わいを存分に満喫できるお店」をそれぞれのお店のこだわりとともにご紹介します。

 

※情報は2020年12月現在のものです。予告なく変更される場合がありますので、詳しくは各店へお問い合わせください。

 

スタッフ絶賛 元・まかないメニュー。

越前そば 見吉屋(みよしや)【福井市】

チーズカツカレーそば / 1,080円(税別)


創業90余年。奥越産在来種の手挽き蕎麦粉をブレンドし、「豊潤な香り」「のど越しの良いすべり」「噛みごたえのある食感」を大切にした手打ち蕎麦を、一子相伝で受け継ぐ「見吉屋」。


「チーズカツカレーそば」1,080円(税別)は一番の新入りメニューで、温かい蕎麦出汁を利かせたカレーと蕎麦との相性は申し分なし。

炙って香ばしさを立たせた北海道産フレッシュチーズ、国産豚ロースのカツをお供に、〆には奥越産コシヒカリのごはんを投入すれば、満足感もひとしおです。

 

越前そば 見吉屋

福井県福井市順化1-11-3
☎0776-23-3448
【営】11:00~20:00
【休】日曜、1/1~4
公式ホームページ

 

 

サクサク天ぷらと香り立つ蕎麦。

蕎麦切り 彦兵衛(ひこべぇ)【福井市】

天ぷら蕎麦/1,100円~(税込)

お店を開いた35年前から自家製粉にこだわり続けている「彦兵衛」。

奥越産の蕎麦粉を毎朝その日に使う分だけ石臼で挽き、3種類のふるいを使い分けて殻の入り具合を調整しています。「納得のいく蕎麦を作り続けたい」という店主が全霊を傾けた蕎麦は、噛む度に広がる豊かな香りと味わいが特徴です。

 

ボリューム満点の天ぷら蕎麦(税込1,100円~)は、店主の畑で作った旬の野菜を使用しており、えび、穴子入りなどお好みで品数も変更可能。

まずはシンプルに蕎麦を味わって、お好みで天ぷらをのせて味わって。

甘辛いにしんが大根おろしの下に隠れた「にしんおろしそば」850円(税込)。その見た目から別名「雪の下そば」ともいう

石臼で挽いた蕎麦粉をお湯で溶き、焼酎で割った「蕎麦焼酎」400円(税込)は、蕎麦の香りとまろやかな味わいが楽しめる

蕎麦切り 彦兵衛

福井県福井市門前1-110
☎0776-33-0103
【営】11:30~14:30
【休】木曜※12/31は営業、年始の営業は未定

 

 

月替わりで楽しめる、記憶に残る一杯。

そば割烹 よいん【福井市】

湯葉ときのこのあんかけそば/1,200円(税別)


カジュアルな雰囲気の中、手打ちの十割蕎麦や、酒や肴をいただける「よいん」。

蕎麦はきりっとした細打ち麺で、飲んだ後にも軽くするりと食べられます。


定番のおろしそばやもりそばのほか、個性的な月替わり蕎麦もおすすめで、12月は蕎麦の上に湯葉をまとった「湯葉ときのこのあんかけそば」1,200円(税別)が登場。

湯葉のつるりとした食感ときのこの歯ごたえも楽しく、あんも麺によく絡みます。

カリッと揚げた香ばしいそばに、みずみずしい野菜とドレッシングをからめた新食感の「揚げそばサラダ」600円(税別)

粟麩とよもぎ麩、揚げそばがきが楽しめる「そばがきと生麩の田楽」550円(税別)。自家製味噌が塗られ、外はサクッ、中はしっとり

日本料理を得意とする店主が手がける「蕎麦会席」や趣向を凝らした蕎麦前、蕎麦粉を使った手作りスイーツなども揃い、粋な時間を過ごせますよ。

 

そば割烹 よいん

福井県福井市福新町1913
☎0776-89-1443
【営】11:30~14:30、17:30~22:00(21:30LO)
【休】曜、日曜の昼※年末年始の営業はInstagramで告知
Instagram

 

 

お酒と一緒に味わいたい十割蕎麦。

蕎麦と天ぷら 天籠(てんかご)【福井市】

十割せいろそば/1,100円(税別)


「天籠」では、酒のおともにもぴったりな二八蕎麦と十割蕎麦が楽しめます。

「十割せいろそば」1,100円(税別)は、大きく実がぎっしりと詰まった福井市・堀内農産の玄蕎麦を使用したもの。

そばつゆに辛み大根のしぼり汁、くるみ出汁が添えられており、好みの味つけで蕎麦の豊かな香りと旨みが味わえます。

 

酢飯ではなく蕎麦を巻いたそば寿司は一味違った蕎麦を楽しみたい方におすすめ。かっぱ/680円(税別)、イカ・梅/880円(税別)の2種類

香ばしく焦げ目をつけることによって風味が増す「そば味噌」/480円(税別)。辛口の日本酒と合わせて少しずつ味わいたい


店内は、カウンター席や個室もある落ち着いた雰囲気で、一軒目から訪れたい上質な空間。

全国から厳選した日本酒とともに、季節の素材を使った天ぷらやそば寿司、そば刺しなどをつまみに“蕎麦屋呑み”を堪能してみては。

 

蕎麦と天ぷら 天籠(てんかご)

福井県福井市順化2-32-2
☎0776-29-1277 
【営】18:00~翌2:00
【休】日月祝、1/1~6※12/31は持ち帰りのみ営業
Facebookページ

 

 

油揚げ1枚をおろしそばでペロリ。

そば処 どうぐや【坂井市】

あげおろしそば / 950円(税込)

 

三國神社に通じる道沿いにある、ほっこり温かな雰囲気の「どうぐや」。

大野産の蕎麦の実を香りが飛ばないよう石臼挽きした、色も味わいも濃いめの手打ち蕎麦が味わえます。

 

なかでも県内外にファンが多いのは「あげおろしそば」950円(税込)。蕎麦が見えないほど大きな油揚げは地元の「小坂屋豆腐店」のもの。

香ばしく焼き上げたカリッ、じゅわっの食感がたまりません。辛味大根の搾り汁を効かせたつゆとともに蕎麦を啜れば、さわやかな余韻が鼻を抜けます。

そば処 どうぐや

福井県坂井市三国町山王4-5-6
☎ 0776-82-5659
【営】11:00~18:00(LO17:30) ※蕎麦がなくなり次第終了
【休】金曜、月1回日曜、1/1~3 ※変更があればInstagramで告知
公式ホームページ

 

 

瑞々しい蕎麦を、アツアツのつけ汁で。

亀蔵(かめぞう)【鯖江市】

揚げ茄子ときのこのつけ汁そば/1,280円(税込)


「亀蔵」では、厳選した丸岡産の蕎麦を、その時々の実の状態や気温によって微調整しながら自家製粉。

毎朝打つ蕎麦は十割ながら、するりと喉に通って、もちもちとして風味豊か。さらに出汁は配合を変えた5種類を用意し、メニューによって使い分けるこだわりぶりです。

 

冬季限定の「揚げ茄子ときのこのつけ汁そば」1,280円(税込)は、鰹節を利かせた出汁ときのこ3種を煮込み、揚げ茄子を加えた濃く深いツユと、清涼感ある蕎麦のコントラストが絶妙。

大根おろしで爽やかな“味変”も楽しめます。

茹でたそばの実と明太子を和えた、日本酒の肴にぴったりの一品。噛んだ後に蕎麦の風味がいっぱいに広がる。「蕎麦の実の明太子和え」480円(税込)

蕎麦粉の香りが味わえる「蕎麦豆腐」380円(税込)は、なめらかで、もちっとした食感。そのままでもあっさりと味わえ、わさび醤油とも好相性

亀蔵(かめぞう)

福井県鯖江市東鯖江1-1-3MM6ビル1階
☎0778-42-8199
【営】11:00~15:00(14:30LO)、17:30~21:30(21:00LO)
【休】火曜(祝日を除く)、1/1・2 ※12/31は20:00LO
公式ホームページ

 

 

おしながきは、こだわりの十割蕎麦4種類のみ。

自家製粉十割蕎麦 生蕎庵(ききょうあん)【越前市】

「手碾きもりそば」900円(税込)。ほかに「おろしそば」と「かけそば」、「もりそば」があり、それぞれ太さや粗さが異なる蕎麦が楽しめる


「本物の蕎麦を味わってほしい」という想いから、おしながきには、こだわりの十割蕎麦4種類のみ。

県産の玄蕎麦を仕入れ、メニューに合わせて挽き方を調整しています。


なかでも毎日小さな石臼で丁寧に手挽きする、1日10食限定の「手碾きもりそば」は、蕎麦そのものの風味が最大限に引き出されています。

粒が浮き出るほど粗く挽かれた麺は、その一筋一筋に存在感があり芳醇。

噛みしめれば、穀物の力強い風味が口中に満ちて、鼻腔を抜けます。岩塩とともに味わえばさらに香りが引き立ち、つゆに浸しても蕎麦の風味をかき消すことなく楽しませてくれます。

自家製粉十割蕎麦 生蕎庵(ききょうあん)

福井県越前市千原町7-7
☎0778-42-0589 
【営】11:30~17:00※蕎麦がなくなり次第終了
【休】火曜、第三水曜
公式ホームページ

 

 

鶏の旨味が染みる2度おいしい蕎麦。

本手打そば 山楽(さんらく)【越前市】

とりそば / 1,000円(税込)


少し太めでコシの強い二八蕎麦を味わえる「山楽」の定番人気は、柔らかな鶏肉がのった「とりそば」1,000円(税込)。

ほどよいコシがある手打ち麺と、鶏肉の旨味たっぷりの出汁とのバランスが絶妙で、三つ葉や柚子のさわやかな香りが食欲を誘います。


意外な取り合わせですが、コショウを振りかけて、“味変”を楽しむのもおすすめ。

少しピリピリとした舌への刺激がやみつきになり、体もぽかぽかと温まります。冬に嬉しい一杯です。

本手打そば 山楽

福井県越前市横市町1-5-5
☎0778-21-5366
【営】11:00~14:30、17:00~19:45※日曜・祝日は終日営業
【休】月曜(祝日の場合は火曜)、1/1・2

 

 

贅沢にちりばめた くるみのコクと甘み。

十割蕎麦 だいこん舎【越前町】

ぬくくるみ / 850円(税込)


自然豊かな地元の蕎麦畑で収穫された蕎麦の実を自家製粉。

「だいこん舎」では、越前焼のうつわとともに十割蕎麦が味わえます。


福井では珍しいくるみ蕎麦が人気で、冬には温かい「ぬくくるみ」850円(税込)がぴったり。

有機栽培のくるみを軽く煎った後にすり鉢ですり潰し、昆布出汁と合わせた“くるみだれ”は、蕎麦にたっぷりと絡み、香ばしいつぶつぶ食感も楽しめます。

あっさりとしたシンプルな出汁のおかげで、くるみのコクとたおやかな甘みが引き立つ一杯を味わってみて。

自十割蕎麦 だいこん舎

福井県越前町小曽原120-3‐20
☎0778-32-3735
【営】平日11:00~15:00、土日祝11:00~17:0 0 ※蕎麦がなくなり次第終了
【休】月曜(祝日の場合は翌日休)、1/1~4 ※12/29~31はできれば予約を

 

 

好みに合わせて麺を選べる。

石挽き蕎麦 好太郎(こうたろう)【勝山市】

冬季(10~4月)には、柚子が香る「鴨なんばんそば」1,350円(税込)をはじめ、「かけそば」や「ふわとろそば」など温かいそばが登場

 

奥越産の玄蕎麦を使い、石臼で自家製粉する蕎麦は香りと甘みが豊か。

十割と九一、粗挽九一の麺を打っており、おろしそばやもりそばは好みに合わせて麺を選べるのがうれしいところ。

蕎麦本来の風味を残す挽き方や、麺にツヤとコシを出す絶妙な力加減に店主の技が光ります。

 

冬の名物「鴨なんばんそば」には、太めで喉ごしなめらかな九一蕎麦を使用。きらきらとした鴨脂が浮かぶ琥珀色の汁は、鰹だしと鴨肉の旨味がまろやかに溶け合い、飲み干したくなるほど。

柔らかい鴨肉と、こんがり焼かれたネギはとろりとした舌ざわりで、蕎麦と交互に頬張れば旨みも倍増します。

石挽き蕎麦 好太郎(こうたろう)

福井県勝山市鹿谷町保田98-7-2
☎0779-89-2415
【営】土日祝11:00~15:00、17:00~20:00 ※蕎麦がなくなり次第終了
【休】月~金曜※12/31は昼のみ営業、年始は1/9から営業
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マイルドに絡む、とろろのトリコ。

民芸茶屋 孫兵衛(まごべぇ)【敦賀市】

きのこそば(とろろ入り)/ 1,100円(税込)


滋賀県との県境の峠に位置する「孫兵衛」は、今では希少な天然の自然薯を使ったメニューが魅力。

やや黒みがかった見た目と粘りの強さ、風味の強さは山の中で力を蓄えた天然物の証し。丁寧に擦りおろすことで、口当たりのよいふわふわのとろろになります。

 

「きのこそば(とろろ入り)」1,100円(税込)は、県産蕎麦粉を使用した蕎麦に、たっぷりのとろろと、えのきやなめこなど4~5種類のきのこをトッピング。

きのこの歯ごたえと、しなやかな蕎麦の旨味が、とろろにしっかりと絡まります。

民芸茶屋 孫兵衛(まごべぇ)

福井県敦賀市新道49-3-2 
☎0770-27-1653
【営】9:00~15:50
【休】水曜、月1度連休(火・水曜)、1/1※12/30は営業

 

いかがでしたか?

どれもお店によって個性が光る蕎麦ばかりです。

蕎麦を食べに行く際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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