キッチンのキレイが続く1日5分の“ゆる捨て”。冷蔵庫収納術、調味料使い切りレシピも紹介

キッチンのキレイが続く1日5分の“ゆる捨て”。冷蔵庫収納術、調味料使い切りレシピも紹介

忙しい日々でも、家事の合間に少しずつ実践すればキッチンがスッキリ

今回は、1日5分でカンタンに続く“ゆる捨て”リストをはじめ、冷蔵庫や食器棚の収納術余った調味料を使い切る簡単レシピをご紹介。

キッチンのキレイを保つコツを片付けのプロに聞きました!

\教えてくれた人/

渡邉由季さん
福井市在住。整理収納アドバイザー・北欧式整理収納プランナー。片づく仕組み作りを提案する「sutekie」主宰
Instagram

 

一日一つ手放して片づけスイッチをオン

「家の片づけ、どこから手をつけよう…」と迷う人へ、整理収納アドバイザーの渡邉由季さんがすすめているのが冷蔵庫。

「片づけ」とは、出したモノを元の場所に戻す作業のこと。

そのためには、最初に「要る・要らない」モノを仕分け今使っているモノの居場所を決める作業が必要になります。

 

食品は賞味・消費期限という明確な基準があって取り掛かりやすく、“捨てる練習”に最適なのだとか。

「まずは、考えずに捨てられるモノから手放してみて」と渡邉さん。

捨てることに罪悪感がある人は、モノを全部出してみて現状の数を把握するだけでも意識が変わってきます。

 

また、モノの適正量は家庭によって異なるので「入りきらない場合は手放すサイン逆に、量が見合っていれば無理に捨てなくてもOKです」

少しずつでも手放す練習をすることで、判断のスピードも速くなっていきます。

今の暮らしに見合う量になれば片づけもしやすく、心のゆとりも生まれます。

 

「コツをつかめれば、家の他の場所でもやってみようという気になります。捨てることにこだわらず、習慣にできたらいいなという位の気持ちでゆる〜く挑戦してみてください」

 

“ゆる捨て”の前に

☑現状把握だけでもOK
捨てなくても「こんなにある」「しばらく買わなくてもいい」と気づくことが大事

☑我が家の適正量を見直す
家族の意見を取り入れながら、必要な量を定期的に見直しましょう

 

迷わず手放す!キッチンゆる捨てリスト

How to

・まずは1日5分、1項目から
・迷ったら手放そう

1:ワサビやタレの小袋
賞味期限が書かれていないことも多いので、すぐ使わないなら捨てる


2:賞味期限切れの調味料・食品
「開封後要冷蔵」にも注意。開封後に常温保存していたら捨てる方がベター


3:いつ開封したか分からない食品
迷ったら「食べられる」より「食べたい」かどうかで判断してみて


4:いつ冷凍したか分からない食品
冷凍庫の開け閉めによる温度変化で、品質も味も落ちているかも


5:大量の保冷剤
「この袋に入るだけ」などルールを決めて家族にも徹底


6:しなびた野菜
目についたときに、すぐ料理に使ってしまおう


7:ニオイや色の取れない保存容器
「使いにくい」「洗いにくい」など使っていて気分が下がるならサヨナラ


8:焦げつくフライパンや鍋
焦げついて洗うのが大変…思い切って買い替えるのも手!


9:使っていないザルやボウル
用途が被っていたり、使っていなかったり、汚れていたりする場合は手放そう


10:出番のない便利グッズ
流行りで買ったけれど、ほとんど使っていないグッズが眠っていませんか?


11:欠けている食器
欠けたり、汚れたり…明らかに手放した方がいいモノからトライ!


12:好みじゃない食器
食器棚はお気に入りだけに。来客用を普段使いにするのもおすすめ


13:子どもが小さいときに使っていた食器
思い出グッズ用の箱に収納するか、写真に撮ってお別れを


14:大量の輪ゴム
意外と使わない輪ゴム。たまっているようなら、思い切って数を絞ろう


15:大量の割りばし
「ここに入る分だけ」と量を決めておこう。備蓄分は防災用品へ

 

実践!キッチンととのえ術

実際のお宅で“ゆる捨て”しながらお片づけ。

モノがたまりやすい4カ所の収納ポイントも紹介します。

キッチンのゆる捨てをしたのは…Aさん(60代)

30代の娘・息子と同居中。日中は仕事で忙しく、片づけと向き合えないことが悩み

 

【冷蔵庫】「食べたい」モノでストック管理

ポケットや冷凍庫の底などの死角に「ゆる捨て」の品々がたまりがち。

「まだ食べられる」と取ってあるモノは「食べたいかどうかで判断を」と渡邉さん。

食材の量や位置を把握しやすい収納ができれば、使い忘れやムダ買いも防げて節約にもつながります

\捨てたモノ/

 

冷蔵室

取り出しにくい上段には長期保存できる瓶中段はいつも買う定番食材を。

下段は、「賞味期限が近い」、「数日で食べきる」食品を保管します。

7割程度の収納率にして、「この時期はホールケーキや鍋ごと入れる用に、下段の半分を空けておくと便利」(渡邉さん)

Point!

ドアポケット内で見失うことが多いチューブ式調味料は、収納用品で定位置化。使う意識も高まります。


「朝ごはん」「味噌汁作り」など、同じタイミングで使うモノをボックスでまとめて。そのまま出せて時短にも。

 

野菜室

仕切りを作ってごちゃつき防止。

紙袋なら汚れてもすぐ交換できるのでおすすめ。

冷凍庫

平積み厳禁

ひと目で何が入っているか分かるように、ブックエンド専用スタンドなどを活用して、立てて収納。

 

【シンク下などの棚】動線を意識した収納スペースに

経年で劣化した調理器具や保存容器、買い置きした食料品などが忘れられている収納棚。

水回りで使うモノ加熱調理で使うモノとエリア別に分け、1軍を取り出しやすく収納するのが理想です」(渡邉さん)

\捨てたモノ/

シンク下

ボウルやザルを中心に。

大きすぎたり、使いづらかったりするモノは処分

洗剤は、クエン酸や重曹など汎用性が高いものを揃えると数が増えない。

ストック棚

保存容器やストックは“見える化”して数を把握。

用途が被るなら、きれいな方を優先します。

奥行のある場所は取っ手付きの収納用品を活用して、取り出しやすく

 

【食器棚】きれいに飾って配膳も楽しく

おまけでもらった食器、好みじゃない食器などは手放すチャンス。

家族構成やライフスタイルによって必要な数を精査しましょう。

来客用を普段使いにしたり、店のディスプレーのように並べたりするだけでも気分が上がります。

\捨てたモノ/

Before

After

食器を必要枚数に絞るだけですっきり

一緒に詰め込まれていたゆで卵器や、イベント時に使っていたケーキサーバーも使用頻度が減ったので手放しました。

 

【引き出し】必要なモノを必要な数だけ。

雑多なモノが集まりやすいので、普段使い以外は入れないようにします。

テーブルの上で使用する分だけを残すと散らかりません。

「家族で箸を分けず、すべて同じ種類、同じ色にすると片づけが楽」というアイデアも。

\捨てたモノ/

Before

After

「いつか使うかも」と入れっぱなしにしておいたモノを処分

箸は新品に交替しました。

 

余った調味料使い切りレシピ

余らせがちな調味料をおいしく食べ切り!

ひと味違う料理を教えてもらいました。

\教えてくれた人/
河野雅代さん
調味料アドバイザー・ふくいフードロスマイスター。料理教室「まさよ's kitchen」主宰

【白だし】キャベツのサワー漬け

【材料(4人分】

  • キャベツ…1/4個
  • 塩…小さじ1
  • ★酢…大さじ4、白だし…大さじ3、砂糖…大さじ1

【レシピ】

  1. キャベツは食べやすい大きさにざく切りにする
  2. 1をポリ袋に入れて塩をふり、30分ほどおいて水気を絞る
  3. ★を合わせ、②のキャベツを30分以上漬け込む

 

【和風ドレッシング】鶏ごぼうご飯

【材料(4人分)】

  • 米…2合
  • 鶏もも肉…300g
  • ニンジン…1/2本
  • ゴボウ…1/2本
  • ★和風ドレッシング…大さじ5、みりん…大さじ1、塩…小さじ1

【レシピ】

  1. 米は洗って30分浸水させて水気を切る
  2. ニンジンは千切り、ゴボウはささがき、鶏肉は皮を取り2cm角に切る
  3. 炊飯器に米と★を入れ、2合の線まで水を入れる
  4. 2をのせて炊飯する

【焼肉のタレ】【コチュジャン】韓国風肉じゃが

【材料(4人分)】

  • 牛肉…200g
  • ジャガイモ…3個
  • ニンジン…1/2本
  • 玉ネギ…1個
  • しらたき…200g
  • ニラ…1/2束
  • サラダ油…小さじ2
  • 酒…大さじ1
  • 焼肉のタレ…大さじ2
  • 醤油…大さじ2
  • コチュジャン…大さじ2
  • 水…200ml

【レシピ】

  1. ジャガイモはひと口大に切って水にさらす。ニンジンは乱切り、玉ネギはくし切りにする
  2. しらたきを食べやすい長さにカットし下ゆでする
  3. 牛肉を食べやすい大きさにカットする
  4. 鍋に油を熱し、牛肉に酒をふって炒める。牛肉に火が通ったらしらたきも一緒に炒め、焼肉のタレで下味をつける
  5. 1を加えて炒め、水・醤油・コチュジャンを入れて野菜が柔らかくなるまで煮込む
  6. 3cm幅に切ったニラを入れ、ひと混ぜしたら火を止めて蒸らす

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

ふーぽ編集部
writer : ふーぽ編集部

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