【2025年版】福井のスパイスカレーおすすめ9選。本場の味が楽しめる人気店を厳選!

【2025年版】福井のスパイスカレーおすすめ9選。本場の味が楽しめる人気店を厳選!

数種類のスパイスを自由にブレンドして作る「スパイスカレー」。

近年は福井でも提供する店が増えました。

盛り付けも美しいカレー店のほか、スパイスマニアに魅力を聞いたり、おうちで家族と楽しんだり。

スパイシーな辛さと香りで暑い季節を乗り切りましょう。

今回は、最近オープンした店から長年愛される名店まで福井のとっておきの一皿を巡ります。

スパイスカレー 用語辞典
  • 【チャイ】…紅茶にスパイスとミルクを加えて煮出す甘い飲み物
  • 【アチャール】…野菜を香辛料や酢で漬けたインド風の刺激的な漬物
  • 【ミールス】…数種のカレーや副菜をごはんと楽しむ南インドの定食
  • 【バスマティライス】…香り高く軽やかな長粒米。カレーやビリヤニに合う
  • 【ラッシー】…ヨーグルトと牛乳がベースの飲み物。甘味や酸味がある
  • 【バターチキン】…タンドリーチキンをバターとトマトのソースで煮込んだカレー
  • 【ビリヤニ】…肉やスパイス、米を重ねて炊くごちそう風の炊き込み飯
  • 【ナン】…発酵生地をタンドールで焼いた、もっちりした平焼きパン
  • 【クミンライス】…炒めたクミンを混ぜた香り豊かなごはん
  • 【ターメリックライス】…ターメリックで黄色く色づけたごはん
  • 【キーマ】…ひき肉をスパイスと炒め煮した、水分少なめのカレー
  • 【ダル】…豆を煮込んだカレー。レンズ豆やひよこ豆が代表的

 

Livin' for green【福井市】

「今日のカレー3種」税込1,900円

南インドを旅する、一期一会。

「スパイスに夢中になったのは、行きつけのクラブで見かけた“カレーを作るかっこいいおじさん”がきっかけ」と笑って話す店主の山内祥史(やまのうちよしひと)さん。

その出会いから独学でカレーを作り始めるようになり、試行錯誤してたどり着いたのが南インドのカレーでした。

現地の人から学んだ味が、「今日のカレー」の原点。

 

この日のメニューは、「ケララチキン」「サマーキーマ」「ポークビンダルー」の3種をあいがけに。

ケララチキンはココナッツミルクや永平寺産のニンニクを使います。

サマーキーマは玉ネギの甘味が極立つ北インド風チキンキーマ、バルサミコ酢の酸味がアクセントになった豚バラのカレーがポークビンダルー。

 

スパイスは基本4種だが、カレーに欠かせないといわれるクミンはほとんど使わず、ひよこ豆とウラドダールの豆の2種で旨味を出します。

ごはんはバスマティライスで、長粒種ならではの軽さが、カレーと絶妙に調和します。

混ぜながら食べる南インドの定食“ミールス”のスタイルで、自分だけの究極のひと口を探すのもまた楽しい。

「ドリップコーヒー」 税込550円~。カレーとセットは200円引き。自家焙煎の深煎りコーヒーを、越前焼や九谷焼のカップで

肩肘張らない落ち着いた雰囲気で、子ども連れでものんびりできそう

 

モーニングトマト【福井市】

「スペシャルベンガルカレー」税込1,180円。レーズンとチーズをのせたライス、ラッキョウ、福神漬けをおともに

40年の歴史を語る変わらない名品。

長年、多くの人に愛され続ける「モーニングトマト」では、常時30種のカレーが楽しめます。

不動の人気は、インド・ベンガル地方の家庭料理をベースにした「スペシャルベンガルカレー」。

鶏モモ肉をやわらかく煮こみ、20種のオリジナルスパイスをベースに、クミンやカイエンペッパー、生クリームを仕上げにかけます。

 

ひと口目からしっかりスパイシー。

後からじんわり広がる辛味と複雑な香りに、スプーンが止まりません。

ライスは別皿で提供されるので、かけても浸しても食べ方は自由。

スパイスは季節ごとに調整され、夏は塩気を効かせるブレンドに。

5日かけて仕込むカレーの味わいは深く、約40年の歴史を醸します。

スパイスの香りを最大限に引き出すため、フライパンで丁寧に火入れします。ココアやシナモンなどの素材も香りの要に

店主の長者久保(ちょうじゃくぼ)勇一さん。店内には大きなトマトの絵画が飾られています。

 

Cafe&Curry カレッテリア【福井市】

「あいがけカレー」税込1,500円。「バターチキンカレー」と「キーマカレー」の2種。ランチはドリンクとサラダ付き、ラッシーは+100円

選べる楽しさ辛さもお好みで。

スパイシーなカレーのほかに、野菜たっぷりのカレーや欧風ポークカレーなど5種のラインアップ。

人気のバターチキンカレーは、トマトの酸味とバターのコクがバランス良く、ゴロッと大きいほろほろチキンも食べ応えあり。

キレのある辛さの中に旨味が潜むキーマカレーをあいがけして、対比を楽しむのもおすすめ。

さらにスパイシーな刺激を味わいたい人は、香りが広がるホットオイルで自由に辛さを調整できます。

 

毎年夏に好評の「冷やしトマトカレーつけ麺」など、さっぱり感のあるメニューも登場。

カレーは全メニューテイクアウトできるので、自宅で気軽に本格カレーを楽しめるのも嬉しい。

居心地良く、くつろげる明るい店内。貸切パーティーなど多様な使い方ができます

夜はバル感覚で食事や豊富な酒を楽しめます。なかには入手困難な酒もあるとか

 

Yellow【福井市】

「カレー3種盛り」税込1,600円。夏限定の3種「マグロほほ肉のフィッシュカレー」「ひよこ豆のダルカレー」「サバキーマ半熟卵付」

夕暮れから夜更けまで刺激的な“アテ”で乾杯。

スパイスを研究して20年の店主・吉江圭祐さんが手掛けるのは、甘くなくヘルシーで酒に合うスパイスカレー。

パクチーや玉ネギのアチャールを付け合わせ、食感や香りなど細部にもこだわります。

「系列にステーキ店や焼肉店があるおかげで、珍しい部位や素材を使えることも強みです」と吉江さん。

 

定番の欧風カレーほか、素材ごとにスパイスの配合を変えた限定カレーが2~3週ごとに登場。

スパイシーな「フィッシュカレー」やひよこ豆のほくほく感をしっかり残した「ダルカレー」、サバの風味が濃厚な「キーマ」と季節の味もあいがけOK。

限定を食べ逃すまいと毎月訪れる人も多いそう。

深夜の〆にもピッタリです。

カレーはスパイスやハーブを浸けたリキュールで割るスパイスサワーやチリワインとも好相性。「おすすめを尋ねてみてください」と吉江さん

片町にあるアジアンテイストの店内

 

カレーと和とお酒のお店 本道坊【福井市】

「アジアの合いがけカリー」税込1,950円。選べるカレー2種にドリンクとサラダ付き(ランチのみ)。写真は「シーフードカリー」と「冨永ホルモンと牛すじ肉を古村しょうゆで煮込んだカリー」

出汁と技あり!多彩な和のハーモニー。

店を構えて20年以上の「本道坊」では、日本料理出身の店主が作る、出汁が効いたカレーを。

素材本来の持ち味が生きるように、醤油や味噌、梅酒など和の調味料を用い、食材の切り方や温度まで計算されたカレーは全11種。

定番の「バターチキン」や「ダルキーマ」ほか、有頭エビから濃厚な出汁をとったシーフード、地元の厚揚げやホルモンを用いた煮込みカリーなど、どれもスパイシーでコク深い。

気温や好みでスパイス使いを調整する、探求心旺盛な店主との会話も楽しんで。

店主の本多弘さん。夜はエスニック料理と酒も楽しめる。生地から手作りする、もちもち食感のナンも人気

 

AK Corner【福井市】

「インドカレー2種盛り」税込1,300円。大盛りは+150円。定番の「スリランカライス&カレー」をはじめ、ビリヤニやガパオライスなども人気

食べるたび、旅情趣と文化が香る。

世界90カ国を旅した店主が開いた多国籍料理店では、現地で学んだレシピをもとに、週替わりで4種のメニューを提供します。

辛さ控えめで食べやすいこの日のインドカレーは、フェヌグリークが香る「チキンマサラ」と、豆を煮込んだ「グジャラート地方のダルカレー」の2種。

スパイスは、刺激ではなく香りと余韻で惹きつけます。

まずはそれぞれ楽しんで、好みに合わせて食べれば新たな味わいに。

現地の人も日本人もおいしいと思える味を目指すという逸品に県内外から客が絶えません。

仕込みはスパイスを挽くところから。種類によって3種の石臼を使い分けるのが、店主・角明典さんのこだわり

 

勝山屋【永平寺町】

「週替わり薬膳カレー(あいがけ)」税込1,600円。この日は「野菜たっぷり出汁ミンチカレー」と「鯖と県産大豆のココナツ」。厚揚げの煮物や紫大根のなます、ちくわの海鮮サラダとともに

地元愛を溶け込ませた自然体な一皿。

永平寺町で100年以上続く酒屋の奥で、週末の3日間だけ薬膳カレーが味わえます。

メニューは週替わりの2種のみ。

「空心菜のグリーンカレー」「セセリの生姜カレー」「スルメイカのトマトココナツカレー」などその時の仕入れ状況と思いつきで、スパイス2〜10種を配合して創作します。

町産の玄米と手作りの総菜3種とともに盛り付けられた姿は、美しくも自然体。

食材の旨味がじっくり溶け込み、すっと胃になじむやさしい味わいが印象的です。

店主の詩麻さん。昨年リニューアルした店内では、角打ちが楽しめるカウンターも

店主の勝山詩麻(しま)さんは大阪出身。

スパイスカレーとの出合いは小学校の調理実習で、インド出身の講師から現地のカレーを習ったことがきっかけだったとか。

「カレーって粉から作れるの?!しかもすごくおいしい!ってもう衝撃で(笑)」。

それから趣味として作り続け、社会人になって働き始めた店で初めてお客さんに振るまったのは、今から4年前、23歳のとき。

大阪はスパイスカレーの聖地とも呼ばれるが「この味のファンだと言ってくれる人がいて嬉しかった」と笑顔で振り返ります。

 

一昨年、結婚を機に福井へ。

出産を経て、家族のすすめもあり家業である酒屋の一角でカレー屋を始めました。

「福井に来て農業にも関わったことで、この土地の食材のおいしさを身に染みて感じるようになった」と詩麻さん。

食材を引き立たせるスパイス使いや、地元のお年寄りまで楽しめる味を目指しました。

あえて薬膳カレーとうたうのは、「体に良いものをという思いはもちろん、地名である薬師と、永平寺の『禅』の心も取り入れて、地域とのつながりを大切にしたいと思ったから」とのこと。

明るくひたむきな詩麻さんが作る愛情たっぷりの一皿を求めて、何度でも足を運びたい。

自家製の甘こうじから作った甘酒ラッシー(税込300円)をおともに

 

カレーとチャイ チョウジ【越前町】

「3種あいがけカレー」税込1,450円。ゆで卵(+100円)やあぶりチーズ(+150円)のトッピングもおすすめ

スパイシーなのにやさしい勉強家のあいがけ。

ドアを開けると、夏の日差しがふんわりと差し込む空間が広がります。

壁際にはスパイスカレーの本が並び、「全て読んで研究しました」と店主の久木(ひさき)由香さんは話します。

地元福井を離れ、京都への移住をきっかけにスパイスに魅了されました。

「京都で山椒鍋に出合い、食べたあともじんわりとしびれが残って。その味わいを忘れられず何度も思い返すうちに、スパイスの世界に引き込まれていきました」と振り返ります。

休日はカレー本を読みあさり、スパイスを調合。

カレーを作るのが日課になっていきました。

店名「チョウジ」は、由香さんの1番好きなスパイス・クローブの和名

Uターン後、間借りで販売を始め、昨年、越前陶芸村に念願の店舗を構えました。

メニューは定番のバターチキン、黒酢の酸味が爽やかなポークキーマ、舞茸とココナッツのまろやかなカレーを一皿に盛り付ける“あいがけ”で。

ターメリックライスを囲うように盛られた、キャロットラペや大根のアチャール、小松菜のスパイス炒めなどの副菜も華やか。

「クローブやクミン、ターメリックなど定番スパイスを中心に、シンプルで記憶に残る味を目指しています」と由香さん。

素材の風味を引き立てる引き算の工夫があり、ひと口ごとに香りがふわりと鼻を抜け、角のないやさしい味わいが残ります。

「アイスチャイ」税込550円。マンゴーやいちごのラッシー4種のほか、オリジナルブレンドのコーヒーも

チャイも楽しみの一つ。

ラム酒を加えて、昼からゆったり楽しむ人もいれば、シロップを牛乳で割ったプレーンチャイを味わう人も。

「ネパール山椒チャイ」や「カモミールチャイ」もおすすめ。

時間が静かに流れ、「ごちそうさま」と席を立つころには、体の奥からじんわりと温かさを感じるはずです。

広々とした店内。一角には、セレクトショップ「design labochica」のエスニックなインド雑貨も並びます

 

近未来古民家 あるもんで食堂【小浜市】

「グリーンカレー」税込890円。ごはんとサラダ付き。卵トッピングは+100円

旬の“あるもん” まるごとグリーンカレー。

小浜市の海と山に抱かれた「あるもんで食堂」。

大ぶりの器にたっぷりと盛られたグリーンカレーは、ココナッツベースのまろやかな風味の奥に、じんわりと来るスパイスのキレのある辛さが絶妙。

タイで親しまれる味を現地で食べ歩いた店主が、自らの感覚で仕上げました。

 

何種もの野菜は、自家栽培したものやその時々に仕入れた“あるもん”ばかりなので、彩りと風味は一期一会。

シャキッとした歯ごたえやほっくりとした食感。

ひと口ごとに瑞々しい香りと異なる個性が顔を出し、旬の味わいを存分に感じさせてくれます。

「最大の調味料は“愛と会話”ですね」と笑うオーナーに会いに行きたくなる、やさしさが息づく食堂です。

オーナーの阪本健輔さんと藍子さん夫婦

明治時代の建物をリノベーションした店内は、どこかノスタルジックな雰囲気

近未来古民家 あるもんで食堂

福井県小浜市小浜鹿島79
☎090-2014-4408
【営】11:30~17:00(日により変動あり)
【休】不定休
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writer : ふーぽ編集部

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