ヨーロッパで学んだ犬との暮らしを目指して。福井市在住の平井さん夫妻と2匹の保護犬。

ヨーロッパで学んだ犬との暮らしを目指して。福井市在住の平井さん夫妻と2匹の保護犬。

こんにちは、ふーぽ編集部です。

私たちに癒やしや喜びを与えてくれるペットたち。

今だから知っておきたい、モラルと愛あるペットライフを見つめます。

 

もはや、家族の一員というより一家の主。

愛する犬や猫たちと暮らす3組に、“うちの子”との出会いやその暮らしぶりを伺いました。

 

今回ご紹介するのは、福井市で寿司店を営む(今冬に新店舗オープン予定)、平井孝宜さん・みづえさん夫妻です。

晴れた日はよく行くという、“秘密の散歩コース”。自宅から車で5分の川べりは、広々とした草むらが広がる絶好の遊び場

平井孝宜(たかのり)さん・みづえさん
めい9歳)・ももか(♀3歳)
ボーダー・コリーとラブラドール・レトリバーのミックスのめい(右)と、元野犬のももか(左)。平井さん夫妻は福井市で寿司店を営む(今冬に新店舗オープン予定)
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真逆のキャラの2匹と大自然のなかへ。

「めいはクールでひとりでいるのが好き。ももかはおてんばで甘えん坊。2匹とも性格が正反対だけど、ケンカすることなく、自然と一緒にいますね」と孝宜さん。

いつも誰かにくっついていたいももかに少々押され気味のめいだが、「雷が怖い時だけくっついてくるんです」と妻のみづえさん。

思い思いに走り回る2匹を見守る平井さん夫妻のまなざしは優しく、温かい。

 

「一緒に遊ばせようとすると、どうしてもアクティブになる。夏場は海や川へ。冬場は山など自然の中で自由に走らせています。無邪気に遊ぶこの子たちの姿を見ると、こちらも元気になれますね」。

元々アウトドア好きだった2人だが、彼女たちとの暮らしが始まると、外遊びのスケールも大きくなりました。

 

雨の日はおうちで 晴れの日は海や山へ。

リビングのソファが家族団らんの定位置。人懐っこいももか(左)は、「おて」でおやつを要求。「ムダが嫌い」なめい(右)は常にマイペース

ごはんを待ちきれず、自ら手を差し出すめい。ももかもお座りの姿勢でスタンバイ。「ヨーロッパで暮らしていた時の影響で、子犬の時から厳しくしつけています。お互いが気持ちよく暮らすためのルールですね」とみづえさん

ドライフードに、ジャガイモやゆで卵、鶏肉やリンゴをゆでた手作りごはんをプラス。量は毎度スケールで測る。この日はおやつやいただきものの犬用ビールも

庭ではリードを付けて自由にラン。ももかもめいも、全力で駆け回る

晴れた日は近場の川へ。愛車の後部座席に乗ると、2匹ともにっこりご機嫌

2匹でウエットスーツを装着して海へ

海では家族でSUPを楽しむこともしばしば。めいとももかも自らボードに乗り込み、余裕の表情。みづえさんいわく「波間を眺めるのが好きみたいです」

浅瀬では平井さん夫妻も一緒に水に入ります。「犬は体温調節が苦手。足を水に浸けることで、熱中症予防になるんです」と孝宜さん

車にはテントやテーブル、イスなどを常備。いつでもどこでもリビングに

 

保護施設で運命の出会い。家族として迎え入れる。

今でこそ平井家の一員のめいとももかだが、2匹とも保護施設出身。

「めいは山口県の施設でもらい手がなく、残っていた子だったんです。保護犬の里親募集をしているサイトでひと目ぼれして、車で迎えに行きました」と孝宜さん。

 

昼間は家を留守にすることが多く、めいに兄弟を作ってあげたいと思っていた矢先、コロナ禍に。

時間に余裕ができた2人は、2匹目を飼うことを決意。

里親を募集していた滋賀県の施設に出向き、ももかに出会いました。

「山中で暮らしていた野犬で、お腹に虫がいたからか、しっぽの毛が抜けていて、ネズミのようでした。でもそんな姿も愛おしくて」とみづえさんは当時を振り返ります。

 

2匹とも中型犬の部類に入るが、散歩の時以外は室内で過ごしています。

「僕が子どもの頃は、犬は屋外の犬小屋で飼うのが普通でした。でも、実家で飼っていた犬をフィラリア症で亡くしたことをきっかけに、意識が変わりました」と孝宜さん。
※蚊が媒介となって寄生虫が心臓や肺に寄生する病気

 

犬は家畜ではなく、家族。

共に暮らし、生きていくもの。

「外につなぎっぱなしで、ごはんだけあげる。気が向いた時だけ遊んでやる。そんな飼い方は二度としないと決めたんです」

 

ヨーロッパで学んだ犬との暮らしを目指して。

「元々アウトドア好きだから外で遊ばせているように思われるんですが、そうならざるを得なかったんです」と孝宜さんは苦笑い。

「なにせ公園に犬が入れない。じゃあどこで遊ばせようかとなると、人のいない自然の中に入るようになったんです」

 

仕事のため、イギリスやドイツに暮らしていた平井さん夫妻にとって、犬が公園を散歩するのは当たり前の風景でした。

「ヨーロッパでは動物への意識が高く、子犬や子猫の譲渡は保護施設で。むやみに吠えたり噛んだりしないよう、早くから厳しくトレーニングさせるので、犬の同伴ができるデパートやレストランが多かったですね」とみづえさん。

 

現在の日本の動物飼育状況に戸惑うことも多いが、平井さん夫妻は2匹とともに、ポジティブに日々を楽しむことを大切にしています。

「散歩ができる場所は常に探しています。おかげで行動範囲が広がり、季節ごとの楽しみも増えました」 

 

平井家の目下の夢は「車で北海道に行くこと」。

「限られた命だからこそ、いろんな体験をさせてあげたい。一緒に旅をして、いろんな景色を見てみたいですね」

 

 

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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