今年は暖冬?! 2023年冬の天気と雪対策について、気象予報士と防災士に聞いてみた。

    今年は暖冬?! 2023年冬の天気と雪対策について、気象予報士と防災士に聞いてみた。

    こんにちは、ふーぽ編集部です。

    気候の変化が激しい昨今。

    来たる冬の傾向と対策や雪の備え、また日常に取り入れたい防災について学んでいきましょう。

      今年は暖冬? ! 2023年冬の傾向

      猛暑だった今年の夏を振り返り、この冬の天気と、どう備えるべきかを気象予報士・河波貴大さんに聞きました。

      \今回教えてくれた人/


      河波 貴大 さん
      気象予報士。学生時代に経験した福井豪雨がきっかけで現在の道へ。
      福井放送「おじゃまっテレワイド&ニュース」「午後はとことん よろず屋ラジオ」に出演中。

       

      なぜあんなに暑かった? 要因は「ダブル高気圧」。

      猛暑日、真夏日、熱帯夜の日数が観測史上最高となり、記録的な暑さとなった2023年夏。

      暦の上では秋になっても暑さが引かず、疑問に感じた人も多かったはず。

      その要因は、上空5800m付近の太平洋高気圧と10000m付近のチベット高気圧が重なっている「ダブル高気圧」と呼ばれるもの。

      加えて、地球温暖化による気温の底上げをはじめ、7〜8月に北上し暖気を持ち込んだ台風6号、7号、さらに北陸地方では「フェーン現象」が発生。

      「ダブル高気圧自体は珍しくないのですが、さまざまな要素が重なり、長期の猛暑となりました」と河波さんは話します。

      2つの高気圧が重なり、層になっています。ダブルの下降気流が地表の空気を圧迫し、猛暑をもたらす原因に

       

      “暖冬傾向”でも、ドカ雪に注意を。

      今年は夏の猛暑を引きずり日本海の海面水温が高いほか、「正のインド洋ダイポールモード現象」「スーパーエルニーニョ現象」がこの冬も続くと予想されることから、暖冬傾向だといいます。

      深刻な雪不足となった2015年冬の気象状況と似ているため、雪の全体量は少ないと予想され、雪不足や翌年春の水不足に陥る可能性も指摘されています。

      だからといって、雪の心配がないわけではありません。

      海水温が高いということは水蒸気が豊富にある状態で、ひとたび寒気が流れると、水蒸気は一気に雪へと変わります。

      「寒気や風の状況によっては、ドカ雪のリスクも十分にあります。万が一の場合に備えて、例年通り大雪への対策や準備をしておきましょう」(河波さん)

      ※2023年10月26日取材時点の情報です。

      インド洋熱帯域の海面水温が、南東部で低く、西部で高くなる現象。インド洋西部から流れ込む暖気に押されて偏西風が蛇行し、日本周辺は暖気に覆われやすくなります

       

      用語解説

      【暖冬】
      12~2月の気温が、平均より高い状態のこと。

      【エルニーニョ現象】
      南米ペルー沖の海面水温が、基準値より0.5度以上高くなる現象。2度以上高くなる状態が「スーパーエルニーニョ現象」

      【フェーン現象】
      湿った空気が山を越え、乾いた高温の風となって吹き下りる現象。

       

      おさえておきたい! 雪の日のキホン

      今年の冬も安全に乗り越えられるように雪下ろしの基本動作や、車のアクシデントの対処法など、改めておさらいします。

      \今回教えてくれた人/


      岸本 直樹 さん
      福井県防災士会 広報部会部会長。
      防災士として、講座やイベントなどを通し防災に関するアドバイスを発信中。

       

      雪下ろしは1人でしない

      屋根から雪下ろしする際、万が一転落したときのクッションになるため、足元に雪がある状態で行います。

      ヘルメットや命綱を装着し、携帯電話を持ったうえで、必ず2人以上で行うこと。

      はしごはロープ上部、下部ともにしっかりと固定を。

      固定が難しければ必ず他の人にはしごを支えてもらい、決して1人で上り下りしないようにしましょう。

      命綱は長いものを使い、専用器具(アンカー)や周辺の大きな木、家の構造を支える太い柱などにしっかりと結びましょう

       

      スタックしても焦らない

      深い雪に車のタイヤがはまり動かせなくなっても、焦ってアクセルを踏まないこと。

      タイヤの摩擦で周囲の雪が溶けて状況が悪くなる場合もあります。

      下の図のように対処し、周りに人がいる場合は協力してもらったり、JAFなどのロードサービスに助けを求めて。

      普段から車に毛布やスコップを積んでおきましょう。

      ゆっくりと車を前後に動かし、周辺の雪を踏み固めます。動かない場合は、車の外へ出てスコップで周辺の雪を取り除いてから行います

      自動車用品店などで販売しているスノーヘルパーや捨ててもよい毛布などを、タイヤの進行方向に差し込み、ゆっくり発進します

       

      知識も冬じたく! 雪対策テスト

      意外と知らない?! 雪にまつわるテストを出題します。

      間違った行動をしていないかチェックをしましょう。

      【Q1】運転中、ホワイトアウトしたらどうする?
      ※ホワイトアウトとは雪で視界が白一色になる現象のこと。

      視界が開けるまでその場で待つ

      気を付けながら少しずつ前進


      「A」が正解ですが、急停車するのではなくハザードランプを点灯し減速しながら安全な場所に停車します。

      「停車時は排気ガスによる一酸化炭素中毒に注意しましょう。マフラー周りをこまめに除雪して下さい」

       

      【Q2】雪道で見えにくいときは、ライトをどうする?

      ハイビーム(上向き)にする

      ロービーム(下向き)にする


      ハイビームはより遠くが見えそうですが、実は逆効果。

      光が拡散してさらに見づらくなるため正解は「B」

      原則ロービーム(下向き)で、近くを照らしながら慎重に走行して。

       

      【Q3】雪かきした雪はどこに捨てる?

      道路に捨てる

      家の敷地内に積む


      道路に捨てても良いと思いがちですが、正解は「B」

      道路や川、下水道へ氷や雪を捨てる行為は法律で禁止されているため注意を。

      自宅の敷地内に積むか、各自治体が指定する雪捨て場に捨てましょう。

       



      いかがでしたか?

      防災の基本をしっかりおさえて、事故のない冬を過ごしましょうね♪

      ※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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