戦国時代にタイムスリップ!? 「一乗谷朝倉氏遺跡」へ日帰りデートに行ってきたよ!

戦国時代にタイムスリップ!? 「一乗谷朝倉氏遺跡」へ日帰りデートに行ってきたよ!

こんにちは、ふーぽ編集部です。

みなさん、ふだんどんなデートをしていますか?

ごはんを食べに行ったり、映画を観たり、どちらかの家で過ごしたり……というカップルも多いのでは。

今回は日帰りデートにおすすめしたい福井市「一乗谷エリア」の楽しみ方をご紹介します!

「雰囲気のある場所でゆったりデートしたい」

「いつもと違う雰囲気の旅を楽しみたい」

そんなカップルにぴったりのコースですよ〜。

「一乗谷」って実はすごい場所だった!

今回の舞台は福井市の一乗谷エリア

こちらで有名なのが「一乗谷朝倉氏遺跡(いちじょうだにあさくらしいせき)」ですよね。

一乗谷朝倉氏遺跡は戦国時代の遺跡。

織田信長勢に滅ぼされてから約400年土の中に埋もれており、昭和40年代になって発掘調査がはじまりました。


遺跡は国から「特別史跡」「特別名勝」の指定を、遺跡から見つかった出土品は「国の重要文化財」の指定をそれぞれ受けており、日本遺産の構成要素でもあります。

実はすごい場所なんですよ!!!

 

特別史跡に指定されている範囲は山城や城下町、庭園など約278ヘクタール(東京ドーム約58個分!)

周辺には博物館や道の駅があり、自然豊かな景色やSNS映えするグルメなど、デート先として魅力的なポイントがたくさん。

歴史だけでなくさまざまな楽しみ方ができるんです。

 

日帰りデートするのはこのふたり!

今回、日帰りデートに行くのは、しゅうじくん(左)ゆうみちゃん(右)

全国旅する北陸カップル「ほくたびとしてインスタグラム、TikTokなどで活躍しており、北陸を中心に、全国のおでかけスポットを紹介しています。

SNSを開設してわずか半年足らずで総フォロワー数はなんと5万人を達成し、勢いに乗っています!

 

ふたりとも福井県出身ですが、「一乗谷エリアは一度行ったことがあるくらい」だそう。

今回はどんな楽しみ方ができるでしょうか。それでは一乗谷へ行ってみましょう〜!!

 

福井駅から越美北線に揺られて一乗谷へ。

一乗谷へのアクセスは大きく5種類。

福井駅から向かう場合は

  • 路線バス
  • 直通バス
  • レンタサイクル
  • タクシー
  • 列車

などいろんな移動手段があります。

一乗谷駅までの詳しいアクセスはこちら

今回の旅では列車を使って向かいます。

乗車したのは福井駅と大野・九頭竜湖を結ぶ「越美北線」。

最寄駅は「一乗谷駅」で福井駅からの乗車時間は18分、乗車運賃も240円と安い上に早く到着できます。

1時間に1本程度と運行本数は少なめですが、列車に揺られまち並みを眺めながら向かうのもおすすめです。

 

ゆうみちゃん
普段車に乗ることが多いから列車に乗るのは新鮮ですね!

車両がレトロでかわいいし、無人駅の駅舎も写真映えしてかわいかった〜!

戦国風などのラッピング車両もあるみたいですよ~!

 

一乗谷朝倉氏遺跡博物館「あさみゅー」が楽しすぎた!

2023年11月5日には来館者20万人を達成した「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」。

一乗谷エリアを回る前に、まず訪れたいのが「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」、通称「あさみゅー」

2022年10月にオープンし、遺跡の玄関口として一乗谷朝倉氏遺跡の魅力を楽しみながら学べる博物館として人気を集めています。

毎週土・日・祝日は博物館認定ガイドによる展示の解説が人気。時間指定の個人向けのガイド料は無料で予約も不要です

 

しゅうじくん
自分たちで展示を見るよりガイドさんが解説してくれると、一乗谷エリアのことがより詳しくわかります!

 

「あさみゅー」はとにかくスケールが桁違い!

博物館内はたくさんの見どころがありますが、とにかくスケールが桁違い!

その一つが1階の奥にある「遺構展示室」


なかにはいると、河原石が敷き詰められた巨大な遺構が登場します!

なんとこの遺構、博物館を建設する時の発掘調査でこの場所から見つかり、そのまま展示されることになったのだとか。

長さ38m、幅5.6mの巨大な遺構をぐるりと見回せるようになっています


ゆうみちゃん
この場所は川の「船着き場」や川を渡るための「道路」だったという説があるんだって。

こんな大きなものが土の中に埋まっていたなんてびっくり!

 

歴史的にも貴重な出土品が陳列されている展示室

2階の展示室には、城下町が1/30のスケールになった巨大ジオラマもありました!

城下町の様子が細かいところまで再現されています。

ジオラマ内をストリートビューで探索したり、現在の様子と比較できる仕掛けも

一乗谷は華やかな文化が発展した城下町だったそう。蹴鞠の文化もありました

しゅうじくん
ジオラマを見ると、武士や商人、職人などいろんな職業の人が生活していた様子がわかりました。

一乗谷ってすごいまちだったんだなぁ。

 

さらに2階には、博物館の中に巨大なお館が出現!?

5代当主朝倉義景(あさくらよしかげ)の住んでいた館の一部が、原寸大で再現されています。

朝倉氏の館にあった花壇も再現。越前和紙で作られたスイセンやキクが植栽されています

障壁画や建具の金具も当時のものを再現

こちらの館では一着500円で戦国衣装の着付けができる体験が人気

甲冑、打掛など子ども用から大人用までいろんな衣装があり、写真撮影ができます。

動画を観ながら自分で簡単に着付けができるので、気軽に体験できるのが嬉しいですよね。

 

ゆうみちゃんとしゅうじくんはお姫様と殿様の着物をセレクト。

しゅうじくんスタイル良すぎて(背が高すぎて?)着物が短い!

館を歩くと、気分はすっかり戦国時代の人です。

館の中であればどこでも写真撮影ができるので、座敷や陣幕の前などいろんな場所で思い出を残してみてくださいね。

ゆうみちゃん
着付け体験、すっごく面白かったです(笑)。

しゅうじくんと着物姿で写真を撮ったことはなかったので、テンションが上がりました!

 

博物館内はほかにも楽しい場所がたくさん!

歴史に詳しくなくても、当時のことを楽しく学びながら理解できるので、はじめて一乗谷を訪れる方にもおすすめです。

破片を組み立てる原寸の土器パズルは二人も超真剣に

ミュージアムショップも朝倉氏にちなんだオリジナルグッズが揃っていました

同館キャラクター「ししかげ」「おコマ」のグッズも

福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館

福井県福井市安波賀中島町8-10
☎0776-41-7700
【営】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休】毎週月曜、年末年始
ホームページ
※特別展示等の開催中は休館日が変更になることがあります。ご注意ください。
基本展示観覧料
一般 700円、高校生 400円、小中学生 200円、70歳以上350円
※団体(20名様以上)は2割引き
※年間パスポートあり
※特別展の観覧料は別に定めます。
※クレジット、QR、バーコード決済対応

歴史を感じるオリジナルメニューが充実したミュージアムカフェ。

そろそろお昼。

博物館をしっかり楽しみ、おなかが空いてきました。

博物館内にあるカフェ「CARAMON(からもん)でランチタイムです!

ミュージアムショップの奥にあります

こちらでは、一乗谷朝倉氏遺跡をモチーフにした軽食やデザート、地元食材を使ったオリジナルメニューが味わえます。

しゅうじくんは復原町並にある“落ちない石”をイメージした「宗滴カレー」、ゆうみちゃんは一乗谷エリアの米どころ、東郷の米を使った「ソースカツ丼」をセレクト

 

しゅうじくん
「宗滴カレー」はほどよい辛さのトマトカレーの上にボリュームのあるハンバーグが乗っていて食べ応えのあるメニューでした!

 

「黒豆ごはん」やめかぶ・するめ・山芋などを和えた「あえまぜ」など、一乗谷の伝承・復元料理を取り入れた「CARAMON御膳」も人気

県内シェフが監修した「CARAMONパフェ」(右)は、福井県の銘菓、羽二重餅や県産フルーツを使用。朝倉氏遺跡で出土されている、「リブ付きの装飾ガラス」をモチーフした、オリジナルのパフェ容器が使用されています

おいしいだけでなく、見た目もかわいいメニューの数々。

福井県の名物もしっかり味わって大満足でした!

CARAMON(からもん)

福井県福井市安波賀中島町8-10(福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館内)
☎080-4413-0387
【営】10:00~16:00(LO15:30)※土日祝は上記に30分延長しての営業
【休】博物館に準ずる
ホームページ

 

 

期間限定の映えスポットも! 復原町並を歩いてみよう。

ここからいよいよ一乗谷朝倉氏遺跡に向かいます。

4月〜11月頃の土・日・祝日は博物館から遺跡までの約2.5kmを結ぶ周遊バス「唐門号」が運行していて、無料で乗車できます。
※令和5年度の運行は終了しました。

▼唐門号の運行についてはこちら
バス・レンタサイクル|遺跡を巡る|ICHIJO-DANI 一乗谷朝倉氏遺跡公式ポータルサイト

「唐門号」の車体には、遺跡のシンボル「唐門」や朝倉氏の家紋「三つ盛木瓜」のデザインがラッピングされています

バスで向かったのは「復原町並」

当時城下町で暮らしていた人たちの暮らしぶりを体感できる場所です。

武家屋敷や町人の町屋が並ぶ復原町並。まるでタイムスリップしたかのよう

発掘された塀の石垣や建物の礎石をそのまま使い、柱や壁、建具なども、出土した遺物に基づいて当時の姿を忠実に復元(復原)

ドラマやCMのロケ地としても有名な場所なので、ドラマの登場人物や城下町の住民気分を味わえます。

 

復原町並でおすすめのスポットは「和傘スカイ」

期間限定でカラフルな和傘や風鈴で彩られ、夏場は涼しげな気分を味わうことができますよ。

写真スポットとしても人気。写真を撮ればSNS映えすることまちがいなし!

ゆうみちゃん
和傘の写真スポットも大人気でしたよ!

一乗谷朝倉氏遺跡 復原町並

福井県福井市城戸ノ内町
☎0776-41-2330(朝倉氏遺跡保存協会)
【営】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休】年末年始 
入場料:復原町並 / 一般330円(団体260円)、70歳以上100円(団体80円)、小・中学生100円(団体80円)
※博物館とのお得な共通観覧券もあります

 

唐門を通ってさらにディープな場所へ。

復原町並を抜け、次にやってきたのは、朝倉氏遺跡のシンボル「唐門(からもん)

写真の撮影スポットとして人気の場所で、春には後ろの桜が見事に咲き誇ります。


唐門をくぐった先は朝倉氏の館跡。先ほど博物館にあった再現館は、こちらの館をもとに再現されたものなんです。

あらためてその広さを感じます!

中央の緑色部分は日本で最古の花壇跡といわれています

さらに先に進むと、特別名勝に指定された

  • 「朝倉館跡庭園」
  • 「湯殿跡庭園(ゆどのあとていえん)
  • 「南陽寺跡庭園(なんようじあとていえん)
  • 「諏訪館跡庭園(すわやかたあとていえん)

の4つの庭園もあります。

古いものでは室町時代の前期につくられたとも考えられる庭園もあるそう

これらもほかの遺跡と同様に、昭和40年代に発掘されるまで、なんと400年以上の間土の中に埋まっていました。

そのため石組などは当時とほぼ同じ姿!

この場所でお花見や宴が繰り広げられたのでしょう。

 

しゅうじくん
芸術家の岡本太郎は一乗谷を訪れた時に「湯殿跡庭園」を見て大興奮したんだって!

 

ほかにも思い出に残るスポットがたくさん!

博物館や復原町並のほかにも、一乗谷エリアは見どころがたくさん!

多くの石仏が並ぶ「西山光照寺(にしやまこうしょうじ)跡」や大きな巨石に圧倒される「下城戸(しもきど)跡」など、天気の良い日はのんびり歩きながら散策するのもおすすめです。

博物館から500mほどの場所にある「西山光照寺跡」。たくさんの石仏は異世界に迷い込んだかのよう

西山光照寺跡(にしやまこうしょうじ)

福井県福井市安波賀町
※見学は自由です

 

城下町の入り口「下城戸跡」には、どうやって積み上げたのかわからないくらい大きな岩がありました

下城戸(しもきど)

福井県福井市城戸ノ内町
※見学は自由です

 

 

さらに、一乗谷エリアは季節によって景色が移り変わるので、いつ訪れても違った姿を見せてくれます。

訪れた時はちょうど紅葉がきれいな時期だったので、いい感じの写真もたくさん撮れましたよ〜!

紅葉の下でドラマチックな一枚。ほかのカップルも紅葉をバックに撮影していました

大きな銀杏の木を見つけてこんな写真も。落ち葉のじゅうたんみたい!

「景色やグルメからふたりの思い出づくりまで、1日めいっぱい一乗谷エリアを楽しめました!」とゆうみちゃん。

しゅうじくんも「これまで歴史に詳しくなかったけど、戦国時代がちょっと身近になりました」と1日の感想を語ってくれました。

 

一乗谷朝倉氏遺跡では夏の「戦国まつり」や「万灯夜」のほか、県内デザイナーがプロデュースする「一乗谷文化祭」、博物館の特別展など一年を通して魅力的なイベントが盛りだくさん!

いつもと違ったデートを楽しみたい方はぜひ一乗谷へ!

➡2024年3月23(土),24(日)に開催される、一乗谷文化祭の詳細はこちらから!

ほくたびの動画はこちら

ツアーの様子をほくたびの二人が動画にしてくれました!

こちらでもぜひご覧ください♪

 

 
 
 
 
 
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