福井県大野市の九頭竜湖で大自然を満喫。山奥の秘湯や日本一の星空で心身共に癒されて。《水をめぐる旅》

福井県大野市の九頭竜湖で大自然を満喫。山奥の秘湯や日本一の星空で心身共に癒されて。《水をめぐる旅》

こんにちは、ふーぽ編集部です。

およそ4年ぶりに 福井の近県エリア旅 を特集します。

題して、「青の背景に心洗われる 水をめぐる旅」。

近県の滋賀県・石川県、そして県内から選んだ3エリアの湖畔を、気の向くままにぐるり。

涼やかな水辺の景色や、滋味豊かな食の数々が夏の疲れを優しく癒やしてくれます。

 

今回は、福井県が誇る美しい湖・九頭竜湖で大自然を満喫。

生命感溢れる景色と青空のコントラストが湖面に映り込む神秘的な景色に出合えます。

慌ただしい日常を離れ、紺碧の大自然の中へ出かけよう。

水をめぐる旅【九頭竜湖】(福井県大野市)

青い空と緑豊かな山々に囲まれ、どこまでも続く広大な湖面をカヌーで進むと、まるで自然とひとつになったような気分を味わえる

国土交通省の調査でも高い水質を誇る九頭竜川をせき止めた九頭竜湖。手ですくって確かめたくなるほど、水が澄んでいます

穏やかな美しさの中で心身にやすらぎを

名水のまちと呼ばれる大野市は、自然の宝庫。

この春、大野市勝原(かどはら)まで開通した中部縦貫自動車道を通り、九頭竜湖へと向かいます。

福井北ICから車を走らせること約60分、山々を抜けるとエメラルドグリーンに輝く美しい湖が目の前に広がっていました。

春の桜や秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の自然美を映す九頭竜湖は、緑が生い茂り青々とした姿も見事です。

九頭竜湖にかかる吊り橋・箱ヶ瀬橋は別名「夢のかけはし」と呼ばれ、瀬戸大橋の試作として建設されたもの。橋上からは湖を一望できる。

車窓に広がる湖を眺めながら山道を進むと、見えてきたのは、「夢のかけはし」と呼ばれる箱ヶ瀬橋

悠然とした佇まいで、雄大な山岳風景と湖を背景にしたキャンバスに溶け込みます。

【九頭竜レイクサイドモビレージ】

箱ヶ瀬橋からさらに車で5分。

訪れたのは九頭竜湖畔に広がるオートキャンプ場「九頭竜レイクサイドモビレージ」。

ここでは「ノーム自然環境教育事務所」が主催する、カヤックやSUPのアクティビティを体験できます。

手ぶらでも道具一式をレンタルできる上、スタッフが丁寧に教えてくれるので、初心者でも気兼ねなく挑戦できます。

「風が少なく、空気が澄んだ朝の体験がおすすめです」とスタッフの坂本均さん。

カヤックで九頭竜湖を水上散歩。湖面は穏やかなので、初めての人でも安心して楽しめます

パドル操作のレクチャーを受け、いざ出発。

チャプチャプと心地よい水音を立てながら、右、左と交互に水をかく。

広大な湖の真ん中で鳥のさえずりに耳を澄ませ、時折ピチョンと跳ねる魚を眺めていると、時が経つのを忘れてしまいます。

ノーム自然環境教育事務所

福井県大野市南六呂師169-124
☎0779-67-1117
【営】7:30~9:30、9:30~11:30(4月下旬~11月上旬)
【料】中学生以上税込5,000円、小学生税込4,500円、未就学児税込2,000円
ホームページ

【道の駅九頭竜】

カヤックを楽しんだ後は、空腹を満たすため「道の駅九頭竜」へ。

生産物直売所には地元で採れた野菜や山菜など、特産物がずらりと並びます。

道の駅九頭竜でぜひ味わいたいのが、手作りの「まいたけ弁当」税込480円~。下のごはんが見えないほどまいたけがぎっしり!

おすすめは九頭竜まいたけをふんだんに使った「まいたけ弁当」。

地元の人たちが手作りした弁当は、まいたけの豊かな香りと肉厚でシャキシャキとした食感がたまりません。

道の駅九頭竜

福井県大野市朝日町26-30-1
☎0779-78-2300
【営】8:30~17:00
【休】12月上旬~3月末まで冬季休業

九頭竜まいたけは、道の駅近くの「昇竜まいたけ工場」の直売所でも購入できます。

味・香り・歯ごたえ三拍子そろった大野名物の「九頭竜まいたけ」。大きなものだとバレーボールほどのサイズのものもあり、存在感大

昇竜まいたけ工場(直売所)

福井県大野市川合20-30-2
☎0779-78-2255
【営】8:00~17:00
【休】日曜、年末年始
ホームページ

【九頭竜ダム】

九頭竜川をせき止めてできた巨大な人造湖。土や岩を幾重にも積みあげるロックフィル式は建設当時、全国でも珍しい工法でした。コンクリートダムとは違う景観を楽しめます

昼食を終えて、九頭竜湖誕生のきっかけとなった「九頭竜ダム」を目指します。

ダム堤頂からは九頭竜湖を見渡せます。

敷地内の資料館では、ダムの歴史や役割などについてパネルや動画で詳しく解説しています。

ここでは九頭竜ダムオリジナルの「ダムカード」がもらえるので、訪れた思い出にゲットしておきましょう。

ダムを訪問するともらえる「ダムカード」は密かな人気。ダムの型式やこだわり情報について記載されていて、九頭竜ダムでも1名につき1枚無料配布しています

九頭竜ダム管理支所

福井県大野市長野33-4-1
☎0779-78-2116
【営】9:00~17:00
【休】無休

【九頭竜峡・魚止】

九頭竜川の流れによって石壁が侵食された絶景。名前の通り、魚が遡上できないほどの奇岩によって美しい光景がつくりだされている。駐車場までの道が細いので運転は慎重に

再び車を走らせると、「九頭竜峡・魚止(くずりゅうきょううおどめ)」と書かれた看板が目にとまります。

駐車場から少し歩き、階段を下ると川岸に到着。

先ほどの穏やかな九頭竜湖とはうって変わり、奇岩怪石と絶壁が広がり激しい水の流れが岩肌を打ちつけます。

長い年月とともにつくりあげられたこの景色は、魚が遡上できないほどの荒々しさから「魚止(うおどめ)」と呼ばれるようになったそうです。

九頭竜峡・魚止

福井県大野市仏原

【白山神社のカツラの大木】

圧倒的な存在感を放つのは、県の天然記念物として指定されているカツラの巨樹。青々としたツタや苔が根元を包み込み、周辺には穏やかな森の香りが漂います

清流を堪能した後は新緑を拝みにさらに奥地へ。

下打波(しもうちなみ)の白山神社にそびえたつ「カツラの大木」はその大きさと厳かな雰囲気に圧倒されます。

根回り15m、樹高約29mの巨樹には、1300年以上前に泰澄大師が白山登頂の際に食事に使用した箸を大地に挿し、芽を出したのが巨木になったという逸話が残されています。

辺りはひんやりと涼しく、木々の隙間から太陽の光が差し込み、神聖な空気に背筋がのびます。

白山神社のカツラの大木

福井県大野市下打波

【鳩ヶ湯温泉】

秘湯ともいわれる山奥の天然温泉は、泉質抜群で肌がつるつるになると定評。ネットや携帯がつながらないのも、非日常感を味わえます

自然の恵みを存分に受け取ったら、山あいにある秘湯「鳩ヶ湯温泉」へ。

山鳩が傷を癒やしに訪れたという温泉は、江戸時代から湯治湯として栄えました。

自然湧出のナトリウム塩泉で、体の芯から温まります。

鳩ヶ湯温泉

福井県大野市上打波6-2
☎0779-65-6808
【営】11:00~17:00
【休】火曜・水曜、12月~4月中旬は冬季休業
【料】日帰り入浴:大人税込800円、12歳未満税込400円

【水杜のすみか 大野屋】

この日は森に佇む一棟貸しの宿「水杜(みずもり)のすみか 大野屋」へチェックイン。

静まり返った夜の中で川の流れに耳を澄ませながら眠りにつきます。

街灯が少なく山に囲まれた九頭竜湖では、条件が揃えば満天の星空を眺められます。

深々とした木々の緑と澄んだ湖の美しさに触れ、いつのまにか心身がクリアになる感覚に満たされました。

水杜のすみか 大野屋

福井県大野市下打波9-2
☎0779-66-5650(横田建設)
【営】9:00~16:00
【休】12月~3月冬季休業
【料】1棟貸切(定員5名)1泊60,000円~

満天の星空を楽しむならキャンプもおすすめ。無数の星が湖に映る風景は幻想的。冒頭でカヌーを体験したキャンプ場「九頭竜レイクサイドモビレージ」ではテント1張り税込3,000円、タープ1張り税込1,000円にて利用できます(別途入場料あり)

九頭竜レイクサイドモビレージ

福井県大野市下半原
☎0779-78-2408
【営】チェックイン13:00~、チェックアウト~11:00※11/30~3/31まで冬季休業

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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