ふーぽBOOKセレクション「秋の夜長はロングセラー」~図書館司書おすすめ本~

    ふーぽBOOKセレクション「秋の夜長はロングセラー」~図書館司書おすすめ本~

    こんにちは、ふーぽ編集部です。

    プロにおすすめの本を聞いて、新しい書に出会う企画「ふーぽBOOKセレクション」。

    今回のテーマは「秋の夜長はロングセラー」

     

    福井県立図書館の司書の方に、長く読まれ続けている「ロングセラー本」を4冊紹介いただきました。

     

    発行から数十年を経ても褪せることなく、有益な示唆に富む面白い本ばかりです。

    ぜひ読んでみてくださいね♪

     

      『坊っちゃん』

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      坊ちゃん
      夏目漱石/著  
      小学館 2013年(小学館文庫)など多数出版あり。

       作品概要 
      物理学校を卒業後、松山の中学校に赴任した坊っちゃん。東京とは勝手の違う田舎の生活をバカにしていますが、笑われるのは坊っちゃんのほう。生徒にからかわれ、悪戦苦闘する毎日を送ります。

      同僚の教師たちも個性的で、インテリでハイカラ気取りの教頭「赤シャツ」と、うだつの上がらない同僚「うらなり」との間には、美女「マドンナ」をめぐる確執まで。

      曲がったことが大嫌いな江戸っ子坊っちゃんが最後に出た行動とは?

       

      福井県立図書館 司書 宮川陽子さん
      「親譲りの無鉄砲で」から始まる、歯切れのよい江戸っ子言葉の夏目漱石の『坊っちゃん』は、明治39(1906)年に発表されて以来、100年以上たった今でも発売され続けているロングセラーです。

      中学生でも十分楽しめますが、赤シャツが帝国大学卒業とか、山嵐が会津生まれとか、大人になり明治時代の時代背景がわかってから読み返すと、さらにわかる面白さもあります。

      時代を超えて、人生の節目に何度でも読み返して楽しめる作品です。

      【⇒福井県立図書館での書誌情報はこちら

       

      『飢餓海峡』

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      飢餓海峡』 (上・下巻)
      水上勉/著
      新潮社 1990年(新潮文庫)

       作品概要 
      青函連絡船の転覆事故で見つかった、身元不明の二人の遺体。時を同じくして質屋を火元に町を焼いた大火。初対面の男から大金を渡される女。

      前半は女の視点で描かれ、大金を渡した男の正体が明かされてストーリーは急転します。

      遺体の身元を探す刑事が行き着いた事件の真実とは。

       

      福井県立図書館 司書 宮川陽子さん
      質屋から奪った金を使って男が大きくした会社は、若き日々を鉱山で働いて過ごした北海道の町と、生まれ故郷を貧しさから救います。

      一方、その男から大金を渡された女は、小さな幸せを追う生活をつつましく送っていきます。

      この社会派小説の名作は昭和38(1963)年に発行された、福井県出身の作家水上勉の作品です。現在でも文庫で購入することができます。

      ▼福井県立図書館での書誌情報はこちら
      飢餓海峡(上巻)飢餓海峡(下巻)

       

      『君たちはどう生きるか』

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      君たちはどう生きるか
      吉野源三郎/著
      マガジンハウス 2017年

       作品概要 
      中学2年生(旧制)で15歳のコペル君。

      コペル君が日常生活で気が付いたこと、考えたことが描かれ、それを受けて大学生(旧制)の叔父さんがノートに感想やコペル君へのアドバイスを記していきます。

      ものごとをマクロ、ミクロ両方の視点でとらえること、いじめについて、経済的格差についてなど、さまざまなことを道徳的というより、哲学的にとらえる内容です。

       

      福井県立図書館 司書 宮川陽子さん
      この本は、昭和12(1937)年7月に、『日本少国民文庫』全16巻シリーズの最終巻として発行されました。

      例に挙げられる日常生活には、今ではめずらしい光景もありますが、本質的に人間の生き方、考え方、人との接し方には変わりがないのだとわかる本です。

      コペル君は旧制中学の2年生ですが、今でも中学生から大人まで幅広い支持を得る本です。

      福井県立図書館での書誌情報はこちら

       

      『ロウソクの科学』

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      ロウソクの科学
      ファラデー/著 三石巌/訳 
      角川書店2012年(角川文庫)

       作品概要 
      ロウソクが燃えるというごく身近な現象を例に挙げて、科学全般への興味を広げる内容です。

      表面張力や毛細管現象といった物理的な現象、酸素と水素を例に挙げて化学的な法則をわかりやすく紹介しています。

       

      福井県立図書館 司書 宮川陽子さん
      2019年にノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが、小学校の先生のすすめで読んだ本として紹介されてから人気が再燃した本です。

      1860年(日本は幕末!)子どもを対象として行った講演を翌年本にしたもので、古典的名著と言えます。

      2012年に出た新しい翻訳のものはたいへん読みやすく、中学生はもちろんのこと、学校ですっかり理科嫌いになってしまった大人にオススメの本です。

      【⇒福井県立図書館での書誌情報はこちら

       



      タイトルは知っているけれど、読んだことのないという本もあったのではないでしょうか。

      ぜひ秋の夜長に、読書を楽しんでみてくださいね。

       

      また福井県立図書館では特集「秋の夜長はロングセラー!」を11月8日(日)まで開催中

      こちらでご紹介できなかった名著を多数紹介しています。

      こちらもぜひ訪れてみてくださいね

      詳しくはこちらから

      【協力】福井県立図書館

      福井県福井市下馬町51-11
      ☎0776-33-8860
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