「未来への希望か過去の憧憬か 2020年代に感じるメトロポリス。」大野市にある横町スタジオの“キムラリサブロー 都市シリーズ「シドニー」”【福井の或る場所のアート】

    「未来への希望か過去の憧憬か 2020年代に感じるメトロポリス。」大野市にある横町スタジオの“キムラリサブロー 都市シリーズ「シドニー」”【福井の或る場所のアート】

    こんにちは、ふーぽライターのcowbellrikoです。

    福井の“とある人と場所”のアートを紹介するコーナー【福井の或る場所のアート】。

    福井で制作をする美術作家さんのことや、こんなところで見つけたスゴイ作品のことなどすぐそばに、そこに或るアートを探して見つけてお届けします。

    今回は、大野市の横町スタジオにあるキムラリサブロー 都市シリーズ「シドニー」です。

      横町スタジオ 【大野市】
      キムラリサブロー 都市シリーズ「シドニー」

      「横町スタジオ」は関西大学建築科の学生が内装を手掛けたサテライトスタジオ。絵は美術愛好家団体「おさんぽアートミュージアム大野」が設置しました

       

      未来への希望か過去の憧憬か 2020年代に感じるメトロポリス。

      私がこの絵を見たのは2021年の夏。

      ロックダウンという言葉が当たり前になってきた頃でした。

      不穏な空に、白いオペラハウス。

      人の気配のない街を表わしているようでした。

      それまで私はリサブローの「都市シリーズ」に熱狂や美しさを感じていましたが、この時ばかりは複雑な心境になりました。

      今後この建築を見に行くことはできるのか、シドニーの空は見られるでしょうか。

      ガラス越しに鑑賞したからか、行き着けない都市への憧れを感じました。

       

      絵を単なる風景画と見るか、心象風景を反映した絵と見るか。

      世の出来事や鑑賞者の気分で見え方は異なります。

      都市のエネルギーと崩壊を映したリサブローの絵は、コロナ禍の世界を映す、未来予想図だったのでしょうか?

       

      キムラリサブロー(木村利三郎 1924-2014)

      美術評論家の久保貞次郎との交流を通じて創造美育運動に参加し、小コレクター運動にも参画した画家。1964年に渡米し「都市の構造と崩壊」をテーマに創作。国内外での発表も目覚ましく、大野市でも展覧会を開催している。

      横町スタジオ

      福井県大野市日吉町1-7
      主に水曜午後に開放 
      (一部外から観ることもできる)

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      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

      cowbellriko
      writer : cowbellriko

      エビとイチゴとワインが好き。
      国内外問わず、よく人に道を聞かれます。
      世界の美術館を巡ること、あちこちの芸術展を回ること、がライフワークです。
      アート系ウエブメディア「芸術専門楽群(略してゲイセン)」の中の人です。

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