「いつも見守るように店の空気を作る男女。」福井市の十人十色 diningsにある“米谷清和「Phone-女」「Phone-男」1979年”【福井の或る場所のアート】

    「いつも見守るように店の空気を作る男女。」福井市の十人十色 diningsにある“米谷清和「Phone-女」「Phone-男」1979年”【福井の或る場所のアート】

    こんにちは、ふーぽライターのcowbellrikoです。

    福井の“とある人と場所”のアートを紹介するコーナー【福井の或る場所のアート】。

    福井で制作をする美術作家さんのことや、こんなところで見つけたスゴイ作品のことなどすぐそばに、そこに或るアートを探して見つけてお届けします。

    今回は、福井市の十人十色 diningsにある米谷清和“「Phone-女」「Phone-男」1979年”です。

      十人十色 dinings【福井市】
      米谷清和「Phone-女」「Phone-男」1979年

      右側の男性像は、ぜひお店で確認してほしい。「母は米谷さんご本人と付き合いがあり、この絵も図録掲載されています」

       

      いつも見守るように店の空気を作る男女。

      オーナーシェフの吉田さんは、店に自身で購入した作品を飾る予定でしたが「母が大事にしていた絵が合うのでは」と掛けてみたところ、ぴったりフィット。

      お母様が生前に「一目見て気に入ってその場で会場の人に欲しいと交渉したのよ」と話していた絵だそうです。

      オープンな厨房から向き合う位置に絵があるため「見守られている、って感じかな」とはにかむ吉田さん。

       

      公衆電話の色と形が時代を感じさせ、男女のポーズが意味深です。

      背景にあるのは北陸の空のようなしっとりとした深めの、決して青空ではない青。

      暖かな灯りの下に浮かび上がる2枚の絵を前にお酒をたしなむ夜を、そろそろ楽しみたいものです。

       

      米谷清和(よねたにきよかず)

      1947~福井市生まれ。多摩美術大学大学院修了。都市に暮らす人間の“何気ない日常に潜むもの”をテーマに日本画で描く。元多摩美術大学教授

      十人十色 dinings

      福井県福井市順化2-7-16 城戸ビル2F
      【営】18:00~22:30(22:00LO)
      【休】日曜・不定休
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      cowbellriko
      writer : cowbellriko

      エビとイチゴとワインが好き。
      国内外問わず、よく人に道を聞かれます。
      世界の美術館を巡ること、あちこちの芸術展を回ること、がライフワークです。
      アート系ウエブメディア「芸術専門楽群(略してゲイセン)」の中の人です。

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