職人の技が光る、鋳物の「焼印」を大野で見つけてきたよ!

職人の技が光る、鋳物の「焼印」を大野で見つけてきたよ!

こんにちは、fuライターの糸偏(いとへん)です。

今日は福井県大野市のあるお店で見つけた、ものづくり好きにはたまらないアイテムをご紹介します。

5月初旬のある日、大野市内での取材に向かう途中でふと目が留まったのが、店先におかれたこちら。

そう。焼印です。

この焼印がおかれていたのは、「リビングヤマダ」さんというお店。

ご主人に伺ったところ、昭和30~40年代のものとのこと。鋳物鋳造で有名な富山県高岡市の職人さんに発注したもので、当時は鍬や鎌の農機具、下駄などに屋号の文字を焼き付けて使ったそうです。

倉庫を整理していたらでてきたので、試しにお店に置いてみたところ、立ち止まる人が多数。和菓子屋さんがまとめて買っていかれたり、DIY趣味の方が買われたりで、残りはこれだけなんだとか。

「今はこれほど質の高いものはなかなかないんだよ。職人技だからね」とご主人。

「職人技」「一点物」「デッドストック」……。なんというキラーワード。

「これはもう買うしかない!」と、自分にちなんだ文字を探したものの、残念ながら姓名にあたる文字は見当たらず・・・。

主に食べ物に焼き付ける予定なので、

お召し上がりくださいの「お」
お残しはあきません!の「お」

ということで「御」を選びました。

ちなみにこちらの木保さんの場合は、二文字なので、本来は二倍の値段で売るそう。

長方形でかっこいいので迷ったのですが、自分にはまるでかすらない文字なので諦めました。

これを読まれている木保さんがいらしたら是非!


家に持ち帰り、早速使ってみました!!

火であぶって捺すだけ、と簡単に考えていたのですが、いざやってみると少々コツが要りました。

まず注意すべきは、持ち手がないので耐熱グローブを使うこと。素手でやると、当然ながら火傷します。お気をつけください。

ガスコンロであぶって1分ほどすると煙が出てくるので、ひと呼吸おいてから全体を押しつけるようにジュッ。

撮影用に買った栗まんじゅうでは失敗してしまったので、備蓄していた六方焼きにおしてみました。

左下はおす時間が長すぎたのか、焦げ気味に。おす力、おす時間は素材によってベストが違うようなので、練習が必要です。

やはり印があると、スーパーのお菓子でもちょっと素敵に見えますね。

折を見て、卵焼きやオムライス、パンケーキなどに捺してみたいと思います。


お店にはまだ、「益」「丸」「不」「渋」などが残っていました。ご興味ある方はお早めに!

リビングヤマダ



福井県大野市元町11-2
☎ 0779-66-2741
(休)第1・3日曜

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

糸偏(いとへん)
writer : 糸偏(いとへん)

福井に帰郷して3年目。古くて使い勝手の悪い実家の整頓がライフワーク。主に奥越地域の情報をお届けします。

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