かこさとしさん名作「だるまちゃん」が越前和紙のうちわに! 製作風景を見学してきました。

    かこさとしさん名作「だるまちゃん」が越前和紙のうちわに! 製作風景を見学してきました。

    こんにちは! 図書館に行くと絵本コーナーに吸い寄せられがちな、ふーぽ編集部のばんのです。

    今年5月に亡くなられた、絵本作家で児童文学研究家のかこさとしさん。「からすのパンやさん」や「どろぼうがっこう」など、たくさんの作品を執筆されました。なかでも「だるまちゃんシリーズ」は、全国の多くの子どもたちに親しまれてきた名作です。

    かこさんの出身地・福井県越前市にある五十嵐製紙では、なんと「だるまちゃんとてんぐちゃん」に登場するうちわを作っています。絵本の愛らしさそのままのうちわがどのようにできるのか、その様子を見学してきましたよ。

      越前和紙の産地・越前市今立地区にある、株式会社 五十嵐製紙は、1919(大正8)年創業の和紙製造会社。

      毎年6月初め~9月末ごろまで、絵本「だるまちゃんとてんぐちゃん」に登場するうちわを作っています。

      こちらが、言わずと知れた名作絵本ですね。話をかいつまんで言うと・・・

      ちいさいだるまの男の子だるまちゃんは、お友だちのてんぐちゃんの持っている、あらゆるものがうらやましくてしょうがない。

      ある日、てんぐちゃんのようなうちわがほしくなっただるまちゃん。家に帰ってお父さんに相談すると、たくさんのうちわを出してくれました・・・。

      絵本には、ユニークなうちわたちがたくさん描き込まれています。そのうちの5種類を、五十嵐製紙で再現しているんです。

      取材時に在庫があった3種類を見せてもらいました。左から、「藍の棒縞(あいのぼうしま)」「だるま」「みずすまし」。

      絵本から飛び出してきたかのような再現度! 心震えます。



      ではさっそく、うちわの生まれる現場へおじゃましましょう!

      今日は「だるま」を作っているとのこと。

      ずらりと並ぶ、だるまちゃんたち! なんとも鮮やかな赤色です。

      お顔のある表側と、背中側。別々に作って、あとで貼り合わせるんですね~。

      赤く着色したコウゾなどの和紙の原料を型に流し込み、だるまのからだを作ります。

      お顔の部分には、白い原料を流します。

      薄い金属の型板に黒い原料をつけて・・・。

      先ほどの白い枠に合わせてあてると・・・。

      おお~、キュートなお顔が、お目見え!

      これは“ひっかけ”という和紙製造の技法。絶妙な力加減で丁寧に顔が付けられていきます。

      口もと、ほっぺ、おでこに色をのせて。

      手漉きだからこその風合い。ひとつとして同じだるまちゃんはいないのです。

      ▼だるまちゃんうちわの製作の様子、動画でも見てみてください(1分6秒)



      とてもスムーズな流れで、どんどん生まれるだるまちゃん。

      う~ん、いつまでも見ていたい・・・。

      全てだるまちゃんで埋まりました! あとはお日さまのもとで2日間、乾くのを待つばかり。

      左が漉きたてで、右が1日乾かしたもの。

      乾くと色が変化するので、出来あがりを見越して原料を着色しなければなりません。職人の技って、すごいなあ。

      となりにはお花型の和紙時計のベースが。こちらもステキ!

      乾いたらそれぞれ切り離して、ひとつひとつうちわの柄に貼り合わせて完成です。

      少し小ぶりなサイズ感も、絵本を再現してのこと。子どもにも扱いやすく、持ち歩きやすいのもいいですね。

      同社の伝統工芸士の五十嵐匡美さん。「たくさんの子どもたちに愛されているかこさんの絵本を題材に、作る側も楽しませてもらっています。お子さんやお孫さんへのプレゼントにと、うちわを買いにいらっしゃる人も多いですね」

      一種類のうちわを作り上げるのに約5日間。手仕事のぬくもりが込められたうちわで起こす風は、どこかやわらかい感じがしました。

      こちらはなんと、完成したばかりという新製品! その名も、fu-wa(フーワ)。コウゾの繊維をそのまま編み上げたバスケットです。

      軽く、しなやかで、とても丈夫。丸っこい方にはアメやチョコ、細長い方にはペンやメガネを入れたり、幅広く使えそう。プレゼントを入れて贈るのもステキですね。

      深型と、フタのように使える浅型の2種類、それぞれ4色あるので、色の組み合わせも楽しめます


      来年、創業100年を迎える五十嵐製紙。これからも和紙の良さを生かした製品を通して、私たちを和ませてくれること間違いなしです。

      もちろん、かこさとしシリーズはこれからも作り続けてくださいね~!


      今回紹介したうちわ かこさとしシリーズ>は、

      ・かこさとし ふるさと絵本館「砳」
      ・越前和紙の里 パピルス館
      ・福井駅前のハピリン
      ・東京にある福井県のアンテナショップ ふくい南青山291

      で販売しています。贈りものにもぴったり、ぜひ一度手にとってみては?

      株式会社 五十嵐製紙
      福井県越前市岩本町12-14
      ☎0778-43-0267
      www.wagamiya.com
      うちわ かこさとしシリーズ全5種/各1,450円(税別)

      ※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

      ばんの
      writer : ばんの

      メイドインフクイのものづくり、まちあるき、ふらっと行く旅、もふもふした生きものが好き。道ばたで猫に出会えると幸せ。
      福井県内と近県をうろうろし、ピン!ときたものごとをご紹介します。

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