芳醇な香りと甘みたっぷり! ジューシーな「メロン」をご紹介! 【野菜ソムリエ旬だより】

    芳醇な香りと甘みたっぷり! ジューシーな「メロン」をご紹介! 【野菜ソムリエ旬だより】

    こんにちは。ふーぽ編集部ともきです! 

    地元福井で活躍する野菜ソムリエのみなさんが、旬の野菜や果物の栄養、保存方法、食べ方のポイントなどを教えてくれる、【野菜ソムリエ旬だより】。

    野菜ソムリエコミュニティ福井とは? 
    野菜ソムリエの修了生が中心になり、ボランティアベースで活動する協会認定の福井の地域コミュニティ。スキルアップの勉強会や食育イベント参加など、修了生の交流と学びの場になっています。野菜ソムリエコミュニティ福井は約80名が活動しています。
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    第14回目のテーマは「メロン」

    【⇒過去の連載はこちらから

    果実の王様とも呼ばれる「メロン」。

    夏のギフトとしても人気の高く、まるでスイーツのような濃厚な甘みと芳醇な香りがあります。

    ジューシーな食べ応えは、一度食べたら虜になるほど!

    今回は、メロンの特徴や選び方、保存方法、おすすめのレシピについてもご紹介します。

    \今回の先生/

    野菜ソムリエプロ

    土橋(どばし)登喜雄さん

    「メロン」のいろいろ

    成長過程のネット系メロン。

    メロンの原産地

    メロンの原産地は、東アフリカとする説が有力ですが、中近東、インド、中国とも言われ正確には良くわかりません。

    しかし、古代エジプトやギリシャでも知られ、中国では紀元前の文献に記録されており、日本でも弥生時代の遺跡から種が出土しています。

     

    メロンの種類

    メロンはざっくり言うと、日本で古くから栽培されてきた「マクワウリ」に代表される東洋系と、「アールス」などヨーロッパで改良されてきた西洋系に分かれます。

    また、緑肉系赤肉系にも分けられ、日本では高級な「アールスメロン」が緑肉系であるため、メロンといえば緑色というイメージでしたが、「クインシー」や「夕張メロン」のような赤肉メロンの品種改良が進み、今ではどちらもおなじみです。

    ネット系

    ノーネット系

    外観からは大きく2つのカテゴリーに分けられます。

    「マスクメロン」などのように表面に網目が出来るネット系と、「マクワウリ」のような網目が無いノーネット系です。

    ただ市場には、その両者を掛け合わせてた「プリンスメロン」などたくさん出回っています。

    ちなみに、今現在、市販されているネット型のメロンは、明治・大正時代にヨーロッパから日本へ伝わったそうですが、当時はとても高価なもの。

    1960年代にプリンスメロンが登場するまでは、一般庶民には手の届かないものだったそうです。

     

    栄養と効能

    熟したものは糖度も高く、美味しさは抜群


    メロンの栄養成分で比較的多く含まれているものは、体内の塩分(ナトリウム)を排出する作用があるカリウムと、コレステロール値をおさえる食物繊維(ペクチン)です。

    高血圧にも効果があるといわれます。


    ただし、糖分も多いので、適量を食べるようにしましょう。

     

     

    選び方と保存方法

     形が整っていて、ずっしりと重いもの。

     ネット型メロンであれば、網目が細かく全体的に均一に良く出ているもの。

     メロンの下を押して、弾力があり香りが出ているものは食べごろ。

    【保存方法】

    メロンは、追熟することにより香りと甘みが増すので、購入後は冷蔵庫ではなく、常温で保存しましょう。

    冷やしすぎは味が落ちる原因です。

    食べる1~2時間前に冷蔵庫へ入れると良いでしょう。

    メロンの生産地

    メロンの47都道府県別にみた収穫量の割合は、茨城県が全国の26.3%を占め、次いで北海道、熊本県となっていますが、実は福井県は収穫量11位!

    県民にもあまり知られていないのですが、実は福井県は全国的にもメロン産地の1つなんです。

     

    福井県内のメロン事情

    福井を代表するメロンの1つ、アールスメロン(青肉)

     

    ここからは福井県内の主な産地の特徴について、簡単にご紹介します!

    あわら市

    あわら市と坂井市にまたがる坂井北部丘陵地では、JAが中心となって季節ごとに様々なメロンを県内外へ出荷しています。

    【5月下旬】プリンスメロン
    【6月】花咲紅姫(マルセイユメロン)
    【7月】花咲乙女(アンデスメロン)、アンデスメロン、アールスメロン
    (アールスメロンは秋の9月出荷もあります)

    あわら市にある「ファーマーズマーケット きららの丘」では、本格的なシーズンとなる6月から7月にかけて、生産量の少ないものを含めると約20種類のメロンが店頭を賑わせます。

    メロンの大好きな方は訪れるたびに、必ず新しいメロンとの出会いがありますよ。


    あわら市の「マルセイユメロン」の過去のふーぽ記事はこちら↓↓↓

    緑のストライプ模様が目印♪ 甘みたっぷり赤肉「マルセイユメロン」が旬を迎えているよ【ちょいネタ】

     

    坂井市

    坂井市の三里浜砂丘地では、秋作を中心にメロンの王様と呼ばれる「アールスメロン」が出荷されます。

    1株から1玉だけ育てる高級品で香り高く、ジューシーなのが特長。

    収穫は9月上旬から10月下旬まで続き、関西、中京方面に出荷しています。

     

    鯖江市

    鯖江市のメロンといえば赤肉の「マルセイユメロン」

    試験栽培の後、本格的な栽培が始まりました。

    平成18年には、鯖江産マルセイユメロンのなかでも形が良く、糖度14度以上のものを「とろける甘さが夢のような味わい」という所から「さばえ夢てまり」と命名しました。

     

    勝山市

    勝山市の若猪野(わかいの)地区では、数軒が昼夜の寒暖差を利用して、お中元や贈答品として8月を中心に「若猪野メロン」のブランドでアールスメロンを栽培しています。

     

    農家さんを訪ねてみました♪

    大きく育った福井産のメロン。収穫まであと少しです


    今回訪れたのは、あわら市北潟で、アムスメロンを栽培する藤井農園さん。

    ちなみにこちらの奥様は、移動販売車などカメハメハ大農場ブランドでお馴染みの藤井和代さんです。

     

    立派に育った、アムスメロン(青肉)


    こちらの農家では、アムスメロンスイカを栽培しています。

    独特の甘さがあるアムスメロンは以前は県内のJAでも主力品種でしたが、収穫前に枯れてしまう病気がまん延した事からアンデスメロンへの栽培転換を図り生産を守りました。

    この事からアムスメロンを栽培する農家はほとんどいなくなりましたが、藤井さんは需要のある方や奥さまのお店での利用に向け、今も栽培に取り組んでいます。

    (ちなみに、このアムスメロンは香りもよく、本当に美味しいメロン。直売所などで見つけたらぜひお試しあれ!)

     

    メロンを使ったおすすめレシピ

    \レシピの先生/

    野菜ソムリエ
    前田公子(ひろこ)さん

    【プロフィール】
    日本野菜ソムリエ協会認定料理教室『ぷちカフェ料理教室』を主宰する。
    NHK福井放送局ニュースザウルス「おてんキッチン」にも毎月出演、県内各地で料理教室を開催しています。


    それでは、電子レンジで出来ちゃうメロンレシピを2つご紹介しましょう~!


    ペルルメロンと福井サーモンdeポテトサラダセルクル仕立て

    【材料(2人分)

    ペルルメロン 1/8個
    新じゃがいも 1個
    新玉ねぎ 1/2個
    塩コショウ 少々
    マヨネーズ 大さじ2
    福井サーモンお刺身 6切
    越のルビー 2個
    水菜 4本
    エディブルフラワー 6個

    《グリーンソース材料》
    マヨネーズ 大さじ3
    粉末青汁 3g

     

     新じゃがいもを皮付きのまま良く洗い、ラップに包んで電子レンジ600Wで約4分加熱。皮をむき、ボウルに入れてマッシャーでつぶす。

     新玉ねぎの皮をむき、縦半分に切り、繊維に沿ってスライス切りする。小皿に入れ、ラップをして約1分加熱し、しんなりさせる。
    (※水にさらさなくても、加熱することにより、辛みがやわらぎ、甘みに変化! )

     ①に②を加えて塩コショウ少々、マヨネーズ大さじ2を加えて良く混ぜて冷蔵庫で冷やしておく。

     メロンをくし形に8等に切り、さらに皮を包丁で取り、スライス切りしておく。

    お皿にセルクル型をのせ、中に③を入れてスプーンの背で押して平らにする。その上にメロン、福井サーモンを綺麗に並べ、ギュッとひと押ししたら、そっとセルクルを引き上げて取り、塩コショウをふりかける。
    (※セルクルとはリング状の型のこと。500mlペットボトルを10cm幅に輪切りに切って使用するのもOK! )

     グリーンソース材料を良く混ぜてソースを作って、⑤の周りに点々と盛り付ける。周りに残りのメロンとスライスした越のルビー、5cmに切った水菜、エディブルフラワーを飾ると綺麗!

     

    binary comment

    前田さん
    福井サーモンがトロっと甘く、メロンと一緒に食べるとさらに甘くて美味!

    メロンと福井サーモンは、マヨネーズとも相性がよいので、マッシュしたポテトサラダとグリーンソースと一緒に食べるとさらに美味!

    見た目も綺麗なサラダでおもてなしの前菜におすすめです。

     

    紅姫メロンdeヨーグルトプリン

    【材料(3個分)

    《メロンヨーグルトプリン材料》
    ゼラチン 小さじ2(5g)
    牛乳 100cc
    ヨーグルト 100g
    紅姫メロン 1/4個(100g)
    砂糖 大さじ2

    《クラッシュゼリー材料》
    ゼラチン 小さじ1(2g)
    レモン汁 小さじ1
    砂糖 大さじ1

    《飾り用》
    紅姫メロン 1/8個
    ミントの葉 3枚

     

     【メロンヨーグルトを作る】
    ゼラチン小さじ2を大さじ2の水の中に入れて良く混ぜてふやかし、電子レンジ600Wで約20秒加熱して液体にしておく。

     ボウルに牛乳100ccを入れ、①の液体ゼラチンを加えてよくかき混ぜる。

     さらにヨーグルト100gを加えて良くまぜる。

     紅姫メロンの皮をとり、ひと口大に切ったものと砂糖大さじ3をさらに入れて、ブレンダーかミキサーで滑らかにかくはんする。ガラスのコップに注ぎ入れて冷蔵庫で約2時間冷やし固める。

     【レモンゼリーを作る】
    大さじ1の水の中にゼラチン小さじ1を入れてふやかし、電子レンジ600Wで約10秒加熱。液体となったゼラチンを水100cc、レモン汁小さじ1、砂糖大さじ1の中に入れてよくかき混ぜて、小さめの保存容器に入れて、冷蔵庫で約2時間冷やし固める。

     飾り用にメロンを「1センチ角切り」にしたものと、「くし型」に切ったものをつくる。

    ⑦ 固まったメロンヨーグルトプリンの上に、角切りメロンと、固まった⑤のレモンゼリーをスプーンで崩しながら乗せて、ミントの葉とくし型メロンを飾り、完成!

     

    binary comment

    前田さん
    レモンの酸味が紅姫メロンの甘さを引き立てる色鮮やかで爽やかなデザートです。

    発酵食品のヨーグルト効果で腸内環境を整え、メロンとレモンのビタミンCで疲労回復、免疫力アップも期待されます。

     



    昔は高級品であったメロンですが、近年では品種改良も進み、プリンスメロンやアンデスなど品質と価格のバランスが取れた多くの品種が店頭に並ぶようになり、食卓におなじみの顔となりました。

    そして福井県では6月末現在、まさにメロンの旬!!

    この時期は、直売所やスーパーなどでも様々なメロンが楽しめますし、メロンに関するイベントも県内で数多く開催されています。

    最近では、毎年メロンの旬である6月に福井駅前ハピリンで「メロンまつり」が開催。

    2021年も感染対策のもと、6月26月・27日にハピリンで「ふくいメロンまつり2021」が開催され、県内の多くのメロンファンが集結しました。

     

    メロンに関するイベントは大盛況。大人から子供まで大人気です(2021年6月)


    旬の時期は、甘みや果汁がアップし、最高の味わいを楽しむ事ができます。

    直売所などを訪ねて、ご自分のお気に入りのメロンを見つけるのも良いですね♪

     旬の野菜や果物を楽しみながら味わい、いろいろと工夫して“野菜・果物をとる”という意識を持ち、習慣づけることはとても大切なこと。

    四季折々の野菜や果物に触れながら、自分のライフスタイルにあった野菜の摂取方法や楽しみ方を見つけていきましょう! 

    また来月をお楽しみに~。

    過去の連載はこちらから

     

    野菜ソムリエとは? 
    一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が認定する民間資格。

    野菜や果物の目利き、栄養、素材に合わせた料理法など毎日の食生活に欠かせない野菜・果物の幅広い知識をもちつつ、それぞれのおいしさ、楽しさを伝えるスペシャリスト。

    全国で5万人以上の有資格者が料理教室、セミナー講師、食育活動、コラム執筆、青果販売など、さまざまなフィールドで活動しています。
    (日本野菜ソムリエ協会HPより)

    ※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

    ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

    ともき
    writer : ともき

    ふくいの食に関することが大好きな、ふーぽ編集部おいしい「食」担当。
    ふくいのおいしい情報を中心に、野菜ソムリエとしての視点も活かした記事をお届けしま す。 最近のマイブームは農家さんや漁師さんからの情報収集。ふくいの食は奥が深い!

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