小松市の日本酒メーカー「農口尚彦研究所」へ。茶室をイメージしたテイスティングルーム「杜庵」では、5種の日本酒が味わえます。

小松市の日本酒メーカー「農口尚彦研究所」へ。茶室をイメージしたテイスティングルーム「杜庵」では、5種の日本酒が味わえます。

こんにちは、ふーぽ編集部の雪森です。

石川県小松市の山間部にある観音下町(かながそまち)は、福井県につながる国道416号線に隣接する観音山の麓に位置する地域です。

観音山は、山頂に観音菩薩が祀られており、古くから観音菩薩信仰の霊場として、そして日華石の採掘場として知られてきました。

そんな霊験あらたかな場所にあるのが、「農口尚彦研究所(のぐちなおひこけんきゅうしょ)です。

「農口尚彦研究所(のぐちなおひこけんきゅうしょ)は、「能登杜氏」四天王の一人と賞され、失われかけた山廃仕込みの酒を復活させた醸造家、農口尚彦氏の技術やスピリットを継承するため、2017年に設立されました。

グレーの壁の外観が目印。スタイリッシュな建物です。

館内は、醸造所の横に日本酒が醸造されるまでを解説したギャラリーが併設され、ガラス越しに醸造の様子を見学できます。

仕込み中のタンクの中をのぞくと、もろみの表面にが出ていて、アルコール発酵している様子を観察できました!

時間によっては、蔵人さんたちが働く様子も間近に見れますよ。

気温や温度、発酵の様子などが緻密に書かれた貴重な「仕込みノート」や、農口氏が参考にしていた酒づくりに関する古い書籍などが展示されています。

そして、ぜひ立ち寄りたいのが酒蔵できたお酒を試飲できる「テイスティングルーム 杜庵(とうあん)です。

茶室をイメージした室内は、能登ヒバで作られた四畳半のカウンターが置かれ、漆喰の壁とともにミニマムな空間が広がっています。

借景窓から見える里山の景色が、特別な時間を演出してくれますよ。

地元の旬の食材を使った「あて」とともに味わえるのは、3種類の山廃仕込みの酒と、好みで選べる酒2種

2通りのプランが選べます。

通常試飲プラン (5種類のお酒の試飲とギャラリー観覧)税込2,000円
Limited Edition(Limited Editionの試飲を含む、5種類のお酒の試飲とギャラリー観覧) 試飲プラン 税込3,500円
※60分で1日3回開催、8名まで(要予約)

後味が美しく、食中酒として楽しめるよう醸造されたラインナップの数々は、適切な温度で出され、色、香り、味の豊かさをじっくりと堪能できます。

 

ちなみに

ドライバー向けノンアルコールプラン 税込1,000円


もあり、運転手として同伴された方にはお茶とお菓子が出されます。

ささやかな心遣いが嬉しいですね。

蛇の目に「の」の字の酒造マークのラベルが貼られたボトルは、お土産やプレゼントにもぴったりです。

実は下戸だという農口氏が、酒の評価を直接お客から聞くため、仕事の合間に顔を出すことも多いのだそう。

仕込みが終わる3月内までが、齡90歳を迎える「伝説の杜氏」に会えるチャンスです。

観音下町の美しい自然と、洗練された味わいの日本酒を味わいに、ぜひ訪れてみてくださいね。

 

農口尚彦研究所(のぐちなおひこけんきゅうしょ)

石川県小松市観音下町ワ1-1
☎0761-41-1227
【営】11:00〜12:00、13:00〜14:00、15:00〜16:00
※「杜庵」は完全予約制
ホームページ
「杜庵」予約ページ

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

雪森
writer : 雪森

神出鬼没に福井の「あら、すてき」「これ、いいんじゃない?」スポットをすり抜けます。過敏なジャンルはファッション、バブリーな人やモノ、昭和の残り香、フランス、からだによいこと系。
いつか、ふーぽ海外取材をしたいともくろんでいます。

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