越前市吾妻町の「和宿 多葉喜(たばき)」。多くの人々に愛された料亭が歴史を伝える一棟貸しの宿へ。

越前市吾妻町の「和宿 多葉喜(たばき)」。多くの人々に愛された料亭が歴史を伝える一棟貸しの宿へ。

こんにちは、ふーぽ編集部の雪森です。

心と身体を豊かに満たす、ちょっと贅沢(リュクス)な大人時間を編集部がガイドします。

今回ご紹介するのは、越前市吾妻町にある「和宿 多葉喜(たばき)です。

多くの人々に愛された料亭が歴史を伝える一棟貸しの宿へ。


創建から変わらぬ佇まいで料亭の趣を残す「多葉喜」外観

昔ながらの住宅が並ぶ越前市中心部の一角。

時の重なりを物語る松の木が門を飾る木造二階建ての日本家屋が、一棟貸しの宿「和宿多葉喜(たばき)」です。

その名の由来は明治期にこの館を建てた当主が、多葉粉(たばこで財を成したことから。

1892年の創建から約140年。料亭として多くの要人を迎え、隆盛を極めたものの2020年に閉業。

その後建物オーナーと地元出身の建築家による再生プロジェクトがスタート。

今年カフェを備えた宿泊施設として再建されました。

1泊朝食付きで税込50,000~72,000円(2~6名まで)。1階部分の客室2部屋や居間・食堂と浴室などを自由に使用できる

門をくぐると格式高い入母屋(いりもや)造りの玄関がお出迎え。

各部屋には網代(あじろ天井や丸太の床柱、虫食いを生かした欄間(らんまなど、随所に貴重な意匠が残され、古き良き時代の気配を漂わせています。

庭に面した開放感あふれる客室。夜には庭の灯篭に明かりが灯され、幻想的な雰囲気に

またすべての部屋から池泉式庭園を眺められるのも、元料亭ならでは。

朝夕と縁側で過ごせば、心身ともに羽を伸ばすことができます。

今では貴重なタイル張りの浴室。金継ぎが施され、当時の雰囲気をそのまま残した

伝統工芸のまちで伝えられてきた歴史と文化、そしてそれを守る人たちの真摯な想い。

すべてのピースが揃った今、国内外から訪れる旅人のための宿り木として、新たな章を紡いでいます。

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

雪森
writer : 雪森

神出鬼没に福井の「あら、すてき」「これ、いいんじゃない?」スポットをすり抜けます。過敏なジャンルはファッション、バブリーな人やモノ、昭和の残り香、フランス、からだによいこと系。
いつか、ふーぽ海外取材をしたいともくろんでいます。

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