今回のテーマは「人の魅力で語る福井」。
私が取材するなかで出会った、すてきな福井人(ふくいびと)二組をご紹介します。
まずは、 福井市にある「夕方画廊 分室ニホ」のオーナー岡本京美さん。

オーナーの岡本京美さん。アパートの4部屋を抜いたギャラリーは展示方法もユニークです
私にアートの面白さを教えてくれた人です。
あと、たまごサンドの奥深さも…。

「月刊fu」2014年10月号「毎日がサンドイッチ」で、たまごサンド探しの案内人をしてもらいました
出会いは、12年前のこと。
福井県立美術館で開催された「ミケランジェロ」展で、コラボカフェを準備中だった京美さんが、月刊fu編集部に飛び込んできたのです。
展覧会の特集タイアップが決まっていたこともあり、すぐに意気投合しました。

「くりのすけ栗プリンパフェ」。全部センスよくておいしかったけど、特にパフェとホットサンド、レモネードが好きでした
閉幕後は「美術館喫茶室ニホ」のオーナーとして、11年。
たくさんの人から、「居場所」として愛され、アートを身近に感じられるきっかけをくれるすてきな喫茶室でした。
ここでの出会いをきっかけに、幾多の特集が生まれたんですよね。感謝。
そして、現在は喫茶室を閉じ、画廊オーナーに。

金髪ベリーショートにイメチェン。めっちゃ似合う!!
人と人をつなぐのが趣味(?)の京美さんは、今度は地域の美術作家とアートファンの架け橋として、今日も午後2時から8時まで、そっと画廊のドアを開けています。
二組目は、大野市で活動するフードユニット「nishoku(ニショク)」のお二人。

野菜ソムリエの三嶋香代子さん(右)とナチュラルフードコーディネーターの村上洋子さん(左)
某ローカルCMで、「大野はいい人ばっかや〜」というフレーズがあるのですが、それを地で行くお二人にいつも心が洗われています。
月刊fuとふーぽにて連載中のレシピは、その人柄を映したように、ナチュラルでやさしい料理です。
簡単なのに丁寧で、nishokuならではのひと工夫が隠し味になっていて、じんわりとおいしいんですよね。

個人的に印象深かった「ハイサイ!沖縄弁当」。トロトロお肉のラフテーに、ほろ苦ゴーヤチャンプルー、食感も楽しいにんじんしりしり
最近では、nishokuの3人目を自称し、「sanshoku」として一緒に研修旅行ならぬ食い倒れツアーに出かけることも。
これからも、3人でたのしいレシピをお届けしていきます。
曇天が続く福井の冬を明るくするような、やさしくてあたたかいポジティブパワーを持つ人が福井にはたくさんいます。
ぜひ、またの機会にご紹介します。