個人的に思わずしてしまうのは…赤ちゃん連れのママを見かけるとつい話しかけること。
私自身、7歳女子と3歳男子の二児の母なので見知らぬママでも同志というか、戦友というか。
普段は道を聞くのも躊躇するくらいなのに“小さな子を持つ母”という共通のキラーコンテンツがあるだけで勝手に仲間意識が芽生えてしまい声をかけずにはいられなくなります。

運動会なんて行った日には、他人の子でも頑張る姿を見るだけで涙、涙、涙!
…と、ここだけ切り取るとまるで不審者なので弁解を! そう、きっとこれは職業病。
何か共感できる部分を見つけたら相手をより知りたくなる、話したくなる、伝えたくなる。
だから子連れママにも声かけちゃう。それが編集者ってもんです。(ほかの編集者からの意見はあえて聞きません笑)
もう一つ、ちゃんとした(?)職業病で思わずやってしまうことを…。
ずばり「写真撮影」です。
雑誌やWEBを作る我々編集者は基本的にカメラマンと稼働する、と思っていますよね?
その通り、撮影するのはカメラマンです。
が、撮影ディレクションをする私たちも写真に文字をのせる場合のセッティングをはじめ構図や光の具合、ストーリーの演出など理解して動かなければならないことが沢山あるのです。
カメラマンと阿吽の呼吸で進行するために日頃から、気になるものがあれば常に写真を撮りまくるようになりました。

最近カメラマンに撮ってもらった“昼飲み特集”での一枚。おいしいアテで一杯飲みたい~!
でも本題はここから。写真を撮るだけじゃありません。職業柄、私が「思わずしてしまうこと」。
それは、必ず“縦と横で撮ること”です。
例えばプライベートでランチに行った時。
前菜のサラダがきました。縦カットぱちり、横カットぱちり。
パスタもきました。サラダ含めて縦・横ぱちり。単体だけでなくフォークですくって縦・横ぱちり。
遅れてドリンクもきました。もう食べ始めているのでサラダとパスタは後ろでボカしつつ、ドリンク縦・横ぱちり。
もうなにが何だか。ひとり、大忙しです。
さらに、撮った写真は別に掲載するとかじゃありません。
媒体に使う予定もなく、ただただ、撮る。しかも縦横。
自分の記録用と言えばそうなのかもしれませんが明確な目的もなく、でも謎の使命感に駆られて、撮る。


店の料理だけじゃなく、自作のキャンプ飯まで縦横撮っていたようです。完全に無意識なので、もはや儀式。
ここまでくると、無意識にやってる自分が怖いレベルです(笑)。
でも今回のエッセイで、フォルダに眠っていた縦横写真がようやく日の目を見ました。ありがたや、ありがたや。
私の縦横フォトコレクション、定期的にここで成仏させていいですか?(笑)