その時々で変わるのですが、一年のうちで一番“日本人み”が高まるのが、桜のころ。
3月下旬、ソメイヨシノの開花に始まり、しだれ桜に移り、5月中旬のシバザクラ(桜じゃないですが、名前が桜なので桜とします)まで。
私のお花見行脚(一部)をご覧あれ。

「日本さくら名所100選」に選ばれている、福井市足羽川の桜並木。
ぼんぼりに浮かび上がる夜桜もオツです。

こちらは雪山をバックに、大野市の亀山に立つ「越前大野城」。
10月から4月末にかけて、雲海に浮かぶ“天空の城”としても有名です。

福井市の「一乗谷朝倉氏遺跡」のシンボル、唐門に寄り添うように咲く薄墨桜。
「兵(つわもの)どもが夢の跡」という風情で、心にしみます。

坂井市丸岡町竹田地区のしだれ桜。
約700本以上あるというしだれ桜が咲き誇るさまは、桃源郷もかくや、の美しさ。

福井市の足羽山にある「足羽神社」のしだれ桜も格別です。
アジサイの開花期間限定で、手水舎(ちょうずや)に色とりどりのアジサイが浮かぶ
「花手水(はなちょうず)」もすてきです。

もちろん、花よりだんごも忘れません。というか、セットです。
足羽山の名物「こんにゃくおでん」(写真左)と「とうふ田楽」。
ゆでたこんにゃくに、甘みそや、地がらしがピリリと効いた辛みそを合わせる「こんにゃくおでん」と、
香ばしく焼いた豆腐にみそを塗って仕上げる「とうふ田楽」。
あぁ、日本人、いや、福井人で良かったとしみじみ感じ入る味わいです。

最後はもう一度大野市に戻って、圧巻のシバザクラ。
田んぼを縁取るカラフルな花々はとてもファンシー。
夜の滑走路みたいで、ドライブの気分も上がります。
※桜の写真はすべて撮影:Hiroshi Ohnuki