「若狭の食と魅力のバトンを未来へコツコツつなぎたい。」若狭町の合同会社みずたま・藤本よしこさん【嶺南こんにちは通信】

「若狭の食と魅力のバトンを未来へコツコツつなぎたい。」若狭町の合同会社みずたま・藤本よしこさん【嶺南こんにちは通信】

こんにちは、ふーぽ編集部です。

嶺南在住クリエイターがいま会ってほしいローカルピープル情報をお届けする【嶺南こんにちは通信】

今回は、若狭町の合同会社みずたま・藤本よしこさんです。

お気に入りの嶺南スポットも教えていただきました。

若狭の食と魅力のバトンを未来へコツコツつなぎたい。

「生まれ育った大好きな若狭町は、自然がいっぱい。その中で育まれた福井梅や野菜、米など地元の食の魅力を伝えたいんです」。

そう話すのは、フードクリエイター藤本よしこさん。

17年間、県内外の飲食店やイベントで地域食材を使った商品開発やメニュー監修などを手がけてきました。

2023年に活動の幅をさらに広げるため、「合同会社みずたま」を設立しました。

若狭町でドライブインを営んでいた祖父と母の姿を見て育ち、幼い頃から料理に親しんできました。

美方高校卒業後は音楽を志して上京。

音楽学校で学び、プロのシンガーとして活動していましたが、25年前、結婚を機にUターン。

敦賀市内の助産院で出産した際、「食物が体を作るという大切さを再認識した」ことが、食の道に進む転機となりました。

その後はシンガーの活動と並行して、同市内のカフェでヴィーガン料理のシェフを務めたことを皮切りに、県内外の料理店で経験を重ねました。

嶺南の食と観光を巡る「若狭路レストランバス」に企画・運営で携わった実績も

2018年には友人と「一般社団法人SwitchSwitch(スイッチスイッチ)」を立ち上げ、地域活性化にも取り組んでいます。

県年縞博物館に併設する「cafe縞(しま)」の運営を担い、福井梅を使ったカレーなどを開発。

また、三方湖の伝統漁法で獲ったフナを使った「寒ぶな缶」を県や若狭 高校生らと共同開発し、2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。

いずれも観光客から好評です。

三方五湖の一つ、水月湖の年縞掘削をイメージして考案したメニュー「年縞SAND」

2年前からは、米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚さんがオーナーを務める福井市「すし吉正」の店舗コーディネートも行っています。

 

「近年、食をめぐる環境が大きく変化し、若い世代に健全な食生活を伝える難しさを痛感しています」。

全国の食の現場に関わるたびに、地元の食文化を守り、次世代につなげたいと想いは増すばかり。

そのため、生産者と消費者が交流できる場づくりなどのアイデアを温めています。

「嶺南をはじめ国内外の熱意ある料理人や生産者らと協力し、地道に発信する役割を担いたいですね。誰かと一緒に何かをするのが楽しくて。人が好きなんですよ」

 

藤本さんにとって、食は人生そのもの。

今日も故郷への誇りを胸に、食の恵みを未来へとつなぐ明かりを灯しています。

合同会社みずたま
☎︎050-1248-0549

\藤本さんに会えるのは/
福井県年縞博物館内「cafe縞」
福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1
☎0770-45-3039
【営】11:00~ 16:00
【休】火・水曜

お気に入りの“嶺南”スポット

レインボーライン【若狭町】
藤本さん

山頂からの眺めは本当に絶景!三方五湖と日本海が一望できます。
貴重な年縞が発見された水月湖を見るたび「若狭町はすごい!」と感動しちゃいます。梅林や漁港も見え、町の人々の営みと、先人たちが守ってきた自然や風土を感じ、故郷がますます好きになります。

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

ふーぽ編集部
writer : ふーぽ編集部

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