キッチンSDGs。毎日使う台所だからこそ、意識したい環境のこと。

キッチンSDGs。毎日使う台所だからこそ、意識したい環境のこと。

こんにちは、ふーぽ編集部です。

毎日使う台所だからこそ、環境のことは考えてしまいますよね。

今回は、消耗品の見直しゴミの活用など、今日から気軽に始められる、キッチンでできるSDGsについてご紹介します。

 \教えてくれた人/

南方智美(なんぽうともみ)さん
美浜町出身。
エシカルライフコーディネーターとしてみつろうラップの販売やワークショップを行う
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少しの工夫で楽しく快適な台所づくりを。

SDGsは環境を守り、持続可能な社会を作ることが主な目的ですが、自分や家族が心地よく暮らすために意識したいことでもあります。

私が生活を見直しはじめたのは、子どもの暮らしをもっと安全にしたいと思ったから。

身近なところから考え、使うものや習慣を変えていくことが第一歩です。

 

台所で特に意識したいのは、プラスチックを極力使わない“脱プラ”。

プラスチックは便利でさまざまなところで使われているので全てなくすのは難しいですが、減らすことはできます。

天然素材でできた消耗品を選んだり、ラップをみつろうラップに変えて使用頻度を減らしたりと、できる範囲で身の回りのプラスチック製品を減らしていきましょう。

また、使い終わった布巾は雑巾にするなど、ものを長く使う気持ちも大切です。

 

最近は環境に優しい素材の洗剤や保存容器などが増え、デザイン性の高いものも販売されています。

みつろうラップは好きな布で作ってみると楽しいですよ。

難しく考えず、台所を自分好みにカスタムする感覚で取り組んでみてください。

 

Step1・消耗品を見直す

素材はもちろん、自分にとって使い心地の良いものを選ぼう。最低限をそろえるようにすれば、ムダのないすっきりしたキッチンに

環境に優しい素材をチェック


スポンジや洗剤容器など、プラスチック製品が多い台所まわり。

なるべく環境に優しいものを買うよう心がけてみましょう。

スポンジは買う時に材質をチェックし、天然素材でできたものをセレクト。

洗剤もリサイクル容器のほか、石油由来の合成界面活性剤ではなく、天然由来の界面活性剤を配合したものを使いましょう。

また、見落としがちなのが生ゴミなどを入れるゴミ袋。

ポリ袋派も多いが、紙製なら水気を吸い取ってくれるのでゴミのかさが減るほか、臭い対策にもなるのでおすすめ。

古新聞紙を折って作るとムダが少ないです。

 

【LESSON】新聞紙で生ゴミ袋づくり

① 見開きの新聞紙を二つ折りし、折り目が上になるように置く。下側を約4分の1折る。

② ①を裏返し、左右のどちらかを3分の1折る。

③もう片方も折り、②で折った側の下半分のポケット部分に入れ込む。

④ ③を裏返して、上部が三角形になるように角を内側に折る。

⑤ ④で作った三角の部分を下部のポケット部分に入れ込んで折る。

⑥ ひっくり返して広げれば完成。たくさん作ってストックしておくと便利。

Step2・生ゴミを資源化

コンポストで堆肥にする


家庭で1日に出る生ゴミの量は平均で400g程度。

水分の多い生ごみは燃やすのに多くのエネルギーを使いますが、微生物の力で生ゴミを分解するコンポストを使えば堆肥として再利用できます。

小型から大型までさまざまですが、初心者にはバッグや箱型のコンパクトなものがおすすめ。

庭や畑があるなら埋め込むタイプや、設置型を使えば大量の生ゴミも処理できます。

堆肥化できるもの 傷んだもの、腐ったもの、カビが生えたもの、排水溝の生ゴミ、果物や野菜のくず、調理くず、種、卵の殻、肉・魚類、 食べ残し、コーヒーやお茶の出しがら
堆肥化できないもの 貝殻、栗・タケノコ・トウモロコシの皮、塩分が多い調味料、生ゴミ以外のもの、雑草、生花

※コンポストによって異なる場合があるので、詳しくは購入先で確認を

 

【PICK UP】家庭でチャレンジしやすいコンポスト

LFCコンポストセット

専用バッグと基材、説明書などのセットで、持ち運びやすいデザインが魅力

400gの生ゴミを1.5~2カ月間投入でき、2~3週間ほどで堆肥に。

LINEで使い方を相談できるのも嬉しい。

単品税込4,994円。

使い勝手が良ければ定期便も可能。

ローカルフードサイクリング株式会社

ホームページ

ダンボールコンポストセット+(プラス)

二重底仕様のダンボールと専用の基材、温度計、使い方が書かれた冊子とファスナータイプの虫よけカバーのセットで初心者も安心して使えます。

毎日出る生ゴミを投入して混ぜると、3カ月程度で堆肥ができます。

税込3,940円。

NPO法人 循環生活研究所

ホームページ

Step3・ゴミを減らす

天然の保湿性と抗菌作用で野菜が長持ちするので、サンドイッチやおにぎりの包みにもピッタリ。みつろうが溶けないよう、冷ましてから包んで

みつろうラップを活用する


天然素材のみつろうと好きな布を使って作るみつろうラップは、繰り返し使えるのでゴミの削減につながります。

手の体温で溶けて容器にピタリと密着するのはもちろん、形状記憶するため、箱の形にしてお菓子トレイにするなど使い道もさまざまです。

お手入れは水で軽く洗って干すだけと簡単なのも嬉しいです。

電子レンジは使えないので注意を。

【LESSON】おうちでできるみつろうラップの作り方

〈 用意するもの 〉

・綿布(25cm×25cm)

・シート状のみつろう約 10g(オンラインなどで購入可)

・クッキングシート 2枚

・アイロン

① クッキングシートの上に綿布をのせ、布の上にみつろうをまんべんなく並べる。

② クッキングシートを①の上に敷き、アイロンでみつろうを溶かし、全体に広げる。

③ みつろうが足りない部分が出てきたら、みつろうを少しずつ足す。

④ クッキングシートから③をはがし、1分ほど冷ましたら完成。


いかがでしたか? 

毎日使う身近な台所から、取り入れてみてくださいね。

こちらの記事ではフードロスを減らせる調味料のストック術を紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

今日からできるキッチンの調味料ストック収納アイデア術。

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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