県内高校そば打ち界の“名門”、啓新高校そば部を取材しました。

    県内高校そば打ち界の“名門”、啓新高校そば部を取材しました。

    多くの愛好家を魅了してやまない「そば」。

    そのすそ野は若い人たちにも広がっていて、2011年からは全国高校生そば打ち選手権大会が開催され、『そば打ち甲子園』としてそば打ち高校生たちの目標となっています。

     

    福井県内の高校にあるそば部の中で、今回は福井市の啓新高等学校の活動を見せていただきました。

      部員数も実力も県内トップ級!

       

       

      啓新高校そば部は、2019、20年の県高校生そば打ち選手権大会で団体、個人とも連覇している、県内でも指折りの“名門”そば部です。

       

      13年にそば同好会として発足し、活動は7年目

      週2回の部活でそば打ちの練習に打ち込むだけでなく、各種イベントでのそば打ち実演や高齢者福祉施設でのそばの振る舞いなど、幅広い活動を繰り広げています。

       

      そば打ちマイスターの認定証を手にする三年生

       

      現在は2年生6人、1年生4人の10人が活動。

      創部当初は調理科の生徒が中心でしたが、入学後の体験などを通じて、普通科の部員も年々増えてきています。

       

      21年3月に卒業する3年生5人は、福井県麺類業生活衛生同業組合から「そば打ちマイスター」の認定を受けている実力者。

      また全国高校生そば打ち大会(通称「そば打ち甲子園」)にも出場を続けており、出場した第5回大会から連続して6年連続敢闘賞受賞(10位以内に与えられる賞)を受賞しています。さらに19年には団体戦で5位、 個人戦では17年に個人戦で3位という上位入賞の実績も残しています。 

      20年はコロナ禍で開催されませんでしたが、今後は先輩が残した成績を上回る、全国で3位以上の入賞を目標に掲げているそうです。

       

       

      一心にそば打ち技術を磨く。

      ある日の部活動にお邪魔すると、準備を整え終わった部員から、それぞれが黙々とそば打ちの練習を始めていました。

      2年生ともなると、ずいぶん技術も身に付き、流れるような動きで、水回し、こね、延しと進めていきます。

       

      部員のそば打ちを見守る安久さん(左)

       

      そば部には、県麺類業生活衛生同業組合理事長の宝山栄一さんと、全日本素人そば打ち名人大会の第五代名人の安久義二さんというそうそうたる2人が、週に1度、ボランティアで指導に訪れています

       

      それぞれの部員に合った技術での指導を心がける宝山さん(右から2人目)

       

      2人はまず基本に添った打ち方を指導します。

      その上で、例えば体や手の小さい女性の部員には「こねる時に片手で、体重をかけてこねた方がよい」などと、部員それぞれに合った打ち方を示すように心がけているそうです。

       

      さらに宝山さんは

      そば打ちは、体だけでなく、頭も使う。集中して、水加減や練り方などを絶えず考えないと上達はしない」

      と、奥の深さを強調。

       

      文化部と運動部双方のよい点を兼ね備えていると語ります。

       

      社会との接点が生まれる部活

      先輩が後輩に打ち方のポイントを教える場面も

       

      そば打ちの研鑽だけだなく、公民館まつりや各地のそば祭りなどに出向いての実演や、高齢者福祉施設でのそばの振る舞いも、そば部の重要な活動です。

      黙々と打つだけでなく、校外の幅広い年代と交流する機会も多いのです。

       

      こうしたイベントへ参加するためには、部員全員の役割分担や仕事の流れなどを把握し、いかにスムーズにそばを提供できるかを考えることが欠かせません。

      自分が将来飲食店を経営する時のシミュレーションの場とする強者(つわもの)も少なくないそう。

       

      後継者育成への期待も大きい

      打ち上がったそばの出来栄えをチェックしてもらう部員

       

      そもそもそば部の誕生は、県の「後継者育成支援事業」で調理科生徒がそば打ちを体験したのがきっかけ。

      その反応がよかったため、同好会、部活動昇格と、トントン拍子で活動が広がってきました。

       

       

      その後継者づくりという意味でも、少しずつ種まきの成果は現れ始めています

      卒業生の中にはそばを中心とした料理店に就職した部員もいるほか、和食の道を志望し「そば打ちを強みとして将来は店で出してみたい」と考えてる生徒もいるそうです。

      「福井のそば打ち文化を未来に残したい」、という宝山さん、安久さんの思いは、しっかりと部員たちにも伝わっているようです

       

      部長・副部長にインタビュー

       

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      部長・武田瀬梨加さん(好きなそば:きつねそば)
      そば打ちは難しいけれど、そこが楽しさでもあります。

      1年生のころから自分が打ったそばを食べてもらって、学校の先生や親戚の人たちに「おいしくなったよ」と言われると、成長を実感して励みにもなっています。

      イベントなどで接客を担当すると、いろんな人から、それぞれの人のそばへの思いを聞かせてもらえるのも楽しみです。

       

       

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      副部長・林一生さん(好きなそば:天ぷらそば)
      そば打ちは一回一回、気温や湿度、粉の質で水加減が変わり、それに合わせた打ち方をしなければならないことが、難しさでもあり、面白さでもあります。

      部活ではイベントなどに参加することがあり、そこでお客さんの対応をしたり、厨房を連携して回したりと、多くのことを学ぶことができます。

      将来は和食の道に進みたいので、自分でコース料理を出せるようになったら、そばを入れたいと思います。

       

       

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