出汁にうまさの秘密あり。越前市にある蕎麦屋「山むろ」の昔ながらの中華そば。

出汁にうまさの秘密あり。越前市にある蕎麦屋「山むろ」の昔ながらの中華そば。

こんにちは、ふーぽ編集部です。

今回は、福井県越前市にある蕎麦屋「山むろ」が手がける、昔ながらのスタンダードな「中華そば」をご紹介。

素朴だけど味わい深く、今もなお愛され続ける理由を伺いました。

蕎麦つゆベースの心ぬくもる味わい。


1921年創業、越前市の「山むろ」では、蕎麦やうどんと並び「中華そば」が人気を集めます。

「中華そばはシンプルだけど、奥が深い」と話すのは3代目店主の佐々木哲男さん。

その「奥」には、出汁のとり方が大きく関わっています。

琥珀色に輝く上品な一杯。ガラスープは毎日3時間かけて仕込みます

「うちはスープのベースに昆布やカツオで出汁をとった“蕎麦つゆ”を使う。それに鶏ガラと豚の丸骨を煮詰めたガラスー プをブレンドすれば、“極上のスープ”が完成するんです」と佐々木さん。

蕎麦つゆを土台に丁寧に時間をかけてつくるスープへのこだわりが、奥行きのある味わいを生み出します。

「作るのに手間がかかるんだけど、『中華そばはやめないで』と楽しみにしてくれるお客さんがいるから、なかなかやめられないんです」と佐々木さんは笑います。

60年以上前の店の写真。「中華そばは、まちなかでしか食べられない高級品でした」

 

鼻先をくすぐる芳醇な香りと共に中華そばが運ばれてきます。

「中華そば」税込780円。具は自家製チャーシューとよく塩分を抜いたメンマ、ネギ、かまぼこ

ひと口含むと澄んだガラスープの風味に、心まで優しく包まれます。

約一日かけて仕込む自家製のチャーシューはスープに浸って柔らかくなり、口の中でほろほろと崩れます。

スープと細麺を絡めると素材の旨味をしっかりと感じられ、体中に沁み渡ります。

どこか懐かしい気持ちになるのは、日本人のDNAを刺激する蕎麦つゆをベースにしているからでしょう。

昔ながらの「中華そば」を愛する人たちの気持ちを大切に、佐々木さんはこれからも極上の一杯をつくり続けます。

山むろ

福井県越前市神明町1-8
☎0778-22-0699
【営】11:00~14:30、17:00~19:30(火曜は昼のみ営業)
【休】水曜
ホームページ

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